こんにちは。
猫の下僕です。
ジブリ映画の「耳をすませば」に
出てくる、男爵。
この猫の人形は、主人公である月島雫が
書いた続編的映画「猫の恩返し」の主人公
でもあります。
「耳をすませば」では、夕日を浴びて
キラキラと目が光っているのが印象的
でしたね。
実際に夕日を浴びて光る人形は存在
するのでしょうか。
調べてみました。
エンゲルスチーマー
劇中では、天沢聖司が「天使の部屋」と
表現していましたね。
人形職人が、針と糸で縫いつける際に
偶然できた細かい傷が輝いているという
ことだそうです。
なお、エンゲルスチーマーではなく
正確には、エンゲルスツィマーだ
そうです。
ツィマーという単語で気づいた人も
多いかもしれませんが、ドイツ語です。
スペルはAngelus Zimmerで、直訳で
天使の部屋、ということなんですね。
エンゲル・スチーマーと誤解していました。
追記 正確なドイツ語スペル
ドイツ語従事者様より正確なドイツ語スペルの
情報提供を頂きました。
ありがとうございます!
スペルは「Engelszimmer」とのことです。
2語からなる単語ではなく1語で成立する
単語のようですね。
エンゲルスツィマーが現れている人形は実在する?
原作者はこの件について明確な回答は
出していないようです。
また、人形に詳しい友人に聞いてみま
したが、うわさとしても聞いたことが
ないとのこと。
アニメの設定なのか、現実として存在
する事象なのかすらわかりませんでし
た。
しかし、たとえば猫目石(キャッツアイ)
など、宝石の屈折率による光学現象は
たくさん存在します。
バロン男爵の目も宝石ですので、外部の
傷により、光の反射が起こることも十分
ありえるのではないでしょうか。
男爵のような光る目の人形の情報を
お持ちの方、情報をお待ちしています。
バロン男爵の目はなんていう宝石?
雲母片岩と言われていましたね。
あまり聞いたことのない名前ですが、
どんな宝石なのでしょうか。
実は、あのエメラルドの原石です。
正確には、エメラルドの原石である
緑柱石を含んだ鉱物ということになり
ます。
純粋なエメラルドは非常にレアで、
多くは不純物などが含まれています。
なお、エメラルドは人工合成の手法が
確立されているため、合成エメラルドが
安く入手できます。
まとめ
・エンゲルスチーマーはドイツ語
・正確にはエンゲルスツィマー
・日本語の直訳は天使の部屋
・現実にエンゲルスツィマーは存在しない?
・バロン男爵の目は雲母片岩という、
エメラルドの原石を含んだ鉱物
以上です。
残念ながら、バロン男爵のような
目が輝く人形の存在は確認できません
でした。
引き続き調査を続けていますので、
ご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひコメント欄等でご一報ください。