「トレンドブログ」という稼ぎ方が世の中に知れ渡ってからかなりの月日が流れましたね。
実際にそれなりの収益を上げている人がいる一方、月5000円にすら届かずに辞めていく人が後を絶ちません。
私の周囲でも「やってみたいから教えてよ」と近寄ってきて結果を出せず「お前は詐欺だ」と捨て台詞を残して消えていく人がたくさんいます。
失敗する人の大半は、ある勘違いをしています。
トレンドブログの基礎の基礎
初心者が最も勘違いするのは「独自性が必要」という点です。
もちろん他のブログや大手マスコミの情報をそのまま掲載してはいけませんし、そもそもそれでは稼げません。
そして独自の切り口・独自の観点で語れた方がブログの価値は高まります。
ただ、独自性と独りよがりは違います。
大前提として、トレンドブログは「多くの人が知りたい情報」を調べて提供する必要があります。
googleなどで検索する人は何かを知りたがっていたり、同じ思いを共有したいと思っています。
トレンドブログはそれを満たすのが仕事です。
つまり、他人が興味のない話を延々としても結果はついてきませんし、話題の人や出来事であってもどうでもいい切り口や他人が興味を持たない部分をクローズアップしても成果は出にくいです。
たとえば、テレビなどで活躍したちょっとかわいい素人のプライベートを知りたい人へ向けて「〇〇の彼氏は？画像は？」というタイトルの記事を書いたのなら、「調べたけどわかりませんでした」ではなく正確な彼氏の情報が必要となります。
※素人の交際相手の正確な情報を調べ上げるのは不可能なので、この手の記事は書いてはなりません
あなたは非常識です
「多くの人が知りたいこと・興味があること」を書くためには、世の中の流れを見る力が必要です。
この際、「常識的な感性」がある人ほど記事は書きやすいです。
自分が思ったことを多くの人に共感してもらえるのであれば、思ったままに記事を書いても（SEO的に正しく検索上位になれば）結果が出ます。
ただ、トレンドブログを始めようとしている多くの人は「常識」がありません。
そもそも、この世のあらゆる人は「すべてのジャンルについて常識的な感性を持っている」ということはあり得ません。
個人の好き嫌いは千差万別なので、どうしたって好みによって各ジャンルの知識や受け取り方が異なります。
トレンドブログはたくさんのジャンルの記事を書くため、自分の興味が薄いジャンルについては世間の一般的な感覚と乖離した内容になりがちです。
だからトレンドブログを書くのなら「自分は非常識だ」という認識を持ち、「世間一般の感性とズレがある」という可能性を常に考慮しなければなりません。
トレンドブログは「美人投票」
「世間の常識と自分の常識を一致させるという意識が必要」というのは、株取引などで使われる格言の「美人投票」に似ています。
この格言は「美人投票で上位になる人を予想すること」と「株取引で稼げる銘柄を選ぶこと」が似ているという意味です。
要は「自分がそう思う対象」よりも「多くの人がそう思う対象」に投票するべきだという話です。
この二つの対象は似ているようで大きく異なります。
トレンドブログもできるだけ多くの人の興味のある情報を提供するため「美人投票」の考え方が必要です。
自分の興味があることを自分の思ったまま書くのは、ただの「個人ブログ」であり、有名人のような「書いている人自身のファン」がいる状態でなければ結果が出ません。
最後に
トレンドブログがうまく行かない人は、「独自性」に固執するがあまり「多くの人が興味を持っていない記事」を書いていないでしょうか。
私自身も世間の常識とズレた感性を持っているため、油断すると何を言っているのか・何を主張しているのかわからない記事を量産してしまいがちです。
トレンドブログは誰もが簡単に始められますが、自分の思っていることをただただ書き連ねるだけで稼げるわけではありません。
「人の知りたい情報なのか？」
「その情報を調べている人が使うワードで検索上位を取れているか？」
「その知りたいことの答えが記事内に書かれているか？」
この3つはトレンドブログの基礎中の基礎です。
どんなにブログが成長しようとも、この基礎を忘れるとpvは増えません。
常に意識しましょう。
「独自性」というのは、意識しなくてもにじみ出ます。
「量産型」と呼ばれる同じひな形のブログであっても、自分の言葉で記事を書く以上、自分の感性が盛り込まれます。
もちろんトレンドブログを憎んでいる人たちからは「量産型ｗｗｗ」と揶揄されますが、そういう輩は相手をバカにするのが目的ですし、そもそも客ですらありません。
そういういわゆる「アンチ」はターゲットではないので除外しましょう。
揶揄するコメントをしてくれるアンチに対しては、その書き込みのIPを遮断すれば相手側もあなたのブログを見ることができなくなるのでwin-winになれますよ。