当記事は「トレース~科捜研の男」の
原作漫画のあらすじです。
現実の人物・団体・事件とは一切関係が
ありません。
また、フジテレビのドラマとは設定や
登場人物等がやや異なっています。
とはいえドラマでのネタバレが含まれる
可能性もありますのでご注意ください。
第3話から続く家庭内事件。
被害者である父が区議会議員のため
世間で話題になっており警視庁は
自首してきた息子を緊急逮捕しています。
しかし科捜研に持ち込まれた資料を
鑑定した真野礼二は予想外の真実を
見つけ出しました。
第4話は解決編になります。
事件概要
詳細は第3話をみていただきたいのですが、
ざっくり言うと父と息子が口論となり
息子が包丁で父を刺したという事件です。
「家族間の殺人」は殺人事件全体のうち
半数近くを占めるそうです。
「家族は無条件で愛情に溢れる」というのは
幻想なのかもしれませんね。
鑑定の結果
「ありふれた事件」と思われ真野礼二を
除く全員が「犯人は息子」と決めて
かかっており鑑定も形式的なものという
杜撰な調査が行われようとしていました。
しかし真野礼二の「人間の言葉は主観の
塊」という信念で詳細に鑑定が行われた
結果、凶器の包丁の根元には女性の血が、
そして包丁の柄と被害者のズボンからは
男性の体液と思われるものが見つかった
のでした。
新たな鑑定依頼
前回の依頼では「人血のDNA鑑定」
のみだったため体液については鑑定
できませんでした。
報告を受けた捜査一課の刑事・虎丸は
翌日に新しい嘱託書(依頼書)を持って
きます。
娘の供述
疑いがかかった時点で観念したのか
娘は供述をはじめています。
中学生の頃から父に乱暴されており
半ば諦めていたようですが、事件の
日は台所を片付けておらず、自然と
ほぼ無感情のまま父を刺したとのこと。
ただし相手は男性でガタイもよかった
ために致命傷にならず激昂し逆に襲われ
かかっていたところに兄がかけつけ
トドメを刺したということのようです。
兄は妹を助けたのですが最初の一撃を
妹がしていたため、ばれるのが怖くて
言い出せなかったとしています。
真実はまだ完全に明るみになっていない
この時点で一件落着のように見えますが
実はさらに真実が隠れています。
妹の供述によって体液は父親のものと
考えられていたのですが、体液は被害者では
なく被疑者である兄のものでした。
家庭内事件ではよくあること
包丁の柄に被疑者の体液がついている
ということは被疑者の手に体液がついて
いたことを示しています。
鑑定では「いつついたか」まではわからない
のでこれは不自然なことではありません。
自室で体液がついた可能性もあるためです。
真相
科捜研の鑑定と兄・妹双方の供述で
真実がわかりました。
毎週月曜日に妹は父に乱暴されており
兄は毎回それを影から盗み見ていた
のでした。
そのため妹が父を刺した直後にその場に
すぐに割り込めたわけです。
兄は妹を助けたわけですが、妹が
中学生の頃から乱暴されていたのを
助けずずっと盗み見ていたわけです。
後味の悪い事件ですね。
打ち上げ
事件の真相が明らかになり、虎丸と
真野礼二、沢口ノンナはいつもの
居酒屋で飲んでいます。
いつもの成都酒家です。
この居酒屋はカラオケもできるようで
盛り上がるメンバーですが真野礼二は
いつものようにクールに無反応を貫き
誘った虎丸をがっかりさせています。
虎丸泥酔
はしゃぎすぎた虎丸が泥酔したため
科捜研のメンバーはじゃんけんで送る相手を
決めます。
運悪くじゃんけんに負けたのは真野礼二
です。
タクシーで帰る途中、虎丸は「寄りたい
ところがある」と真野礼二をとある場所へ
連れていきます。
その場所とは23年前に発生した練馬での
一家殺人事件です。
その事件とは・・・
次回へ続きます。
個人的感想
兄はやっぱりクズでした。
ニートやアニメ・漫画好きという点に
偏見を持ってはいないのでその点に関しては
クズだとは思いませんがこんな状況に
なるまで毎週覗いていたというのはヒドい
ですね。
歪な家庭環境だったことを考えると
今回の事件は必然だったのかもしれません。
最後に
フジテレビ「トレース~科捜研の男」の
原作漫画の第4話あらすじを紹介しました。
例のごとく不適切な用語をオブラートに
包んだ表現にしていますのでわかりにくい
部分が多々あるかと思います。
興味を持った方は原作漫画を手にとって
みてはいかがでしょうか。
ドラマとは語られる事件内容が違うため
新鮮な気持ちで読むことができますよ。
今回の事件もなんとも言えない暗い
気分になりますね。
結果だけを見ればニートでアニメや漫画が
好きな兄が父を刺したという事件です。
途中の鑑定結果によって乱暴を受けた妹を
助けた兄という側面が見えましたがさらなる
鑑定により兄は毎週妹が乱暴されていたのを
影から盗み見ていたことが発覚します。
なんとも後味の悪い事件ですね。
捜査官や科捜研の人たちは毎日にように
このような事件と向き合わなくては
ならないのを考えるとメンタル面が心配
ですね。
※
この記事は漫画の内容を紹介したもので
あり、フィクションです。
現実のものではありません。
次回へ続きます。