TBSドラマ「テセウスの船」第6話ではついに音臼小事件の真犯人が発覚しました。
が、「話が違う」と考察を楽しんでいた人から落胆の声が上がっています。
私もこの結末にはがっかりです。
公式サイト・原作者が嘘をついた
「テセウスの船」は漫画が原作のドラマですが、公式サイトでは原作者からの手紙として「ドラマは原作と犯人が違うと聞いています」というメッセージが紹介されています。
参考:テセウスの船公式ページ news 2020.01.30
このメッセージがあるからこそ、物語がほぼ原作通りに進んでいるにもかかわらず真犯人は誰なのかという推理が盛り上がっていました。
こういうフェイクをアリにしたらもうなんでもありになってしまいますね。
ヒントはドラマの画面にしか隠れていません
原作者が「真犯人は原作と違う」と言った際、あわせて次のようなメッセージもありました。
ネタバレサイトにご注意ください
ヒントはドラマの画面にしか隠れていません
※第6話放送時点で公式サイトを確認に行ったところ、このメッセージがなくなっています。私の勘違いで公式サイトではなく週刊誌やテレビ情報誌に掲載されていたものかもしれません
結局、「真犯人は原作とは異なる」という情報そのものが「ドラマの画面」の外の「ネタバレ」だったために偽物だったということですね。
本当の犯人は?
第7話の予告では最後にこんな煽りメッセージがあります。
引用:YouTube公式 YouTuboo
原作通りだとするならば、本当の犯人はアイツです。
せめてここからはドラマオリジナルの展開を見せて欲しいですね。
原作漫画以上の感動は待っているのか
第6話まで引っ張っておいて、結局犯人は原作漫画通りでした。
それはそれで意外ではありますが、原作通りということは原作を越えられていないということです。
果たして2度目の平成元年の「解決編」では原作を越えられるのでしょうか。
私は原作既読組ですが、小学生の加藤みきおの共犯者や音臼小学校のお楽しみ会の結末、そして3度目の現代という全てのシーンで原作はすばらしい完成度です。
これを単純に映像化しただけでは原作越えはできません。
すでに完成している作品の上を行くのは相当難しいですよね。
最後に
TBSドラマ「テセウスの船」の真犯人は原作漫画とは違うと公式で言っておきながら、結局加藤みきおが真犯人でした。
これまで必死に考察している人の中には「そりゃないよ」と落胆の声を上げている人も多いです。
「ヒントはドラマの画面にしか隠れていません」というメッセージそのものが「原作と違う」というフェイクを見抜くためのヒントだったようですね。
2度目の平成元年の世界はどうなるのでしょうか。
ここからは原作通りではなくその上を行く結末を描いて欲しいですね。