TBSドラマ「テセウスの船」は第4話から第6話まで現代が舞台となります。
第4話ではシンの姉である佐野鈴(現代では改名して村田藍)と結婚しようとしている車椅子の男性が、音臼小学校に通っていた加藤ミキオであることが明かされました。
さらにその義理の母親は音臼小学校で教師をしていた木村さつきであることも発覚しています。
この二人は見るからに怪しいですが、どちらかが犯人なのでしょうか。
原作漫画をネタバレしていきますのでご覧ください。
怪しい人物1、車椅子の男・加藤ミキオ
まずは車椅子の男である加藤ミキオが怪しいですね。
シンの姉である村田藍と結婚予定です。
第1話では村田藍の顔に痣があったためDVをしている可能性があります。
また、藍側はシンに対し恋愛感情ではなく贖罪で付き合っているとカミングアウトしています。
加藤ミキオはそのことを気付いていないとは考えにくいですよね。
さらにもう一つ、現代の世界で田村シンと会っても何も言い出さないのは怪しいです。
短期間とはいえ、小学校の多感な時期に学校の先生としてやってきた同姓同名で同じ外見の人物について何も感じないのでしょうか。
同一人物だとは思えなくても、親族ではないかと疑うのが自然ですよね。
別の気持ちが強く働いていてそれどころじゃなかったのかもしれません。
怪しい人物2、白いカツラの老婆・木村さつき
白いカツラ(おそらくは白髪)の老婆は木村さつきで、加藤ミキオの義理の母です。
音臼小事件の後にミキオを養子として迎えています。
第4話ではあきらかに佐野文吾への強い憎悪を見せており、村田藍を監視し田村シンが被害者の会で新証言を集めるのを邪魔しようとしていました。
さらに予告では過去に何度も登場した不気味な絵を持っているシーンもあり、一番怪しい人物と言えそうです。
ドラマを視聴している側からすると、第4話時点でこれだけ怪しいなら逆に真犯人ではないという予想もできますね。
後半が「解決編」や「反撃編」になる可能性もありますが。
原作では?
ここからは原作のネタバレがあります。
ご注意ください。
原作では、真犯人は加藤ミキオです。
当時小学生だったため捜査の網をかいくぐれたようです。
実際には綱渡り状態でただただ偶然見逃されただけで、ちょっとでも疑いがかかっていればすぐに捕まるようなザルな計画でした。
昭和ならまだしも平成元年はそこまで警察も無能ではない気がしますが、村人全員が家族のような環境で善良な子どもが邪悪な行動をするとは誰も思わなかったのでしょう。
なお、加藤ミキオは複数の大人を味方につけています。
義母である木村さつきもその一人で、なぜか狂信的な言動をしています。
原作では現代で証言をしようとしている人物をとんでもない方法で阻止しました。
原作とドラマは真犯人が違う
第4話まで、細部はことなるものの基本的な流れは原作通りです。
ですので原作既読組にとっては真犯人は加藤ミキオ以外考えにくくなっています。
ですが、原作者が「ドラマは真犯人が違うと聞いている」とコメントしており、さらには竹内涼真が「第4・5・6話の「2回目の現代」はオリジナル要素がかなり増える」と予告しています。
原作既読組にとってはここからが本番と言えるでしょう。
加藤ミキオ・木村さつきの二人が怪しすぎますが、ここからどう変化していくのか楽しみですね。
最後に
TBSドラマ「テセウスの船」の第4話からは現代が舞台です。
加藤ミキオと木村さつきという怪しい人物が登場しています。
原作では真犯人は加藤ミキオですが、ドラマでは違うようです。
「加藤ミキオが違う」と言っておいて木村さつきが真犯人だったら拍子抜けなので別の人物が犯人なのでしょう。
そろそろオリジナル要素が増えてきます。
原作既読組も油断できませんね。