TBSドラマ「テセウスの船」が第8話でついにオリジナル展開に分岐しましたね。
真犯人のはずの加藤みきおが共犯者に裏切られ、気絶させられてしまいました。
原作における加藤みきおの動機と、ドラマ版の黒幕の動機の予想をしますのでご覧ください。
加藤みきおの動機は子どもらしい自分よがりなものだった
加藤みきおはドラマ版でも「すずちゃんのためだよ」「正義の味方は一人でいい」と口にしていますね。
原作での加藤みきおの動機も「すず」です。
加藤みきおは音臼村に引っ越してきた際に厭世観を持つ不貞腐れた子どもだったのですが、偶然隣の席だったすずの明るさによって救われています。
当然のようにみきおはすずを好きになります。
すずは好きな人のタイプを「父のような正義感のある人」と答えています。
このことで、みきおは佐野文吾を消して自分だけが正義の味方になることですずを自分のものにしようと考えたのです。
歪んでいますね。
原作のみきおは精神的な病を抱えていた?
原作では、加藤みきおはたくさんの眼球に監視されているという幻想を持っています。
この眼球はときおりみきおに指示を出していました。
描いていたイラストも精神的に問題があるように見えますよね。
そしてそもそも片想いの同級生を振り向かせるためにここまでの騒動を起こすのもまともな判断ができているとは言えません。
それらを合わせて考えると、みきおは何らかの精神的な問題を抱えていた可能性が高そうです。
ただし、原作では最終的にみきおが病気だったのかどうかは描かれていません。
ドラマオリジナル展開 本当の黒幕の動機を予想
第8話時点で怪しげな動きをしたのは2組です。
過去の事件
今回の一連の事件より前に何らかの事件が起きており、その復讐を考えている人物がいそうです。
おたのしみ会で村人たちが校庭ではっと汁を準備していたときに田中正志が
井沢「昔は色々あったけど」
徳本「もうベンチ入りメンバーだ」
と言われていました。
このセリフから、何らかの事件が起きており田中正志が村八分にされていた可能性が考えられます。
そして今でもまだ正規メンバーではなくベンチ入りメンバーということも。
おそらくこの事件は田中正志の母親が亡くなった事件のことでしょう。
桜を前にして徳本とともに話をしており、
徳本「あんなことがなかったら」
と呟いていました。
言い争い
もう1組は音臼小学校の教員です。
校長先生と木村さつき先生です。
おたのしみ会が終わった後、田村心が村を歩き回っていたときに二人は学校で口論をしていました。
会話内容はわかりませんが、お互い手を激しく振ってヒートアップしていることがわかります。
おたのしみ会時点では二人ともみきおを守るという同じ立場でしたのであれほど口論になる理由がわかりませんよね。
二人ともみきおの共犯者でどちらかが裏切ろうとしているのかもしれません。
片方は無関係で共犯者であることを知り止めようとしているのかもしれません。
最後に
TBSドラマ「テセウスの船」がついにオリジナル展開になりました。
原作では主犯格だった加藤みきおが黒幕に眠らされています。
黒幕は誰でしょうか。
原作では校長や村人たちにスポットが当たっていません。
過去の事件の話や木村さつきと校長の口論なども登場しておらず、このどちらかが黒幕の動機と関係している可能性がありそうです。
残り数話、どうなるのか楽しみですね。