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お金に貴賎なし ただし使い道には良し悪しがある 投資・浪費・経費の違いを知ろう

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「職業に貴賎なし」という格言(?)は有名ですが、それをもじって「お金に貴賎なし」と口にする方も多いです。

 

実際、「どんな方法であれ得られたお金は同じ価値を持っている」というのは事実です。

 

ただし、使い道になると変わります。

 

投資・浪費・経費の違いを理解していないと、ずっと貧乏なままです。

 

なお、ここでの「理解」とは、この3つの単語の意味を説明できることではなく、それを実生活に取り入れられている状態を指します。

 

「理想はソウダケドネー」と言い訳をしてしまう人は、理解しているとは言えません。

 

 

 

投資・浪費・経費

 

それぞれ以下の通りです。

 

投資・・・使ったお金以上の利益が見込める行為

浪費・・・利益が見込めない行為

経費・・・自分が生活する上で必要な出費

 

 

貧乏人がすべき投資

 

貧乏な人は「投資は富裕層のもの」として一切見向きもしません。

 

しかし、貧乏人こそすべき投資のジャンルが存在します。

 

それは「スキル」と「道具」です。

 

投資とは使ったお金以上の利益が見込める行為です。

 

一般的に「投資」という単語からは株取引などを思い浮かべる人が多いですが、「スキル」も「道具」も投資になり得ます。

 

 

スキル

 

資格を取得することで給料がアップするのであれば「使ったお金以上の利益が見込める」に該当しますよね。

 

もちろん、プログラマなのに宅建を取ったり、外国人の取引相手と会話することがまずないのに英会話を学ぶのは「使ったお金以上の利益が見込める」とは言えないので投資ではありません。

 

これについては「もしかしたら将来役に立つじゃん」という反論をする人がいます。

 

ですが、それに対する返答は「もっと先にやるべきことがある」です。

 

「もしかしたら役に立つ」よりももっと役に立つ可能性のある資格に投資すべきです。

 

 

道具

 

道具や(アプリなどの)ツール群を購入することも投資です。

 

よりよい道具を手に入れることによって効率よく仕事ができれば、より多くの収入が得られます。

 

時間給で働いているサラリーマンの方々であっても仕事の効率が上がれば早く帰ることができ、空いた時間を別の投資に回したり、余暇を楽しむことで翌日以降もモチベーション高く仕事ができたりします。

 

仮に「早く終わらせても追加のタスクを回されるだけ」という職場であったとしても、時間効率のいい人材はその会社にとって価値があるため、給料が上がるかもしれませんし、確実にリストラ対象にはならずに済みます。

 

 

浪費

 

「浪費は避けるべき」というのは言われれば誰もが「わかってる」と返事しますね。

 

ですが、実際には理由を付けて浪費をしてしまいます。

 

 

経費と勘違いする浪費

 

経費というのは生活をしていくために必要な出費です。

 

食費や家賃などが該当します。

 

しかし、食事や住居に関する出費であっても経費ではなく浪費のケースも存在します。

 

たとえば「間食」は食事ですが最低限必要な出費とは言えません。

 

さらに言えばおしゃれなかっふぇーでの2000円も3000円もするランチも最低限必要な出費ではありません。

 

それは経費ではなく浪費のカテゴリで、削れそうなら削るべきだという認識をしましょう。

 

 

浪費はゼロにしなくていい

 

「浪費は悪いもの」という認識は必要ですが、だからといって完全になくすべきということではありません。

 

「趣味」に関する出費は今回の3つのカテゴリで分けると浪費に含まれますが、趣味を一切持たない生き方はそもそも楽しくないですよね。

 

同様に間食もランチも日々を楽しむためには必要な出費です。

 

だからゼロにしなくてもいいんです。

 

 

優先順位を間違えない事

 

当記事が言いたいのは「優先順位を間違えない」です。

 

「浪費をしたから投資に回すお金がない」というのが問題なのであり、しっかり投資をした上で浪費にもお金を使うというのは充実した日々を過ごすことができるので問題ありません。

 

 

投資と経費

 

ところで、投資と浪費であれば優先順位は誰もが(実際にできているかは別として)投資だと答えますね。

 

では「投資と経費」ではどうでしょうか。

 

私は「投資」だと思います。

 

もちろん、経費(必要な出費)がすでに「生き延びるためのギリギリの出費」となっているのならもう削れません。

 

ですが普通の人々はそこまで削りきっていないはずです。

 

たとえば家賃で言えば、もっと安い部屋を探せばいくらでもあるというケースは多いです。

 

食費も常に生きる上でギリギリ合格ラインの栄養価の最安値のものを食べているわけではありませんよね。

 

 

今がもし経済的に苦しいという貧乏な状況であるのなら、経費を削ってでも投資に回すべきです。

 

繰り返しますが、投資は「使ったお金以上の利益が見込める」という行為です。

 

スキルは手に入れれば継続的に収入を生むものが多いです。

 

今多少無理をしてでもスキルを得られれば、それにより生活がラクになり、さらに余裕が出てくれば新しいスキルを習得して地獄のような生活から脱却することができます。

 

 

最後に

 

お金の使い方の優先順位を紹介しました。

 

「お金に貴賎なし」と言いますが、使う対象には良い悪いがあります。

 

 

貧乏な方は「投資に回すお金がない」と言い訳をして現状から変わろうとしていないように見えます。

 

スキル習得にしても「お金がないから無料でなんとかできないか」というお金よりも時間を使いたがる方が多いです。

 

無料で親身になって教えてくれる奇特な人を捕まえられたらいいのですが、ネットの情報や書籍などで勉強するのであればそれは時間効率が悪いので結局お金を産むレベルになるのに時間がかかり、地獄の生活が続きます。

 

貧乏ならば多少無理をしてでもお金を注ぎ込んで投資しましょう。

 

 

なお、「多少無理をして」に借金は含まれません。

 

借金は浪費と経費を限界まで削り切った上でさらに無料でどうにかする時間すらもなく、セーフティネットなどの公的サービスを頼ってもどうにもならない人がすべきです。

 

 

 

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