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被害者を傷つけるアドバイス 最悪な善意の凶器とは?心ない人にならないために

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事件や事故というのは、突然発生するものです。

 

そして、突然あなた自身やあなたの近しい人が被害者になります。

 

そんな時、善意で声をかけて傷つけてしまわないようにしてください。

 

 

 

最悪な善意の凶器

 

「被害者を傷つけるアドバイス」の一つに、「後出しのアドバイス」というものがあります。

 

つまり「あなたはは〇〇だったから被害にあったんだよ」というものです。

 

言っている本人はほぼ100%善意によるもので、「〇〇しなければ被害は防げた」というのは本人にとってはアドバイスのつもりです。

 

ですが、そのセリフはほとんどの被害者にとって迷惑です。

 

 

なぜかわかりますか?

 

「時は戻せない」からです。

 

もう被害に遭った以上、その事件の原因は取り除くことはできません。

 

それに「あのときこうしていれば」というのは被害者自身が何度も思い返して後悔している内容でもあります。

 

だから、どんなに近しい相手であっても「あのときこうしていれば」という後出しのアドバイスは無意味であり、「んなことわかってんだよ!!」という気持ちになります。

 

しかも相手が善意で口にしているため邪険にすることもできず、ただただ「そうですね。わかります」としか答えられません。

 

 

じゃあどうすればいい?

 

被害に遭う前に「こういうことに気を付けて」と助言をするしかありません。

 

既に被害に遭ってしまった人にはアドバイスは不要です。

 

もう終わったことなのでなかったことにはできません。

 

ただただ心のケアをすることに注力すべきです。

 

 

加害者予備軍じゃなく被害者候補に言うのはなぜ?

 

被害に遭う前の助言について、一部の方は強烈な反論をしてきますよね。

 

たとえば旅行者や電車に乗る人などに「被害に遭わないために〇〇するといいよ」と言うと「加害者が悪いのになんで俺が(私が)行動を制限されなくちゃいけないわけ?」と激昂なされます。

 

加害者が変われるのであれば変わるべきです。

 

悪いのは間違いなく加害者で、たとえ隙があったとしても被害を受けた方が悪いということにはなりません。

 

とはいえ、それでも、私は被害者候補に気を付けてと言うことは間違っていないと思います。

 

なぜなら、加害者はクレイジーだからです。

 

私は被害者側の人のほうが理性的で真っ当な人が多いと信じています。

 

だから被害に遭わないようなアドバイスを聞き入れてくれるだろうと思うのです。

 

加害者には「そんなことしちゃだめだよ」と言っても聞く人はいません。

 

〇〇をしようとしている人が「○○アカン」というポスターを見て〇〇をするのをやめるでしょうか。

 

私は加害者側の思考回路がわかりませんが、たぶんやめないでしょう。

 

なんせ加害者は加害者なんですから。

 

一部の交通事故などを除き、この世のほとんどの加害者は(計画的か衝動的かの差はあるとはいえ)危害を加えようとして行動します。

 

危害を加えることを望む人に何を言っても無駄です。

 

だから真っ当な被害者になってしまうかもしれない人に、被害に遭う確率を下げるような行動を取るようアドバイスをするんです。

 

私は加害者を人間だと思っていません。

 

猛獣と同類の言葉が通じない生き物だと思っています。

 

猛獣に「そんなことしちゃだめでしょ」と近づくのは危険です。

 

だから人に対して「猛獣対策」をアドバイスするんです。

 

 

繰り返しますが、被害者の人たちに隙があったとしても、それは罪ではありません。

 

罪だから直せと言っているのではなく、加害者はクレイジーだから避けろと言っているんです。

 

この違いは伝わるでしょうか。

 

私の(ごく一部の)知人にはどうしてもうまく伝わらず毎回のように口論になってしまいますが、落ち着いて考えればこちらの主張もわかっていただけると期待しています。

 

 

ウザすぎる「だから言ったじゃん」

 

後出しアドバイス同様、「だから言ったじゃん」も被害を受けた人を傷つけるセリフです。

 

事前に忠告していたことをこれみよがしにアピールしても、アドバイスした側が気持ちよくなるだけです。

 

確かに、危ないと言われていることをして失敗している人を見たら何か言ってやりたくなる気持ちはわかります。

 

ですが、繰り返しますが被害に遭った後にそれを言われても被害者は改善のしようがありません。

 

もちろん、「次に同じ被害に遭わないように」という意図でアドバイスしているのでしょう。

 

ただ、被害者は言われるまでもなくそんなこと理解しています。

 

すでに被害に遭った人にアドバイスは不要です。

 

「なんでこんなことになったか教えて?」など、被害者がなぜ被害にあったのか理解できておらずアドバイスを求めてきた場合のみ助言しましょう。

 

それ以外のケースでは(もし被害者のことを大切に思っているのであれば)心のケアに注力してください。

 

 

最後に

 

被害者への後出しのアドバイスを善意でやってしまう人はとても多いです。

 

被害者を傷つけることにしかならないのでやめてください。

 

「どうすればよかったか」ではなく「今後自分が相手をどう支えていくか」を話してください。

 

過去ではなく未来のことを話してください。

 

 

一方で、被害に遭う前のアドバイスについては口を酸っぱくして繰り返してもいいと思います。

 

加害者のほとんどはクレイジーな思考回路を持っており、意図的に危害を加える気でいるため「やめろ」と言ってもやめません。

 

避けられるリスクは避けましょう。

 

「君子危うきに近寄らず」という格言はそういうことだと思います。

 

ただ、事前に散々繰り返した忠告を無視して被害に遭った相手に「だから言ったじゃん」というのもやめた方がいいです。

 

相手は「被害」という最悪の形の教訓を得ています。

 

追い打ちは不要です。

 

 

 

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