普通の人にとって夢は叶わないもの
と考えている人は思いのほか多いようです。
そういう人と話す機会が多いのですが、ある共通点を見つけました。
もし何か叶えたい夢があるのなら、参考になるかもしれません。
量が足りなさすぎる
「量より質」という言葉が過剰にもてはやされた結果、努力せずに結果を出すことにこだわる人が多くなっています。
何も努力をせずに結果を出すのはかっこいいですが、それは無理です。
努力せずに結果を出している人は「時代の流れにたまたまマッチした」という偶然パターンもありますが、多くの場合は影で努力をしています。
努力を努力と思っておらず「努力をしていない」と言う人もいますが、それはただの言葉遊びです。
結局夢に向けてたくさん行動しているのは事実です。
一発逆転に見えたとしても、それは「下積みの努力が報われなかったのがある時に一気に開花した」というだけであり、それまで何も努力していなかったという意味ではありません。
つまり、質も大事ですが、量はそれ以上に大切ということです。
根性論・精神論の話ではない
努力=根性論、努力=精神論などと勘違いしている人も多いですね。
もちろん、夢と無関係な努力は無意味です。
極端に言えば「給料を増やしたい」と考えているのに「ダイエット」を努力するというのは無意味です。
夢を叶えたいのであれば、そのための努力をしなければ意味は薄いです。
夢が叶わない人に共通する口癖
夢を夢で終わらせる人の口癖は「そこまではやりたくない」です。
実際に口にしなくても、頭の中で考えたことがある人は多いのではないでしょうか。
夢が叶わない人の多くは、叶えるためにやったほうがいいことをやっていないことが多いです。
たとえば、自分が目標としている人と同じだけの行動ができていますか?
初心者は能力的に劣っているので、同じ結果を出すのに目標としている人の何倍も行動して初めて同レベルの結果が得られます。
にもかかわらず、なぜか初心者は「そこまではやりたくない」といって少ない行動で夢が叶わないと嘆いています。
これでは目標とする人との差は開く一方ですよね。
また、自分を売り込む努力を嫌悪している人も多いです。
この点についても「そこまではやりたくない」と言う人が多いです。
技術的にトップレベルの人と差がある状態で、雇い主や発注者が存在を知らない初心者が自分を売り込まないで結果が得られるはずがないですよね。
それでは「白馬の王子様がいつか私を迎えに来てくれる」と夢見ている少女と変わりません。
もちろん今言ったことは初心者が「人として劣っている」という意味でも「才能がない」という意味でもありません。
そのジャンルに限り、能力がまだ磨かれていないだけです。
だから初心者こそ中級者・上級者よりも量を増やす必要があるんです。
夢が叶わない初心者の多くは自信過剰
初心者で行動量が少ない人は自信過剰です。
「自分なんかができるわけない」と口にしてはいるものの、その一方で「自分は夢が叶った人たちより少ない努力で夢を叶えられる」と信じています。
人が夢を叶えるために必死になって努力した姿を見ようともせず、ちょこっとマネしてうまくいかないからといって「俺には才能がない」なんて言い出します。
そもそも才能というのはそのジャンルのトップクラスがひしめく最前線に立って初めて必要となるものであり、初心者が中級者レベルになるためには不要です。
最後に
夢が叶わない人のほとんどは行動量が足りません。
努力が足りません。
初心者の段階で、中級者と同じくらいの量を行動している人はほとんどいません。
自分を売り込むための努力を「そこまではやりたくない」と言いだす人もとても多いです。
もちろん、そのジャンルのトップに立つならば量だけではどうにもならないことがあります。
ですが初心者がその道で喰っていける程度の中級者になるだけだれば、必要なのは才能ではなく行動量です。
「10000時間の法則」というトップアスリートになるために必要な時間の法則が存在します。
その10%の時間だけでも全力で行動してみてはいかがでしょうか。
夢を叶えるために必要な行動を選定し、そのために1000時間濃密な努力を重ねて、それでも夢に近づいていないようであれば諦めましょう。
たった1000時間の努力を「そこまではやりたくない」というのであれば、夢は叶わない可能性が高いです。