外こもりは何の苦労もせず日々ダラダラと過ごしているというイメージがありますね。
海外ノマドにしても、遊び呆けてたまにおしゃれなカフェでノートパソコンのエンタキーを強打してるイメージですね。
しかし、仕事を辞めていざ憧れの外国で好きなことをしてノンビリしようとする人の多くが「思っていたより辛い」と言って帰国していきます。
なぜでしょうか。
実際に私の周囲で外こもりをあきらめた人たちが口にした「外こもりのきついところ」を紹介します。
食事
日本食は世界的に人気なのでどこでもレストランはあります。
ですが質に対して値段が高い傾向があります。
美味しくないラーメンが500円から1000円だったり、純粋な炊き立てのご飯がなく味付き(チャーハンやピラフ)しかなかったり。
味噌やしょうゆが高いことで悩む人も多いですが、ソース(とんかつソース・ウスターソース)やドレッシング(青じそやゴマ)に至ってはそもそも入手が困難です。
そのため、現地の食事があわない場合は日々心を蝕まれます。
言葉
日本人の外こもりが世界で一番多いとされるタイのバンコクであっても、日本語を喋ることができる人は少ないです。
夜型のキレイで若い女性の中には日本語を勉強している人も多いですが、一般的なスーパーやレストランで日本語だけで通すのはまず不可能です。
今の時代、google翻訳など高性能な翻訳アプリが多数存在するので短期旅行程度なら我慢できますが、「喋るだけでも労力を使う」というのは耐えられない人が多いです。
寂しい
LCCなどで気軽に海外を行き来することができ、ネットを介してLINEやSkype、zoomで連絡が取りあえるとはいえ、実際に友人に合うことができないというのは辛い人には耐えられないほどの辛さです。
2020年4月前後の外出自粛をイメージすると耐えがたいという人のイメージがつくかもしれません。
※外出できる分マシではありますが、外出しても言葉が通じず知り合いがいないのは辛いです
不便
言葉の壁や友人知人がいないということと一部被りますが、やはり海外は日本と比べて不便です。
国による文化の違いという大きな面だけでなく、たとえば安売りのスーパーやおいしいレストランといった基本的な情報すらない状況が続くので慣れるまでが辛いです。
タイのバンコクやパタヤなどのように多くの日本人が情報を発信している場所なら多少マシですが、それでもネット上には古すぎる情報がそのまま残っていたり、期間限定の情報で結局使い物にならないということも多いです。
「結局実家が一番安心する」というのは誰もが感じることですが、外こもりはその対極にあると考えると不便で辛いという気持ちはわかるかもしれません。
最後に
外こもりや海外ノマドは自由気ままな生活のようにイメージする人がいますが、完全な理想郷ではありません。
合わない人には全く合いません。
いきなり挑戦して絶望しないように気を付けましょう。
やるにしても最初は1か月くらいの短いスパンがいいですよ。
念のため言っておきますが、私は「外こもりを断念した人をバカにしている」わけでもなく、「年単位で外こもりしている俺カッケー」と思っているわけでもありません。
私には外こもりは最高の生き方ですが、全ての人にとってそうだとは限りません。
過度な期待をしたり、いきなり極端なことはしない方がいいですよと伝えたいだけです。