仕事、辛いですよね。
最近では仕事を辞めて「お暇」しているOLのドラマが放送されたりしており日本の社会人たちが限界を迎えつつあるように見えます。
そんな人の中には東南アジアなどの物価の安い国で暮らす「外こもり」に憧れる人も多いようです。
私も大きく分類すると外こもりをしています。
実際に外こもりをする前に最低限知っておかなくてはならないことを紹介します。
目次
外こもりとは
この記事に辿り着いている時点で外こもりを知らないという方はいないかと思います。
念のため当記事での「外こもり」を定義しますと
海外で企業に所属せずに安く暮らすこと
です。
物価の安い国で貯金やネットでの個人仕事で生活費をまかなうという生き方ですね。
自分の最低限の生活費を稼げるならばいつまでも暮らしていけます。
社会人復帰はとても難しい
いきなり絶望的な内容から始めますが、絶対に無理とは言いませんが難しいです。
外こもりと社会人では生きるペースが違うため、外こもりに慣れてしまうと9時5時の定時勤務ですら過酷に感じます。
毎朝決まった時間に起きて電車に乗るだけでも苦痛です。
※個人差があります
また、日本では今でも空白期間に対する差別意識は根強く、外こもり中に何もしていない場合はそれだけで評価が下がります。
ですので、1年未満のちょっとした気分転換に外こもりで心をリフレッシュするという場合であっても復帰するのが難しいことを理解してください。
外こもりは将来が不安?
外こもりは再就職が難しいので自分で稼ぐ手段のない人は将来を不安に感じている人が多いです。
特に昔ながらのリゾートバイトや期間工で稼いでそのお金を使って外こもりしている人は働けなくなる年になる前に抜け出す必要があります。
年齢が上がれば再就職はどんどん難しくなります。
30代過ぎの何も成し遂げてこなかった人を雇ってくれる会社は過酷な職場の場合が多いです。
ただし、最近ではネット環境やノートPCの高性能化によって外こもり中に稼ぐことができるようになりました。
私も外こもりしながらお金を稼いでいるので将来を悲観していません。
日本国内に住民票がないので年金は払っていませんが、その分は自分で運用しており、60代以降も生活できるように対策しています。
※海外に住む人は住民票を抜くことで合法的に年金を支払う義務をなくせます
仕事を辞める前に絶対にやるべきこと
クレジットカードを数枚作っておいてください。
外こもりは収入が不安定で社会的信用がないのでクレジットカードを作るのが難しいです。
クレジットカードは万が一のときにお金を借りれるから...ではありません。
むしろボーナスなど確実に大金が入るイベントが存在しない状況でお金を借りてはいけません。
では何に使うのでしょうか。
それは航空券の購入など電子決済のためです。
外こもりを始めると、日本以外の国から日本以外の国へと移動することが増えます。
そしていつ出国するかなども決めることがなくなるため、海外滞在中に航空券を買う必要が出てきます。
その場合、電子決済となります。
多くの航空会社でデビットカードが使用できますが、今でも時々デビットカードを受け付けないサービスがあります。
たとえばウクライナエアは最近までクレジットカードでしか支払いができませんでした。
また海外滞在中に入ることが出来るある旅行保険会社はデビットカードを受け付けていません。
そのほか、ウクライナの長距離鉄道のネット決済もデビットカードは使えません。
私の知らない国でもデビットカードが使えない国・サービスはあるでしょう。
クレジットカードには3か月の旅行保険がついてくるものもありますので、単純に3か月分の保険料が浮かせられるため使用しないでも保有する価値は高いです。
外こもりをしながら生活費を稼ぐ
将来にわたってパソコン1台で生活費を稼ぐ手法があれば老いによって頭が動かなくなったり事故などで指が動かなくならない限り生活できますね。
今の外こもりの主流はこのタイプです。
最低限の生活費を半年分貯めたら外こもりできる
ネットでお金を稼ごうと思うならどんなに必死になっても半年はかかります。
ですので少なくとも半年は生活できるお金を貯めてから外こもりを開始しましょう。
自分はいくらで生きられる?最低限の生活費
外こもりをするにあたって、知っておくべきことの一つに「あなた自身の最低限の生活費」があります。
外こもりは生活費が安くなるとはいえゼロではありません。
今ある貯金や稼げる額、稼げるようになる額の目標値などが生活費を超えるかどうかしっかり見極めましょう。
いきなり知らない国で外こもりを始める人の大半は失敗します。
少なくとも外こもりしようと思っている国に1度は旅行してみることをオススメします。
私の最低限の生活費
例として私の最低限の生活費を紹介します。
1国目はウクライナです。
宿代:600円/日
食費:500円/日
SIM:500円/月
衣類:5,000円/月
保険:15,000円/月
合計額:53,500円/月
王道のタイの場合も紹介しましょう。
宿代:400円/日
食費:500円/日
SIM:700円/月
衣類:2,000円/月
保険:12,000円/月
合計:41,700円/月
ともに宿は個室ではなくドミトリーです。
慣れない人は四六時中誰かがいるのは堪えられないかもしれません。
個室だとどちらの国も1,000円近くかかります。
オシャレな服や「素敵な異性」への費用は計上していません。
※それは最低限の生活費ではありませんので
ちなみに最低限の生活をする際にも保険は必須です。
ギリギリの生活をしている時に病気になったら取り返しのつかないことになります。
そんな生活、嫌すぎる
最低限の生活はたしかに安いですが結構なストレスですよね。
趣味に使うお金が設定されていませんし住む場所も食べ物もギリギリです。
もちろん、外こもりはいつまでもこの最低限の生活を続けるわけではありません。
ネットで稼げるようになったら個室に泊ったり「素敵な異性」と過ごしたりできます。
それらの費用も日本よりずっと安くて済むためコストパフォーマンスが高い生き方だと私は思います。
最後に
仕事を辞めて外こもりする場合、再就職が難しいということは覚悟してください。
外こもり中に資格を取ったり起業するならば多少は望みがありますが、日本の今の中小企業は空白期間を嫌います。
大企業はそもそも一度社会から零れ落ちた人を雇ってくれません。
実際にはなんとかなることもありますが、そのくらいの意識でいたほうがいいです。
それでも外こもりをしたいのであればネットを駆使して一人で稼ぐのがオススメです。
ゼロからスタートして半年はかかるのでその間の生活費を貯めてから外こもりをスタートさせましょう。
個人的には、海外で最低限度の生活をしながらネットで稼ぐ方法を学ぶのがいいと思います。
「早くこの環境から脱したい」という思いはモチベーションを強引に維持させてくれます。