あなたは成長を実感できていますか?
努力をしていないのなら、それが原因です。
そうではなく「努力をしているつもりなのになぜか成長しない」という人もいます。
そのタイプの方々の大半は、評価されることから逃げているのが原因です。
「自分はまだ初心者だから上達してから人に見せよう」と考えていると、上達は異様に遅くなってしまいますよ。
前提
全ての「○○の理由」について「誰にでも当てはまる唯一の原因」は存在しません。
当記事は「この理由は絶対にコレ!コレさえしていれば完璧!!」と主張しているわけではなく、「これが原因の一つかもしれないよ」程度の話をしています。
あなたが当てはまるのなら参考にしていただき、当てはまらないのなら「そういう考えもあるのかな」くらいに頭の片隅に残しておいていただければ幸いです。
当記事は、「努力をしているつもりなのに周囲から評価されない」「努力をしているつもりなのに結果が出ない」という人を対象にしています。
特に学校や会社などの定期的に評価の場があるケースではなく、独学で努力している人たちを対象にしています。
「努力していないけど時間が経ったから成長しているはずだ」という不思議な思考回路の方は対象ではありません。
また「努力をしっかりしてちょっとずつ評価され始めているが物足りない」という方も対象ではありません。
後者のケースはすでに当記事の状況を超えています。
評価が努力に見合っていないという悔しさは、申し訳ありませんが当記事では解決できません。
努力が実らないのは評価の場に出ないから
多くの初心者は「滑れるようになったらスキー場に行く」というのび太くんのようなことを言い出します。
たとえば「イラストの練習をしている人がTwitterやPixivなどにアップして反応を見る」ということを初心者は嫌がります。
評価の場に出ることが結果に繋がる理由
たしかに、明らかに他の人に劣る自分が公の場に出て行けば散々な目に会いそうではあります。
その恐怖で足が竦んで「練習して上達してからにしよう」と考えてしまう気持ちはわからなくはありません。
ですが人に見てもらい評価を受けないと自分が正しく進んでいるかすら判断ができません。
特に一人で練習をしていると変な癖などがついて間違った方向に進んでしまうことが多いです。
そもそも評価というのは他人がするものなので、公の場に出て他人に見てもらわないと「評価を高める方向」すらもよくわからなくなってしまいます。
初心者は「自分がいいと思った方向」に走り出す傾向がありますが、(私を含めて)ほとんどの人は「世間の標準」とはズレています。
だから初心者の頃から他人の評価を指標に努力の方向を見極めていくのが大切です。
※もちろん「自分のやりたいこと」という軸を捨ててまで他人の目を気にする必要はありません
初心者が人前に出たら炎上するのでは
初心者の方は、公の場に出て評価を受けることを怖がります。
「下手くそ」「出直してこい」などけちょんけちょんに言われるかもしれないという不安を感じています。
大丈夫です。
確かにそういうことを平気で口にする素人さんはいますが、同じジャンルを歩んでいる人の大半は温かい目で見てくれます。
実際、私は「イラスト」や「(一次創作の)同人ゲーム」をどうしようもないレベルの段階で公開しました。
もちろん最初からイイネが大量につくなんてことはありませんでしたが、それでも数人からイイネをもらうことができました。
ゲームは「販売」なので1個も売れないだろうと思っていたら10人が購入してくれました。
しかもその中の数人がコメントで応援してくれました。
実際に公の場に踏み出すと、このように「初心者を応援する」という意図で見てくれる人がいます。
この方々を心のよりどころにして次も頑張ることができます。
これは言葉ではきっと伝わりません。
自分でも下手だと思って恐る恐る人前に出た時に現時点の実力ではなく将来への期待を込めて応援してくれるのは本当にうれしいです。
こういう人のおかげで私は筆を折ることなく続けられています。
きっとあなたも公の場に出れば応援してくれる人と出会えます。
逆に言えば、公の場に出ないと応援しようと思っている人に見つけてもらえません。
最後に
初心者から上級者まで、他人に評価される場に出ていくことは成長のための指標になります。
特に初心者は「下手くそだから否定されるのでは」と考えて評価を避けますが、初心者のころこそ独りよがりの変な方向に進まないように他人からの評価を積極的に受けるべきです。
他人の目を気にしすぎて自分のやりたいことをやれなくなるのは問題ですが、「自分のことしか考えていない」というのは大抵は評価されません。
我が道を行くのは実力がかなり高くなって相手をねじ伏せられるようになってからでいいんです。