2020年のアレで絶滅したかに思える「海外ノマド」。
海外ノマドとは、ノマド(遊牧民)のように海外を移動しながら、パソコンとネットを駆使してお金を稼ぐ人たちのことです。
実は世界的に見ると、すでに2021年2月時点で海外ノマドは活動を再開させています。
※もちろんPCR検査を受けたりワクチンを接種したり、各国のルールに則った上で移動しています
そんな海外ノマドにとって重要な関心事である「ネット代」のランキングが出ました。
私の大好きなウクライナが1位を獲得しましたので、海外ノマドに興味がある方に共有します。
※正確には固定回線が1位で、モバイル回線は5位です
ウクライナは最安!
固定回線の平均金額はウクライナが最安です。
CHEAPEST INTERNET IN THE WORLD: 2021 COUNTRY RANKING
1か月のパッケージの平均額は6.41アメリカドルです。
ちなみに、フリーSIMを使ったモバイル通信も1GBあたりの平均額が0.46アメリカドルとなっています。
モバイル通信はインドやイスラエルのほうが安いようですが、十分な安さですよね。
でも、遅いんでしょ?
私は2019年まで毎年半年近くウクライナに滞在していました。
その頃の個人的な体感ですが、「YouTubeを普通に見る程度なら問題ない速度」でした。
私はドミトリー(タコ部屋)の激安宿や最安値圏の個室、そしてAirBnBで一般のアパートを借りたりしましたが、どの家でも安定したネット回線が供給されていました。
もちろん日本の光回線や5Gに慣れている人からしたら遅いです。
ですのでおそらく超美麗3Dオンラインゲームをプレイするのはかなり厳しいです。
具体的に言えば、ウクライナでは5GBのデータをダウンロードするのに日本の4倍近い時間がかかります。
※日本は12分30秒・ウクライナは45分14秒
アップロードに関してのデータがありませんでしたが、基本的にダウンロードの速度とアップロードの速度は比例するため、ウクライナは日本よりアップロード速度も遅いと考えていいでしょう。
これはYouTuberにとっては問題かもしれません。
ネット代が安いので多少時間がかかってもいいと考えるか、サクっとアップロードできることが大切と考えるかは人それぞれです。
その他の「外こもりの聖地」の順位は?
固定回線の場合、タイは37位、ジョージアは15位です。
ちなみにモバイル通信ではタイは51位、ジョージアは33位に後退します。
そうは言っても1GBあたりの平均額はタイが1.23アメリカドル、ジョージアは0.93アメリカドルなので十分な安さです。
特にジョージアはビザなしで1年滞在できるため、海外ノマドや外こもりにはとても魅力的な国です。
※ビザに関しては2019年までのルールです。アレの関係でルールが変わっている可能性があるので大使館などの公的機関の情報を確認してください
一方日本は
211か国中105位でした。
「物価の高い日本」よりもネット代が高い国がたくさんあることに驚きますね。
ちなみに最も高いのはエリトリア(東アフリカの国)だそうです。
モバイル通信も格安SIMが出てきたとはいえ、まだまだ1000円以下の選択肢は少ないです。
大量に使う人にとっては格安SIMでも結果的にそこそこの額になる人が多いでしょう。
楽天が素晴らしいサービスを提供しはじめましたので、あれが日本の標準になればランクはかなり改善されそうな気はしますね。
最後に
ネット回線はウクライナが最安です。
ウクライナはビザなしで90日滞在が可能です。
物価も安いので海外ノマド・外こもりはアレが落ち着いてきたら来てみてはいかがでしょうか。
※ビザに関しては2019年までのルールです。アレの関係でルールが変わっている可能性があるので大使館などの公的機関の情報を確認してください
ネット回線だけで滞在国を決める人は少ないかもしれませんが、ウクライナは物価も安く日本人が想像するほど治安は悪くありません。
※首都キエフを含む西側に限ります。ドネツクやクリミアなどは避けた方がいいでしょう
東南アジア諸国と比べると宿などの質も高い傾向があるため、コスパのいい日々が送れるかもしれません。
早く2019年までのように自由に海外を旅できる日が戻ってくるといいですね。