コミュニケーションには話す力だけでなく
聞く力も大切です。
まずは一人でも鍛えられる部分を
トレーニングしていきましょう。
※ただし、コミュニケーションは一人では
完結しません。
ある程度一人で練習したら実践も必要です。
目次
聞く力は3つに分解できる
聞く力を鍛えるという目標をまずは
細かく分類してみましょう。
大きく分けると3つに分解できます。
・傾聴力
・要約力
・質問力
この3つを鍛えることで聞く力が育ちます。
上から順番にトレーニングしていきましょう。
傾聴力
一般的にはこれだけが「聞く力」だと勘違い
されていることが多いですね。
要は黙って相手の話に耳を傾ける力です。
ただし、完全に沈黙していればいいという
わけではありません。
適度な相槌をし、相手に「話を聞いている」
と思わせる必要があります。
一人で行うトレーニング方法
テレビ・ラジオに相槌を打ちましょう。
周囲に人がいる中ではできない方法ですが
効果は高いです。
最近ではYouTubeなどこちら(画面)を
見て語っているタイプの動画が多いため
対面で会話しているつもりになって
練習ができますね。
相槌のパターンとしては、
・うん、なるほどなど単純なもの
・相手の話のキーポイントを鸚鵡返し
・感情を共感したセリフ
などがあります。
「相手の話のキーポイント」とは、
話に出てくる固有名詞や話し手の
トーンが高くなるポイントです。
NGな相槌
オウム返しや共感したセリフは、無感情で
発すると相手をバカにしたセリフに聞こえて
しまいます。
例)
話し手「オレすげーがんばってさー」
聞き手「あっそ、がんばったんだ」
話し手が楽しそうに話しているのに
聞き手が上の空でこんな調子の受け答えを
していたら相手を怒らせるのも当然です。
実際に感情を揺さぶられていなくても
感情を乗せた表現をするように心がけ
ましょう。
要約力
聞く力のうち、相手の話をよく理解する
ための能力です。
3番目の柱の「質問力」のための布石
でもあります。
長い文章を一言でまとめる力です。
たった一言で全てを伝えきるのはとても
難しいですが、これができればスマートな
会話ができるようになります。
一人で行うトレーニング方法
twitterを使います。
yahoo newsなどのネットニュースや
テレビのニュース、新聞のニュースなどを
簡潔にまとめて呟きましょう。
時事ニュースに限らず、ワイドショーネタや
自分の趣味のニュースでもOKです。
このトレーニング方法のいいところは
いいねやRTで要約力が鍛えられているか
判断できるところです。
NGな要約
いいねやRTをもらうことを重視しすぎて
それが目的になってはいけません。
あくまで目的は要約力を高めることです。
いいねやRTが欲しいあまり、ニュースの
一部を切り取って事実を捻じ曲げて
面白おかしくツイートしてしまうのは
要約ではありません。
質問力
相手の話を引き出すために、これまでの
会話の中からさらに話し手が話したくなる
質問を投げかける力です。
相手の話をよく聞き、内容を要約・理解し
相手が得意とする内容や詳しいであろう
事柄について質問します。
質問力については一人ではトレーニング
できません。
ですが、傾聴力と要約力が鍛えられて
いればある程度聞く力は育っています。
質問力は実践で鍛えていきましょう。
トレーニング方法
YES・NOで答えらない質問をしましょう。
5W1Hなどと言われる
いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように
を使います。
これらの答えによってさらに話が広がり
新たな疑問が出てくることでそれを相手に
投げかけ、会話が続いていきます。
NGな質問
話し手はその話題の専門家とは限りません。
ですので、ときに内容に矛盾があったり
本人もあいまいな知識で語っているときがあります。
そこを突っ込んだ質問はNGです。
最後に
コミュニケーション能力の1つである
聞く力。
それをさらに分類すると傾聴力・要約力・
質問力に分類できます。
傾聴力と要約力は一人でも鍛えることが
できますので、人と話すのが苦手という方は
まず一人でトレーニングしてみてはいかがで
しょうか。
もちろん、ある程度練習したら実践も
重要ですよ。
会話を楽しめるようになるといいですね!