TBSドラマ「グランメゾン東京」で主人公の尾花夏樹は「日本の恥」と言われています。
その理由は3年前、パリで開催された日仏首脳会談でフランスの官僚にアレルギー食品が含まれた料理を出してしまったからです。
あの事件はどうやら誰かが裏で暗躍していたようですね。
3年前の事件の概要
当時、パリで「エスコフィユ」というレストランのシェフをしていた尾花夏樹は日仏首脳会談でアレルギー食品が含まれた料理を提供してしまいました。
さらにその後、フランス官僚が詰め寄った際にビンタをしたことで逮捕されています。
このことが日本でも報道され、尾花夏樹は「日本の恥」と言われるようになっています。
フランス官僚を殴った!?
※劇中では「殴った」と表現されていますが、実際にはビンタをしています
尾花夏樹はなぜ殴ったかを説明していないので、周囲は「自分の料理をバカにされて怒ったから殴った」と思い込んでいます。
実際にはフランス官僚がシェフたちの「労働許可証とパスポート」の提出を要求しており、フランス官僚に対するテロを企てているのではないかと疑われたことで激昂したようです。
料理中に自分の指示通り動かなかったシェフに即「出ていけ」と怒鳴り散らしていましたがシェフたちを大切に想っているようですね。
ただ、結局この事件によって「エスコフィユ」は潰れてしまっています。
シェフたちはこの事件の関係者というレッテルを貼られ、次の職場を見つけるのも苦労したでしょう。
本当にシェフを仲間だと思っているのなら感情的に殴りつけるのではなく然るべき対応をすべきでしたね。
「キムタクドラマ」に限らず、ドラマではこの手の「仲間のためなら暴力に訴えることも辞さない」というキャラクターはかっこいいという扱いをされがちですが、普通に子ども臭いです。
アレルギー食品混入は意図的だった?
第1話ラストおよび第2話予告ではあの事件でのアレルギー物質混入は意図的だったのではと疑う様子が描かれています。
たしかに料理を始める直前にアレルギー物質であるナッツ類は仕舞っています。
予定外に使われたものは尾花夏樹が持ち込んだヒナギクくらいです。
ヒナギクもアレルギー食品として知られているため、フランス官僚はナッツ類だけでなくヒナギクもNGだったのかもしれません。
ですが尾花夏樹はキッチンに残っていた料理を食べた直後に「やっちまった」という顔をしているため、その時点でわかっていた「ナッツ類」が含まれていた可能性が高いです。
ナッツ類が含まれているのだとしたらなぜ、どのタイミングで、誰がやったのでしょうか。
あの料理は尾花夏樹自身が中心となって作っていたはずですよね。
怪しいのは平古祥平?
ウニの殻にオリーブオイルらしきものを入れていた平古祥平が怪しいですね。
途中で中身が新しいボトルを使ったシーンがありました。
その新しいボトルがナッツ類の含まれたオイルだったのではないでしょうか。
もしそうだった場合、3つの可能性がありますね。
・平古祥平がうっかり間違えた
・平古祥平が意図的に間違えた
・別の誰かがボトルを入れ替えた
故意なのか過失なのかによって話は大きく変わってきますね。
尾花夏樹を陥れようとした?
あの事件が意図的に起こされたものだとしたら、誰かが尾花夏樹を陥れようとしたということになります。
たしかに、料理シーンではほとんどのシェフは尾花夏樹に眉をひそめており良好な関係ではなかったことが伺えます。
しかし「フランス官僚の命を危険に晒してまで尾花夏樹を陥れたい」と考えているのだとしたら相当な恨みを持っていることになりますね。
最後に
TBSドラマ「グランメゾン東京」の尾花夏樹が「日本の恥」と呼ばれるようになった3年前のアレルギー物質混入事件について、現時点でわかっていることをまとめました。
誰かが尾花夏樹を陥れるために意図的に混入させた可能性があるようです。
そしてさらにその人物はグランメゾン東京も潰そうと企んでいるようです。
豪華なフランス料理がたくさん出てくる「メシテロドラマ」かと思っていたらサスペンス要素もあるようですね。
想像していた以上に第1話が面白かったです。
この「3年前の事件」の真相も気になりますね。