日テレドラマ「同期のサクラ」の第3話では月村百合の父がカラオケで「同期の桜」というタイトルと同じ曲を歌っていましたね。
この曲は実在するようです。
演歌調の曲でしたがジャンルは演歌ではないようですよ。
40代または50代かそれ以上の年齢の方は知っている曲かもしれません。
同期の桜とは
太平洋戦争時に歌われていた軍歌だそうです。
美空ひばりや北島三郎などが歌ったことがあるため、戦争を知らない世代にも知られているそうです。
こちらのアルバム「軍歌戦時歌謡大全集(下) ~同期の桜~」
3枚目・1曲目に収録されています。
歌詞の内容
歌詞をそのまま書くとあの団体の方々から怒られてしまいますので気になる方は上記のアルバムを聴いてください。
内容としては、同じ兵学校を卒業した戦友に宛てたものとなっており、特攻隊を散りゆく桜に喩えたものとなっています。
当然ながら「同期のサクラ」とは全く関係がありません。
同期生という言葉はこの歌が元ネタ
この曲がもとで「同期生」という言葉が誕生したそうです。
ちなみに似た言葉で「同級生」「同窓生」などがありますよね。
違いはわかりますか?
範囲が狭い順に並べると以下のようになります。
同級生・・・クラスメイト
同期生・・・同じ年度に入学・卒業・入社した人
同窓生・・・同じ学校の卒業生
「同窓会」という名目でクラスメイトが集まることがありますが、あれは正確には「同級会」ということになりますね。
最後に
日テレドラマ「同期のサクラ」の第3話で月村百合の父がカラオケで歌っていた曲の「同期の桜」は実在する曲で、太平洋戦争時に歌われた軍歌です。
私は戦争映画が苦手なので観たことがありませんが、その手の映画では特攻隊が出撃前に歌うのが恒例となっているそうです。
「同期のサクラ」の月村百合の父は「月村組」という建設業の社長をしています。
軍歌はガテン系の血気盛んな方が好きそうなイメージがありますね。
ところで「同期のサクラ」はサクラが脳挫傷で入院するという結末になっています。
「同期の桜」同様に散ってしまうのでしょうか。