第7話では土井蓮太郎が火野すみれ(演:相武紗季)と付き合いだしました。
日テレドラマ「同期のサクラ」がスタートしましたね。
1話1年で10年間の物語ですが、第1話の時点で10年後のサクラは病院で意識不明の重体になっていることが明かされています。
その理由も発見場所も第1話で描かれていますが見逃した人が多いようなので紹介します。
サクラの病名
脳挫傷です。
しかも「重い」脳挫傷とされています。
脳に外部からの衝撃を受けることで発生する病気です。
後遺症が残ることも多い病気とされており、運動機能障害や失語、視力障害、精神的症状などが現れる可能性があります。
後述しますがサクラの場合は発見が遅れたため後遺症どころか命にも危険があるようなレベルです。
このまま昏睡状態が続くことも考えられます。
発見場所
マンションの1室です。
おそらくはサクラの自宅だと思われます。
サクラはそこでスーツを着ている状態で発見されました。
布団はしかれておらず、フローリングの床にうつ伏せに倒れている状態でした。
最近流行りのAI家電が目覚まし代わりにサクラに話しかけているシーンが描かれています。
つまり、仕事が終わって帰ってきてそのまま倒れ、少なくとも朝まで発見されていないことになります。
倒れた原因は?
ここからは私の予想です。
外れている可能性もありますので参考程度にご覧ください。
スーツを着て倒れているということは無茶な働き方をしたのではないでしょうか。
サクラは「忖度しない性格」なので会社からの無茶なノルマは無視するでしょう。
しかしその一方で、新人研修時ですら自分の考えを妥協できずに周囲を巻き込んで休日出勤やサービス残業をしました。
特に模型提出の最終日には徹夜で(さらに遅刻してまで)一人で新しい模型を作り直しています。
その性格が10年間治らなかったのだとすれば、倒れる前日も自分の夢に向かってサービス残業を続けてついに倒れてしまったという可能性が高そうです。
夢のためにサービス残業をしてはならない
私はサービス残業に親を殺されました。
なのでサービス残業を心の底から憎んでいます。
なぜか昔から「夢のために寝食を忘れて働く」ことを称賛する風潮がありますよね。
そしてなぜか「夢のためなら給料が出なくても文句を言ってはいけない」という風潮もあります。
その結果、「夢のためならサービス残業をしてでも最高品質の成果物を提出すべき」という訳の分からない主張を始める人まで出てきます。
サクラは自分の夢のために周囲を巻き込んでサービス残業をするタイプの主人公です。
私はこの手の熱い人が嫌いです。
夢や目標を持って熱く生きるのは素晴らしいことですが、会社員ならば就業時間内に全力を尽くしましょう。
残業をするのであれば適切な手続きを経て会社の了解を得た上で、適切な対価(残業代)を得ながら心身ともに健康な状態でできる範囲で働きましょう。
「体を壊してまで頑張った」というのは美談ではありません。
自分の健康管理ができないのはプロフェッショナルではありません。
社会人として失格です。
第8話 ついにサクラが倒れた原因が明かされる
サクラは故郷の橋が掛からないことに加え、心の拠り所であった祖父が亡くなったことで心を病み、うつ病となって引きこもり生活を送っていました。
そして2019年3月31日(または4月1日)、同期メンバーたちからFAXを模倣したメッセージを送られ、再び前を向こうとします。
外を歩いている際、隣人の息子が道路に飛び出し、バイクに轢かれそうになるところをサクラが助け、その衝撃でサクラは意識朦朧とします。
自力で立ち上がり「私には夢があります」と呟きながら自室へと帰り、そこで倒れてしまいます。
サクラはバイクとの接触事故により脳挫傷となったようです。
第8話冒頭では病室には隣人家族が謝罪に来ています。
最後に
日テレドラマ「同期のサクラ」では主人公の北野桜は10年後に病院で意識不明となっています。
病名は重い脳挫傷で、スーツを着たまま自宅マンションで発見されました。
私は「夢のために無茶な働き方をした」ことが祟って倒れたのではないかと思っています。
「夢のために全力を尽くし、命まで削った」という物語ではないことを祈りたいですね。
令和になっても「夢のためなら死ぬまで働く」というのが持てはやされるなら日本に未来はないのではないでしょうか。
予想は外れました。
想定外すぎる結末でしたね。
なお、第8話ラストではサクラがついに目を覚まします。
【追記】
コメントより、「脳挫傷」は外部の衝撃による怪我であることをご指摘いただきました。
ということでサービス残業による疲労の可能性はなくなりました。