フジテレビドラマ「悪魔の弁護人」では御子柴弁護士事務所の事務員の日下部洋子にベッキーが起用されていますね。
数年前の不倫騒動によって今でも一部の視聴者からの評判が悪く、さらに妊娠が発表されたこともあり「なぜベッキーが起用された?」という声がネット上であがっていました。
そのベッキーが日下部洋子役に起用された最大の理由は第3話のセリフのためなのかもしれません。
過ちは一生糾弾されなくちゃならないのかな
本ドラマの主人公・御子柴礼司は14歳である事件を起こした人物です。
第2話では裁判中に自らその事実を公表しました。
このことで弁護士事務所には嫌がらせが殺到し、弁護士会でも懲戒処分の話が持ち上がっています。
日下部洋子とルームシェアをしている桜葉あすみも御子柴礼司を毛嫌いしている一人です。
第3話では「弁護士をクビになればいい」と言い出す桜葉あすみに対し、日下部洋子がこんなセリフを言っています。
罪を犯した人は前を向いて行きてちゃダメなのかな
過ちは一生糾弾されなくちゃならないのかな
日下部洋子役のベッキーは御子柴礼司ほどの罪を犯したわけではありませんが、例のあのことが頭に浮かんだ視聴者は多かったようです。
ネットが一時「このセリフをベッキーに言わせたくて起用したのでは」と盛り上がりました。
ベッキーの過ち
ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫のことですね。
芸能人の不倫はなぜか多くの一般人が激怒する罪です。
ベッキーと川谷絵音はスクープの後に「友達で押し通す予定」「センテンススプリング」などふざけたライン内容が流出したことで騒動が拡大しました。
特にベッキーは男性に触られることすら嫌がる「清純派女優」で売り出されていたこともあり、「芸能界から去れ!」など辛辣なコメントが溢れました。
過ちは一生糾弾されなくちゃならないのかな
ベッキーのこの騒動は2016年1月のものですが、2020年になろうかという今でもまだ糾弾している人は多いです。
ベッキーが日下部洋子役として口にしたこのセリフは、多くの視聴者に「ベッキー自身の気持ち」として受け取られたようです。
そろそろベッキーは許してあげて(笑)
私はベッキーにそれほど嫌悪感はありません。
もともと特に好感を持っていなかったので不倫騒動があった時も「あ、そうなんだ」程度にしか思えませんでした。
というか2016年はそんなことよりSMAP解散騒動の方が大事件でした。
個人的には、もともと芸能人の不倫にも興味がないこともあり、なぜ未だにベッキーがここまで騒がれているのかよくわかりません。
ドラマの役柄は当然として、テレビに映っている状況ではたとえバラエティや情報番組であっても芸能人たちは何かしら演じています。
清純派女優やアイドルだって裏ではタバコを吸っているかもしれませんし、マネージャーにダル絡みしているかもしれません。
芸能人の私生活はどうでもよくないですか?
不倫は日本では民法上の「不貞行為」に当たるためやってはいけないことではありますし、川谷絵音の奥さんの気持ちを考えれば不倫した二人には何らかのペナルティはあってしかるべきです。
ですがそれをするのは視聴者ではありません。
最後に
フジテレビドラマ「悪魔の弁護人」では重要なキャラクターをベッキーが演じており、ベッキーを嫌いな視聴者からは「なぜ起用したのか」とコメントが殺到していました。
第3話ではそのベッキーが演じる日下部洋子に「過ちは一生糾弾されなくちゃならないのかな」というセリフがあります。
ベッキーが嫌われる原因となった2016年の不倫騒動を指しているようにも見えますね。
ドラマ本編はシリアスな内容ですが、ベッキーのキャスティングの一因にこのギャグがやりかたったという気持ちがないとは言えないでしょう。
「悪魔の弁護人」は本編終了後の「教えて!御子柴センセイ」や宝来兼人弁護士役の本村健太郎弁護士など、しょうもないギャグが散りばめられています。
本編の事件がかなり胸くそ悪いですが、このギャグの数々でやや緩和されている気がしますね。
個人的には第三話の「教えて!御子柴センセイ」がツボでした。