2019年の箱根駅伝繰上げスタートについては
こちらの記事をご覧下さい。
2018年箱根駅伝は序盤にスター選手を揃え、
東洋大などの力走によりトップがすさまじい
速さで走っています。
となると怖いのが繰上げスタートですね。
なんとか往路での繰上げスタートは
回避となりました。
となると次の心配は復路一斉スタートと
後半の繰上げスタートですね。
ルールも再確認しておきましょう。
目次
シード権争いも熾烈ですよ!
6区の一斉スタート
往路のタイム差がそのまま復路の出走に
影響する6区。
ただし、往路の時点で10分以上の差がある
大学は1位スタートから10分後に出発
します。
優勝候補校とは大きく実力に差がある
以上、毎年必ず一斉スタートが発生
します。
一斉スタート大学一覧
17位 大東文化大学 11分10秒差
18位 国士舘大学 13分09秒差
19位 東京国際大学 13分16秒差
20位 上武大学 13分53秒差
* 関東学生連合
4大学+1チームが復路一斉スタートと
なりました。
繰上げスタートと違いタスキは変わらない
とはいえ、復路も厳しいレースになりそう
ですね。
まさかの神奈川大学
優勝候補の一角、神奈川大学が大きく順位を
落としました。
往路の結果は15位。
1位東洋大学との差は9分38秒という
ことで、一斉スタートに巻き込まれる
危険すらありました。
復路繰上げスタートルール
ここで改めて繰上げスタートのルールを
確認しておきましょう。
復路の繰上げスタートは、各中継所で
20分遅れた場合に発生します。
前述の通り、復路は最大10分差で出発
するため、そこからさらに10分以上
タイム差がつく大学が繰上げスタート
です。
そこまで走ってきた選手たちの気持ちが
詰まったタスキ。
なんとか繋ぎたいですね。
復路スタートから危険な大学
スタート時点で大きな差がある大学は
コチラです。
神奈川大学 9分35秒
山梨学院大学 9分38秒
大東文化大学 10分(+1分09秒)
国士舘大学 10分(+3分09秒)
東京国際大学 10分(+3分16秒)
上武大学 10分(+3分53秒)
やはり一斉スタートの大学は10分しか
余裕がないので危険です。
東洋大学と青山学院大学、神奈川大学の
優勝争いが熾烈になればなるほどトップ
との差が大きくなります。
8区には日本最速のオタク、下田裕太が
エントリーされました。
このあたりで大きな差がつきそうですね。
6区-7区
6区は青山学院大学小野田勇次が東洋大を
捉え、最終的に52秒差、区間新まであと
3秒という好タイムでした。
表記は繰上げスタート参考タイム(20分越えで繰り上げ)。
括弧内は実際の記録です。
16位 東京国際大学 11分41秒(14分57秒)
17位 国士舘大学 11分52秒(15分01秒)
18位 国学院大学 12分01秒
19位 大東文化大 12分25秒(13分35秒)
20位 上武大学 14分35秒(18分28秒)
7区-8区
駒澤大学・工藤有生に異変です。
フォームが崩れ、ときおり左足を叩くように
して走っています。
駒澤大学エースに一体何が・・・!?
途中で止まってしまうんじゃないかと
不安でしたが、気力で走りきりました。
さすが4年生。
これまで大学を引っ張ってきたエースが
維持をみせてくれましたね。
駒澤大学はトップとの差が14分29秒。
残り区間に託しましょう。
13位 駒澤大学 14分29秒
14位 東京国際大学 14分44秒(18分00秒)
15位 國學院大學 14分50秒
16位 神奈川大学 15分59秒
17位 山梨学院大学 16分54秒
18位 国士舘大学 17分33秒(20分42秒)
19位 大東文化大学 17分37秒(18分46秒)
20位 上武大学 20分38秒(24分31秒)
上武大学、無念の繰上げスタート。
スタートの音が聞こえていたことでしょう。
到着時のトップとの差は20分38秒。
あと少しでした。。。
8区-9区
青山学院が強すぎる!
7区で区間新、さらに8区も区間新を狙える
走りで後続の大学を苦しめます。
14位 神奈川大学 18分37秒
15位 國學院大學 18分47秒
16位 東京国際大学 19分02秒(22分18秒)
17位 大東文化大学 20分40秒(21分49秒)
18位 国士舘大学 21分27秒(24分38秒)
19位 山梨学院大学 21分47秒
20位 上武大学 26分08秒(31分01秒)
下田裕太が速すぎましたね。
一度に4校が繰り上げスタートです。
※関東学生連合は参考記録なので除外
9区-10区
中央大学がギリギリセーフ!
残り39秒でなんとかタスキをつなげました!!
國學院大學、無念・・・
わずか数歩。
わずか20メートルほど。
わずか5秒でした・・・
あとちょっと。
どこかでもう少し頑張っていれば・・・
國學院大學、そして東京国際大学が新たに
繰上げスタートになりました。
國學院大學 20分05秒
大東文化大学 22分34秒
国士舘大学 26分12秒
山梨学院大学 23分54秒
東京国際大学 24分45秒
上武大学 33分21秒
※関東学生連合は参考記録のため除外しています
往路であわや繰上げスタート!?
復路9区、10区あたりで発生することが
多い繰上げスタートですが、実は前日の
往路でも発生することがあります。
1区から2区の中継地点である鶴見中継所と
2区から3区の中継地点である戸塚中継所で
トップと10分差を過ぎれば繰上げスタートです。
復路とはルールが違う点に注意です。
残り3秒・・・滑り込んだ!!
2018年は序盤からかなりのスピードで
展開されました。
花の2区はスター選手が揃っており、
タイム差が広がりやすい区間です。
関東学生連合がギリギリで滑りこみました。
残り時間はわずか3秒・・・
2区を走っていたのは専修大学・長谷川柊。
圧倒的な速さのスター選手が走る花の2区、
がんばりました!
3区で待っていた桜美林大学・田部幹也は
繰り上げタスキを手にヒヤヒヤしながら
待っていました。
往路繰上げスタートのルール
この時点で繰上げスタートの危機ということは
これ以降差がついてしまう3区からは毎回
繰上げスタートなのでしょうか。
実は、1区→2区の鶴見中継所と2区→3区の
戸塚中継所のみ10分差。
残りの中継所は20分差を越えると繰上げ
スタートとなります。
だいぶ余裕ができますね。
2018年箱根駅伝往路 繰上げスタート
2区から3区の戸塚中継所であわや繰上げスタート
というピンチがありましたが、結局全チーム無事に
タスキを渡すことができました。
現在のペースだと3校+関東学生連合が
復路を繰上げスタートとなりそうです。
これまでの往路で繰上げスタートはあった?
2014年に行われた第90回大会では実際に
往路2区→3区で国士舘大学が繰上げスタート。
さらにこの年は山梨学院大学も途中棄権
している波乱の大会でした。
最後に
箱根駅伝は大学駅伝選手にとって
夢の舞台。
仲間の想いが乗ったタスキを途絶え
させることは本当に悔しいですよね。
とはいえやはりスター選手を揃える
強豪校との差は如何ともしがたい
ですよね。
がんばれ、がんばれ!!