日テレ「ボイス 110緊急指令室」は
韓国ドラマが原作のリメイクドラマ
です。
原作は大ヒットしたそうです。
私はHuluで全話観ましたが残虐な内容が
多いもののたしかに面白い内容でした。
ですが日テレ版はまだ3話にも関わらず
すでに否定的な意見が多いようです。
ツッコミどころが多すぎる!?
指令室が事件の内容と比べて呑気すぎたり
警察同士がいがみ合って連携が取れて
いなかったり。
第3話では何度も犯人を取り逃がしており
「全員銭形警部か」とつっこんでいる
人までいました。
犯人逃がしすぎ!タイヤを撃てばいいのに
SNSなどでは車のタイヤを撃ってパンク
させればいいのにというつっこみが
たくさんありました。
これはさすがに視聴者側が無知ではないで
しょうか。
日本ではどんな凶悪犯相手でも警察が
拳銃で容疑者を傷つけることはまず
ありません。
1970年に発生した瀬戸内シージャック事件
において犯人を射殺したことが一部で
問題視されたことがあるためです。
また、拳銃の精度は意外に低く、特に
慣れていない日本の警察が動いている
車のタイヤに正確に当てることは難しい
です。
第3話中盤では止まっている車を
取り逃がしていますが、犯人が拳銃を
持っていると予測できていなかったので
こちらも仕方がないような気がします。
刑事が片方だけ車に乗っていれば
追跡できたとは思いますが。
第3話ラストで致命的すぎるミス
樋口刑事は車で逃走する犯人をダッシュで
追いかけましたが当然追いつくことは
できず取り逃がしました。
強行犯係の沖原係長が無線連絡をした
ことで犯人に気づかれてしまいました。
原作では樋口刑事(に相当する刑事)の
無線機が音を立てたことでバレていますが
日テレ版では樋口刑事はイヤホンを使って
いたようですね。
これも犯人が警察無線を傍受しているとは
予測できないので仕方がないのかも
しれません。
ただ、致命的なミスはそれではなく
取り逃がした直後の話です。
樋口刑事は呆然と走り去る車を眺めて
います。
犯人が何かを埋めていた現場を目撃
したにもかかわらずです。
たしかに橘ひかりがそこに埋まって
いるかどうかまでは目撃していませんが、
拉致したばかりの犯人が何かを埋めて
いたのであればだいたい予想はつく
のではないでしょうか。
犯人は「もってあと一分」と呟いて
いました。
土は意外に空気を通さないため、
埋められた橘ひかりは非常に危険な
状態です。
第4話冒頭で救い出すのでしょうが、
第3話ラストの樋口刑事は埋められた
ものに興味を示していないように見え
ますよね。
ソロで行動したがる刑事たち
樋口刑事は石川透とコンビを組んで
いますがとにかく一人で先走ろうと
します。
ハマの狂犬という恥ずかしい二つ名を
持っているので仕方がないですね。
と思ったら今度は橘ひかりが単独行動を
して犯人に拉致されました。
報連相をしっかりしていれば事件は
すぐに解決するような気がしますね。
展開が遅い!
ECUは早期解決を目標に設立された
部署だったはずです。
にもかかわらず毎回1話で事件が解決
せず2話かかっています。
「緊急指令室」というタイトルからも
このドラマはスピーディな物語のように
感じますが1つ目の事件も2つ目の事件も
警察が行ったり来たりしており解決まで
時間がかかっています。
110番通報から10分以内がゴールデンタイム
という劇中のセリフもありますし、もっと
サクサクと話が進んでいるように演出
したほうがイメージにあいますよね。
最後に
日テレ「ボイス 110緊急指令室」の
評判がやや悪いようです。
原作が韓国ドラマなので日本の警察と
して描くのはちょっと無理があるのかも
しれません。
原作の韓国ドラマは他国の警察だった
から「そういうものだ」と思って観て
いられましたが日本が舞台となると
たとえ神奈川県警であってもやはり
おかしいですよね。
日本の警察はもっと優秀なはずです。