当記事は「トレース~科捜研の男」の
原作漫画のあらすじです。
現実の人物・団体・事件とは一切関係が
ありません。
また、フジテレビのドラマとは設定や
登場人物等がやや異なっています。
とはいえドラマでのネタバレが含まれる
可能性もありますのでご注意ください。
5話・6話と続いてきたバラバラ事件が
7話で解決します。
犯人はこれまで登場しなかった予想外の
人物です。
今回もかなり猟奇的な結末なのでお気をつけ
ください。
目次
廊下にルミノール?
前回ラストで廊下にルミノール検査を
したいと言い出した真野礼二。
捜査一課の孤谷は現場が風呂場である
ことを否定するのかと詰め寄ります。
越智が風呂場を掃除して証拠隠滅を
図っているのではと孤谷は疑っています。
ルミノールの感度
ルミノールは1万倍から2万倍に希釈した
血液でも検出可能とされています。
一方で肉眼でわかるレベルはせいぜい
100倍から150倍程度となっています。
風呂場を洗って目視で汚れを落とした
としても目視の100倍以上の感度の
ルミノールはそうそう誤魔化せません。
また、越智のアパートの排水溝や換気扇は
かなり汚れていました。
普通に考えて、証拠隠滅を図るのであれば
どこに血が飛んだかわからないため
隅々まで洗いたくなるはずです。
現場に臨場した際、真野礼二は排水溝だけで
なく換気扇の裏側までチェックし、掃除が
ほとんどされていないことを確認済み
です。
※臨場=調査目的で事件現場に赴くこと
このことより、お風呂場が犯行現場である
可能性は低いと考えられます。
だからといって廊下で?
廊下をルミノール検査したいということは
廊下で解体をしたとでも言うのでしょうか。
どうやら真野礼二が疑っているのは
その血ではなく、ビール瓶で殴られた
際に出血した額の血のようです。
かなりの出血があったと越智が供述
しているため、もしかしたら廊下に
垂れているかもしれないと考えた
のです。
アパートの敷地を出ていないのであれば
廊下の痕跡により最後にどこに向かったかが
わかるかもしれないのです。
これだから現場を知らない科捜研は!
捜査一課孤谷は当初から越智を疑っており
真野礼二の部屋を出た後に事件にあったかも
しれないという予測をバカにします。
犯罪者は息をはくように嘘をつく
として容疑者である越智の供述を基に
した真野礼二の予測を否定します。
「信じる」?キモチワルイね
一方の真野礼二も動じません。
僕は越智の言葉も捜査員の言葉も
同等に「信じない」
として、どの可能性も等しく鑑定すべきだ
と言い放ちます。
鑑定は推測を証明するための手段じゃない
鑑定結果こそが真実だ
これが真野礼二の信条です。
改めて臨場
翌日、改めて越智のアパートに臨場した
科捜研メンバー。
セミの大合唱が響く中、日光を遮る
暗幕を張り巡らし廊下のルミノール検査が
始まります。
真夏のどんなに暑い日でも自分の汗が
紛れ込まないよう、科捜研メンバーは
長袖長ズボンで検査をします。
光った!!
廊下を念入りに検査していくと、
床を引きずるような反応がありました。
そしてその光は隣の部屋である201号室
へと続いていきました。
この血液反応をDNA検査したところ
被害者である五十嵐美加のものであると
確定しました。
これにより201号室の飛田慎吾宅の
家宅捜索に踏み切ります。
まさかの展開に
飛田宅を調査する孤谷と虎丸。
引き出しには人形の手足だけが大量に
積み込まれているという奇妙な部屋
でした。
さらに冷凍庫を開けるとそこには
本物の人間の手足が仕舞われていました。
驚きのあまり腰を抜かし冷蔵庫を指差す
孤谷に虎丸は一言「仏さん指差す奴が
あるかバカヤロウ」と声をかけ、その
手足に向かって手を合わせます。
虎丸刑事は被害者への思いが強い
警察官ですね。
飛田慎吾の供述
飛田慎吾は逮捕されました。
その後の供述では飛田がもともと
DVを受けていた五十嵐美加の手足に
執着していたことが語られます。
当日も部屋に連れて行こうとした
ところ暴れたためどうしようもなくなり
刺したとのこと。
殺意は否定していますが、手足がほしく
なってしまい「要らない部分は捨てた」
と答えています。
「要らない部分」という言い方が猟奇的
ですね。
なお、この事件は当初マスコミが注目
した事件でしたが、あまりの残虐性から
報道規制が敷かれ真実が報道されることは
ありませんでした。
飛田の執着
飛田がきれいな手足に執着を持ったのは
幼い頃の虐待の影響のようです。
太ももや二の腕にタバコを押し当てられた
痕がたくさんあることが判明しています。
真野礼二の墓参り
真野礼二は夏休みを取り、お墓参りに
来ています。
そのお墓とは、真野礼二の両親と
姉、兄のお墓です。
そのお墓の前で真野礼二は
もう少しで裁きの準備が整う
と復讐の言葉を誓っています。
次回へ続きます。
個人的感想
前中後編の3部作ですが逮捕直前まで
登場しなかった「隣人の男」が犯人でした。
びっくりしましたね。
DV男である彼氏の越智俊介は結局
無実だったわけです。
被害者との関係などを考えると疑いたく
なる気持ちもわかりますが真実は目に
映っているものだけでは判断できませんね。
そしてラストシーンでは真野礼二が
「裁きの準備」が整うと言っています。
家族の事件は「兄による無理心中」だった
はずですが真野は真犯人は別にいると考えて
いるようです。
何か根拠があるのでしょうか。
ここまでのストーリーではこの事件に
ついては真野礼二が情報を得ていることは
描かれていません。
見えないところで裏の物語が進んでいる
のでしょうか。
最後に
フジテレビ「トレース~科捜研の男」の
原作漫画、第7話のあらすじを紹介しました。
前中後編と続いた事件が解決しひと段落
しています。
真野礼二が家族の墓前できな臭いことを
呟いており今後急展開が起こりそうです。
真実を追究する正義のヒーローのような
真野礼二が復讐鬼となってダークヒーロー
になるのでしょうか。
今後の展開から目が離せませんね。
次回へ続きます。