当記事は「トレース~科捜研の男」の
原作漫画のあらすじです。
現実の人物・団体・事件とは一切関係が
ありません。
また、フジテレビのドラマとは設定や
登場人物等がやや異なっています。
とはいえドラマでのネタバレが含まれる
可能性もありますのでご注意ください。
前回のあらすじ
前回は証拠が何も出ず、このままでは
罪に問えない可能性が出てきている
今回の事件。
真野礼二と虎丸刑事の執念の捜査が
続きます。
今回はそんな必死な二人のために
科捜研のメンバーたちも協力してくれます。
科捜研での真野礼二の立ち位置がわかる
エピソードとなっています。
土の再検査
前回ルミノール反応が出なかった
長野県の土ですが、真野礼二の提案で
土の中から吉岡和馬の毛髪を探そうと
しています。
土はかなりの量があり、そこから毛髪を
見つけるのは「砂漠で針を見つける」かの
ようです。
ちなみに、毛髪がみつかってもDNA鑑定
できない可能性が高いです。
毛髪のDNA鑑定
毛髪にはDNAが含まれていると
勘違いされている方が多いですが、
実は毛髪そのものはDNA型鑑定は
できません。
毛根鞘とよばれる毛根付近にある
ゼリー状のものが毛髪についていれば
鑑定が可能です。
これは皮膚の一部で、自然に抜ける
毛髪にはついていないことが多いのです。
周囲の反応
土の中から被害者の毛髪を探すという
途方もない作業を始めた真野礼二ですが
一緒に居た同僚は自分の仕事に戻って
しまいます。
ノンナだけは悩んだ末にマスクと手袋を
手に取り捜索に参加します。
半分が終わったところで
やっとのことで半分が終わったあたりで
最初に自分の仕事のために離れていった
同僚が手の空いた仲間を連れて戻って
きました。
普段は真野礼二の行動に振り回されている
科捜研のメンバーですが仲間意識は強い
ようですね。
人海戦術の結果、最終的に4本の毛髪が
発見されました。
毛髪の特徴
前述の通りDNA型鑑定はできませんが
毛髪の形から様々なことがわかりました。
毛根の形から「死後脱落毛」であることが
発覚、さらにミトコンドリアDNA型検査に
よって親子関係が証明されました。
なおミトコンドリアDNA型検査は
個人識別できるものではありませんが
母親の遺伝子を引き継ぐため
吉岡鈴子と吉岡和馬の親子関係が証明
できたのです。
事件当日のトラブル内容
毛髪が吉岡和馬のものである可能性が
高いことをうけ、遊び仲間だった犯行
グループの4人が供述をはじめました。
当日のトラブルは吉岡和馬がグループを
抜けようとしたことがきっかけでした。
母親にこれ以上迷惑をかけたくない
という理由でまじめに働こうとしていた
のです。
虎丸刑事はこの話とともに科捜研で
見つけた毛髪を吉岡鈴子の下へと届け
ました。
当初こそ「どこでどうなっていてもいい」
といっていた吉岡鈴子ですが、息子が
やり直そうとしていたことを知り涙を
流しています。
定時後
事件が無事解決したことで科捜研の
メンバーで飲みに行こうとすると
すでに真野礼二の姿がありません。
復讐相手の1人である新妻大介らしき
人物の足取りがつかめたためです。
とある金属リサイクル処理場で待って
いると大量の空き缶を持った男が
やってきました。
真野礼二を見るや否や「義一!?」と
驚く男。
※義一は真野礼二の兄
相手が真野礼二だとわかるとその場で
土下座をはじめます。
次回へ続きます。
個人的感想
土から毛髪を見つけようとした真野礼二。
まずはそれに賛同した虎丸刑事が手伝い、
さらにノンナが参加。
さらには自分の仕事を終えた同僚が次々と
ヘルプに駆けつけました。
真野礼二は自分勝手に行動してはいますが
科捜研メンバーは真野が常に被害者のために
真剣に取り組んでいることを理解して
いるんですね。
なお、ドラマでは第1話で似たような状況が
ありました。
刑事から依頼を受けていない大量の鑑定資料を
床に並べていたところ、あろうことか
科捜研メンバーは飲み会のために帰って
しまいました。
ドラマの脚本家は原作を読んでいなかった
のでしょうか。
それともなにか意図があって原作とは
違う関係性を描いているのでしょうか。
今回の事件が終わった後には真野礼二が
復讐相手の1人、新妻大介に会って
います。
新妻大介は真野礼二が義一の弟だと
気付くなり土下座を始めています。
ずっと後悔していたのでしょうね。
自分がいじめた相手が無理心中を起こした
のですからトラウマになるほど後悔して
いてもおかしくありませんね。
最後に
フジテレビ「トレース~科捜研の男」の
原作漫画・第14話のあらすじを紹介
しました。
第13話から続いた事件が解決して
います。
毛髪で個人が識別できると思っていましたが
毛髪そのものではなく毛髪鞘がないと
一般的なDNA型鑑定はできないようです。
やはり作者が本物の科捜研法医研究員
だけあってDNA型鑑定などの専門知識が
豊富ですね。