2019年も日本は低所得者層を喰い潰す限界のような世界が続きましたね。
2020年も大きな変化はなさそうです。
日本に耐えられなくなり物価の安い海外で暮らしたいという人が増えるのも仕方がないことなのかもしれません。
私は外こもりをスタートして3年になりました。
まだベテランと言うには全く足りない年数ですが、この数年で多くの外こもり希望者を見て、そして夢破れて(?)帰国した人も見てきました。
外こもりが合わない人の多くは食事が問題のようです。
外こもりの最大の懸念点は食事
物価の安い国で生活する上で、屋台や大衆食堂などの安い食事に慣れることは必須です。
ですが人によってはそれが耐えられないということもあるようです。
外こもりを失敗する人の中には日本食が恋しくなってしまい、毎日のように日本食レストランに通って金銭的に苦しくなるというパターンが多いです。
タイの例
タイの食事は美味しいです。
それは誰もが認めるところですよね。
ただし、どの料理も辛いです。
パクチーが入っている料理も多いです。
辛いのが苦手、パクチーが苦手という人は来る日も来る日もこれらの料理を食べているとおかしくなってしまうようですね。
タイは日本食も多く、たとえば吉野家ややよい軒などもあります。
これらのお店は日本とほぼ同じ値段です。
屋台などでタイ料理を食べれば1食100円200円で過ごせる中、牛丼や定食を食べると500円ほどになるわけです。
日本で生活しているのなら別に高くないような気がしますが、タイで外こもりをしていると1食500円の出費はボディーブローのように効いてきます。
日本食への恋しさを満たす方法
おすすめは「お米を炊くこと」です。
タイの屋台でお米を食べようとすると、チャーハンかカオニャオ(もち米)になります。
スーパーに行けばお米を売っているので、自炊しましょう。
炊飯器がなくても焦げ付きにくいフライパンがあれば簡単に炊けます。
白米が食べられるだけで日本食への恋しさはかなり満たされます。
おかずも自炊できればいいのですが、面倒なら屋台で買ってきてもいいでしょう。
タイの宿にはコンロがないことが多いので、自炊したいのなら「キッチンありの宿」を探す必要があります。
白米の質にこだわらないのであれば、日本から「炊飯マグカップ」を持っていくという手もあります。
ただしレポートでも書きましたが、炊飯器で作る白米とは雲泥の差です。
常宿が決まったら炊飯器を買ってしまうのも手かもしれませんね。
なお、私が外こもりのメインとしているウクライナなどの東欧でも普通にお米は手に入ります。
キレイに撮れていないのでわかりにくいですが、左奥が「キエフカツレツ」でご飯の上にかかっているのは「黒い魚卵」です。
私はこの黒い魚卵を「キャビア」と呼んでいます。
※本当のキャビアを食べた事がないので違うものかわかりません
キエフカツレツは1個50円、黒い魚卵は200gで80円くらいです。
いつでも白米が食べられるようになると、現地の食べ物も見え方が変わります。
「白米にあうおかず」がいくつか見つかれば、日本食への恋しさは消えるでしょう。
ただ、バターカレーなどとは異なるいわゆる「日本のカレー」や「ハヤシライス」は日本食レストランでも食べられないことが多いです。
「どうしても日本のあのご飯が食べたい!」という状況になったら素直に一度日本に戻ったほうが長続きするかもしれません。
一時的に日本に帰国するのは「負け」ではありません。
「外こもりは絶対に日本に帰ってきては行けない」という重いルールを課すと苦しくなるのでやめましょう。
私は2019年に2回日本に戻っており、合計81日ほど滞在しました。
物価が高いのであまり日本にいたくありませんが、日本でしかできないことをするためにその高い滞在費を払う意味があるのであれば戻るのはアリだと思っています。
最後に
外こもりが続けられるかどうかは食事が鍵を握っています。
私は食事にこだわりがなく、今まで旅行した国の中で耐えられない料理しか存在しない国は2か国しかありませんでした。
食事は1日2回から3回という高頻度のイベントなので、それを我慢するとなるとかなりのストレスになりますよね。
外こもりをするのであれば現地の食べ物が自分にあうかどうかのチェックは欠かさないようにしましょう。
また、どんなに美味しい料理でも毎食同じものが続くと嫌いになってしまいます。
外こもりをスタートした段階でできるだけ多くのお気に入りの店を見つけ、同じ料理ばかりを食べて飽きてしまうのを防ぐのもいいかもしれません。
ちなみに私はバンコクにいるときは「ムーピン+カオニャオ」「クイッティアオ」「セブンイレブンのチャーハンシリーズ」「ターミナル21のフードコート」をループさせています。
朝ごはんは「マンゴスチン」「マンゴー」などのフルーツが多いです。
ウクライナにいるときも朝はリンゴやモモ、ザクロなどの果物、昼と夜は「シャウルマ(ケバブ)」「ヴァレニキ(ウクライナ風餃子)」「なんかわからないけど辛いビーフシチュー」「スーパーのお惣菜」などです。
ちなみにウクライナでは麺屋武蔵というラーメン屋さんがあったり寿司屋という名前のお寿司屋さんがあったりと日本食が大ブームです。
ラーメンは500円程度、お寿司もマグロやサーモンといった回転寿司でよく見かける人気メニューが1貫100円程度で食べられます。
毎食食べるのは金銭的に辛いですが、東欧でまともなラーメンやお寿司が食べられるので重宝しています。