「お酒を飲めない」と言うと、「人生の半分を損してるよ」と言い出す呑兵衛は多いですよね。
私はお酒を飲んで前後不覚になっている姿を見てダサいと思いますし、そもそも自分の思考ができなくなる時間が存在することが我慢ならないので人生の半分も損になっているとは思いません。
昭和の時代はお酒の付き合いの比重が大きかったので実際に人生の半分が損だったのかもしれませんね。
ところで、一般的な社会人であれば「仕事を楽しめないのは人生の半分を損している」と思いませんか。
休暇のために生きる?
多くの社会人は休みの日を楽しみに毎日の仕事をしています。
それでいいというのであれば止めません。
ですが、週7日の内5日を苦行にしてわずか2日を楽しみにするというのは人生の半分を損していると言われても仕方がないのではないでしょうか。
仕事は楽しくないのが当たり前?
多くの新入社員は夢と希望を持って入社していますよね。
早く仕事を覚えて一人前になり、会社や顧客の役に立ちたいと意欲を燃やしていたはずです。
ですが何年も勤めていると、その頃の情熱は消えうせ「早く時間が過ぎないかな」と考えるようになります。
2019年下半期の朝ドラ「スカーレット」では喜美子の父が「仕事なんて楽しいと思ったことない。だけどそれが仕事だ」というようなことを言い、世間から多くの共感の声が上がりました。
それでいいのでしょうか。
仕事を楽しむのはいけないこと?
「仕事を楽しんではいけない」という先入観を持っている人は驚くほど多いです。
そのため、YouTuberやホストなどに対し「遊んでいるだけで(好きなことをしているだけで)お金が入ってくるのはズルい」などと的外れな声が上がります。
一般的なサラリーマンでも仕事を楽しそうにしていると「不謹慎」という訳の分からない難癖をつけられることが多いですよね。
そのため「仕事を楽しんでいる社会人」は「充実している」と言い換えていたりします。
どうすれば楽しめる?
会社員は多くの場合、何かすべきことが存在します。
ノルマと言い換えてもいいでしょう。
ただしその目標へ「どうやって到達するか」まで指定されていることは少ないはずです。
そこを楽しみましょう。
期日までにそこに辿り着けさえすれば、どんな道のりでどんな手段を使っても構わないわけです。
創意工夫で自分流を楽しみましょう。
遊べる余地がない場合
中にはルートまで決められていて自分の意思が反映できる余地がないという人もいるかもしれません。
そういう人は逆に「縛りプレイ」を楽しんでください。
ゲームをしない人には聞きなれない言葉かもしれませんが、縛りプレイとは「自ら制約をかけて困難を楽しむ」という遊びです。
たとえばスーパーマリオでダッシュを使わずにクリアするだとか、ドラゴンクエストで回復魔法を使わずにクリアするというのが縛りプレイです。
日々同じことの繰り返しというつまらない仕事をしている人は、自分なりに制限を加えた縛り仕事をすることで刺激を得られるかもしれません。
※仕事に支障が出ない程度にしてくださいね
最後に
仕事を楽しめないのは人生の半分を損しています。
「会社の言いなり」「考える意思をはく奪されている」という状況で毎日過ごすのは苦痛なはずです。
会社に所属している場合、自分でコントロールできる部分は少ないかもしれません。
ですがその少ない部分を自分なりにアレンジして楽しんでみてください。
私が今回伝えたかったのは、「仕事を楽しめば人生楽しくなる」ということです。
楽しむ方法も紹介しましたが、合う人・合わない人がいるでしょう。
方法は自分に合ったものをみつけてください。