何か新しいことを始めようとするとき、
一番難しいのは最初の一歩を踏み出す
ことではないでしょうか。
「夢を実現させるための最初の一歩」
というと漠然としすぎて伝わらない
かもしれませんが、たとえばダイエットや
英会話学習などでも同様です。
「いつか叶うといいな」と思っている
夢を叶えるために行動しなくては
いけないとわかっているものの、最初の
一歩が踏み出せないという人が簡単に
一歩踏み出せる方法を紹介します。
なおこの記事は一般的な自己啓発セミナー
などと違い、「絶対こうしなければ
いつまでもクズのまま」などと言う
つもりはありません。
この方法はあくまで数ある手法の中の
1つです。
裏技ではなく多くの人が実践している
基本中の基本ですが、全員が実践している
わけではありません。
手法であって目的ではないのでいくらでも
変更して構わないのです。
目次
最初の一歩
どんな壮大な夢も、どんな些細な目的も
最初の一歩の歩幅は変わりません。
ですが動けない人の多くは夢が大きければ
大きいほど最初の一歩を大きくしなければ
ならないと感じてしまうようです。
壮大な夢と些細な目的の違いは歩数の
差であって歩幅の差ではありません。
人類にとっては小さな一歩だがあなたにとっては大きな一歩だ
月に行ったアームストロングはこれとは
逆のことを言っていますが、私が新しい
目的に向かって行動する際には上記の
言葉を頭に浮かべています。
世間から見れば当たり前のことでも
自分にとっては重要な一歩です。
世間の評判を気にして大きく動かなくちゃ
という強迫観念に縛られている人は
自分を中心に考えてください。
新しい行動は不安がつきもの
人というのは基本的に同じことの繰り返しに
安心を感じるものです。
今までを思い返してください。
入学式、入社式の日に不安を感じません
でしたか?
バイトの初日、大変じゃなかったですか?
これらは未知の行動に対する不安です。
同様に、新しい目的に向かって進む際に
漠然とした不安を感じ、後回しにして
しまうことがよくあります。
漠然とした不安の正体を掴む
「漠然とした不安」は解決が難しそうに
感じますが、正体を掴めば簡単なことが
多いです。
やろうとしていることを細分化し
不安要因を発見して解決するのです。
たとえば英会話ができるようになりたい
という夢であれば、最初の一歩として
自分の現在の実力と不足している部分の
洗い出しからスタートしますよね。
細分化するなら、何らかのテストを
受けて英語の実力を把握することと
その結果からどの勉強をすべきかを
決めることと言えそうです。
分析そのものの正誤は問いません。
自分の中ではっきり行動が想像できる
段階まで細分化できていれば十分です。
で、「何らかのテスト」は英検でも
TOEFLでもTOEICでもいいのですが、
そのテストを受けるために試験日や
試験会場、試験代などを調べる段階まで
行動が想定できればそのうちのどれが
不安材料なのか判断ができますよね。
不安なのは試験代が捻出できるかどうか
でしょうか。
不安なのは試験会場に辿り着くことが
できるかでしょうか。
不安なのはテストで悪い点を取るかも
しれないということでしょうか。
「英会話を始めることに対する漠然と
した不安」は細分化することによって
「金銭的不安」や「方向音痴な不安」
「勉強不足による不安」など具体化
します。
不安が具体的になればそこを重点的に
解決すればいいので簡単ですよね。
ちなみにこの例では「現在の英会話力」を
知るためにテストを受けるので本番の
テストでなく参考書についている
模擬テストで十分です。
ですので高い受験料は不要ですし
自宅でできるので方向音痴でも大丈夫
です。
そもそも現在の実力を測るためだけ
なので点数は低くてもいいのです。
不安になったら書き出してみる
私がよくやるのはツリー型のメモや
マインドマップ型のメモです。
アプリなどを使ってかっこよく書く必要は
ありません。
レシートの裏で十分です。
ツリー型メモもマインドマップ型メモも
箇条書きと違って同じ系統でまとめる
ことができ、階層が深くなるほど具体的に
なるというメリットがあります。
それを改めて見直してみると意外と
解決策はたいしたことではなかったり
そもそも不安でも何でもないということも
多いです。
とにかく動くこと
夢を叶えたいなら「立ち止まらない」
というのは特に重要です。
動かなければ絶対に夢は叶いません。
逆に1cmでも1mmでも動いていればそのぶん
夢に近づけているのです。
動き出してからモチベーションが低下して
休むとこともあるかもしれませんが、
個人的にはそんな時でも最小限の一歩で
動くほうがいいと思っています。
完全にそこから離れてしまえばまた
最初の一歩を踏み出すのが不安になります。
多くの場合、最初の一歩は途中の一歩より
大変です。
最後に
最初の一歩を踏み出すには夢を細分化し
漠然とした不安の中からはっきりとした
不安になっている問題点を見つけることが
重要です。
多くの場合、書き出してみると不安など
存在しないことが多いです。
あったとしても些細なことで、それが
なんとなく「新しいことを始めること」
への不安として増大してしまっている
だけです。
最初の一歩は小さくて構いません。
最初はできないことが多くて心への
負担が大きいかもしれません。
ですが初心者なんてそんなものです。
全部いきなりやろうとせず、できる
ことにほんのちょっとできないことへの
挑戦を含めた小さな小さな一歩を踏み出し
ましょう。