勉強したり仕事をしたりする際にモチベーションを高く維持できたら最高ですよね。
モチベーションさえ高ければどんな困難も乗り切れそうな気がします。
ですが、勉強や仕事などをするとあっという間にモチベーションが下がりますよね。
モチベーションさえあればいくらでも頑張れるのに...
そう考える人はとても多いため、本屋さんに行けば「モチベーションを維持する方法」という類の自己啓発書籍が山のように並んでいます。
気持ちはわかりますが、そもそもモチベーションを勘違いしている人が多いです。
モチベーションは上がったら上がりっぱなしではありません。
エネルギーなので行動すれば消費します。
だからモチベーションは下がるのは当たり前です。
モチベーションは行動すると下がるのが当たり前
このことを知らない人が多すぎる気がします。
知らないでいると、「挑戦したらモチベーションが下がった。だからもう挑戦しない」という本末転倒な思考に陥ります。
せっかくモチベーションが高まっているのに、そのモチベーションを下げたくないあまり困難に挑戦したがらなくなってしまうのです。
「モチベーションは下がって当然」と理解してください。
維持するには
モチベーションは下がって当然です。
行動すれば消費します。
なので、維持するにはそのための行動が必要です。
常に燃料を投入し続ける
モチベーションを高い状態で維持するにはエネルギーの源を追加し続ける必要があります。
モチベーションが下がったと自覚してから燃料を投入するより、高い状態にいる時に投入していくほうがいいと思います。
人によってモチベーションの追加燃料はタイプが違いますが、松岡修造式の「俺すごい!俺やれてる!!」と自分を褒めることで気分が上がる人や、「ノートの進み具合・筆記具の減り具合・時間の経過」などが積み重なることでやる気が増す人もいます。
私の場合は、スタート時点もしくは前日までの成果物との差を確認することで成長を感じられればモチベーションを高めることができます。
その他、周囲に人がいない場合には力を入れてガッツポーズを取ったり笑顔で天を仰いだりします。
ちなみにこの手の自己啓発本の名著「七つの習慣」では「ジャンプして喜びを表現する」という方法がオススメされています。
下がってきたと自覚したら
行動としては下がる前と同様です。
「現時点での勉強・仕事の成果を確認して自分を褒める」だとか、「さらにここから行動した場合のご褒美を設定する」などが考えられます。
ただし、これらは応急処置です。
モチベーションが下がったことを自覚している段階ではすでに手遅れのケースが多いです。
スタート時点でのモチベーションの高さに戻すことは不可能と言っていいでしょう。
モチベーションは下がったと感じる前に追加燃料を投入しましょう。
続けるのが辛いと感じ始めたら、スパっと切り上げて休むのも手です。
※もちろん会社員がいきなり帰ることはできないので、トイレ休憩やタバコ休憩で区切りをつけるのがいいかと思います
「ちょっと嫌」は放置しない
人は感情に左右される生き物です。
「ちょっと嫌」が長時間続くと、そのネガティブな気持ちに心が支配され「嫌い」になります。
「嫌い」を放置すると「苦痛」になります。
勉強が苦痛、仕事が苦痛という人は、「ちょっと嫌」を放置してきたのではないでしょうか。
小学校1年生から勉強が苦痛だった人は少ないはずです。
入社初日は仕事への意欲・モチベーションが高かったはずです。
「ちょっと嫌」は放置せずその都度解決しましょう。
解決法
全ての「ちょっと嫌」に効く特効薬は存在しません。
なので「こうすれば解決です」と一言で表現できません。
勉強や仕事などの行動を工夫して楽しみを見つけられるのがベストです。
私は楽しみが見つけられないのなら逃げます。
「モチベーションが回復したらまた挑戦する」という前提があるのならばいくらでも逃げていいと思います。
少なくとも私はモチベーションが低い状態でだらだらやるより、一度逃げてモチベーションを上げ直して取り組んだ方が確実に成果が出せます。
最後に
モチベーションは一種のエネルギーです。
なので行動すれば下がります。
勉強や仕事など、行動を繰り返すことによってモチベーションは下がって当然です。
だから「モチベーションが下がるのが怖くて行動できない」という考え方は捨てましょう。
モチベーションを高く維持するには、モチベーションの燃料を投入し続ける以外にありません。
自分がどうすればモチベーションを上げられるかを把握して、モチベーションが下がっていると自覚する前に燃料を追加していくことで高い状態をキープできます。
もしモチベーションが下がって「ちょっと嫌」と感じ始めたら、無理せず休みましょう。
もちろん休み続けたり逃げ続けたりするのは間違っていますが、早い段階でネガティブな感情を切り払ってモチベーションを上げ直せることができれば、嫌いにならずに続けることができます。
「辛いけど頑張る自分」がモチベーション維持になるのならそうすべきですが、「ちょっと嫌」を放置して「嫌い」「苦痛」となってしまったら最悪です。
長期間取り組み続けるためのモチベーション維持のためには、適度な休憩が大切です。