TBSドラマ「グランメゾン東京」が前回の第7話からちょっと変ですよね。
結論ありきの強引な脚本に見えてしまいます。
今回は尾花夏樹の師匠が登場したのですが、師匠の経営する洋食屋さん・浪漫亭の客がクレイジーなことを言っています。
信じがたいですね。
いつものと違うんだけど?
常連客が「いつものと違うんだけど?」とクレームをつけたのですが、その理由は「自分の嫌いなニンジンが入っている」というものでした。
店主が倒れたことはわかっているはずがそれを言い出すということは若造(というほどの年齢ではないですが)に対してマウントを取ろうとしているようにも感じられます。
なぜかアットホームな話になった!?
マウントを取りたかったのではなく、「お母さんみたいに一人ひとりにあわせて作ってくれた」というアットホームなエピソードにしたかったようです。
これにより京野陸太郎が「お客様に寄り添うこと」の大切さに気付いたわけですが、ちょっと無理やりすぎませんか。
客は神様ではない
現実でも「お客様は神様だ」という言葉が独り歩きして、客側が無茶なサービスを要求することが増えていますね。
そのことを指摘すると「客がいなくなれば成り立たなくなるぞ」と逆ギレする人もいます。
一昔前ならばこういうクレーマーは出禁にすることで平和を取り戻すことができました。
ですが最近は誰もがSNSで情報を発信できるため、あることないこと言いふらされて本当に店が成り立たなくなってしまうこともあります。
理不尽な世の中ですね。
店主の心配をしない常連客
自分のビーフシチューに人参が入っていないことには嫌味を言う癖に、肝心の「お母さんのような」サービスをしてくれた店主を心配する声がありませんでしたね。
ただただ嫌味な常連客にしか見えませんでしたね。
心配していないはずはありませんが、ドラマ本編に少しでもそのシーンがあれば印象は変わったのではないでしょうか。
脚本に違和感
第7話では10位以内に入ったのにアメリちゃんがフランスに連れて行かれてしまいました。
第8話では何も言っていない客の苦手な食べ物を把握して料理を出せという常連客が登場しました。
グランメゾン東京はどうしてしまったのでしょうか。
もともと多少粗のある脚本だったところに私自身が冷めてしまっておかしく見えるようになったのでしょうか。
最後に
TBSドラマ「グランメゾン東京」の第8話での洋食屋の常連客のクレームが非常識なものでしたね。
代理で調理をしているのをわかった上で何も指示をせずに「人参が入ってる」というのはイチャモンにしか見えません。
京野陸太郎はこの出来事をきっかけに、尾花の師匠がお店に来た際に好みを聞いています。
高級フレンチだったらそのサービスもありかもしれませんが、10テーブル近くある他の席もほぼ満席の状態で全員に聞いてまわることができたのでしょうか。
師匠にだけ特別な便宜を図ったのだとしたら、ちょっと違う気がしますね。
注文を受けた時点で聞いておき事前にメニューを変更するお店はありますが、その場で毎回対応していたら料理の質も安定しなくなりそうですよね。