TBSドラマ「グランメゾン東京」の第7話ではアメリのママ・エリーゼが登場しました。
蒸発したはずのママが突如現れアメリを連れていくと言い出したことに多くの視聴者は不満を感じたようです。
しかも最終的に本当にアメリを連れて行ってしまいました。
条件はクリアしていたはずなのになぜ?
今回は脚本ミスの可能性がありますね。
目次
アメリを連れて行かないための条件
エリーゼが(なぜか尾花夏樹と)約束した条件は「トップレストラン50で10位以内に入る」というものでした。
この10位というのは、エスコフィユ時代の最高ランクです。
エスコフィユはフランスの名店として知名度も高く、たくさんの天才的な料理人が集まったレストランでした。
さらに日本のレストランはこれまで最高20位でした。
しかもグランメゾン東京はオープンしてまだ1年経っていません。
無茶苦茶な条件ですね。
ピタリ賞!グランメゾン東京が10位にランクイン
目標としていた10位ちょうどにランクインしました。
上述の通り、グランメゾン東京はまだオープンして1年経っていません。
第7話では相沢瓶人の家族の話題が中心でしたし、この時期裏では芹田公一の裏切り騒動もありました。
とてもではありませんが、万全の状況とは言い難かったはずです。
ちなみに、ライバル店の「gaku」は8位でした。
これまで日本のレストランの最高位は20位でした。
特に理由もなくいきなり10位以内が2店も登場したことは「ドラマのご都合主義」と言われても仕方がありませんね。
脚本ミス?目標は達成したはずでは?
どうあれグランメゾン東京は10位以内という目標を達成しました。
にもかかわらず、何の説明もなくアメリはエリーゼとフランスへと旅立っていきました。
混乱しますね。
ライバル店である「gaku」が8位にランクインしたからでしょうか。
エリーゼはgakuより上に行く(または日本のレストランで1位になる)という条件を出していましたっけ?
「以内」
脚本家が「以内」という単語の意味を勘違いした可能性があります。
劇中で「エスコフィユを上回る」と言っていたため、エスコフィユの最高ランクである10位よりも高い位置でなければならなかったのではないでしょうか。
よく間違える方がいますが「10位以内」とは10位と同じかまたはそれより高いランクを示す言葉です。
ですので尾花夏樹が出した「10位以内」では条件はクリアしています。
もし脚本家が「10位を上回る」という意味で「10位以内」というセリフを考えたのであればとんでもなミスですね。
尾花夏樹の行動から条件を予想
最初こそ喜んでいましたが、gakuが8位だったことで悔しがっていました。
このことを考えると、アメリを連れて行く条件は「10位以内」かつ「日本国内でトップ」だったのかもしれませんね。
尾花夏樹自身は料理についても全力のため、アメリとは無関係にgakuに負けたことを悔しがっている可能性もありますが。
相沢瓶人の反応から条件を予想
相沢瓶人は10位という発表があった際には尾花夏樹と抱き合って喜んでいました。
しかしgakuの発表があった後には涙を浮かべています。
私は最初、「前例がない日本のレストランで10位を取れた(つまりアメリを連れて行かれないで済む)」ということに感動して涙ぐんでいるのかと思いました。
ですが上述の尾花夏樹の行動とあわせて考えると、gakuの順位を聞いて涙を流していると考えた方がしっくりきます。
つまり、いつの間にか「gakuに勝利すること」が条件に加わっていたことになります。
エリーゼは「gaku」で丹後学が働いていることは知らないはずです。
それも併せると「日本のレストランで1位を取る」という条件があったと考えられます。
最後に
TBSドラマ「グランメゾン東京」の第7話の内容がよくわからず混乱している人が多いですね。
私もよくわかっていません。
「10位以内」という条件を達成しているにもかかわらずアメリが連れて行かれたのは「10位以内」を「10位を越えること」の意味で使っていたか、明言していないものの「日本のレストランで1位」という隠された条件があったかのどちらかでしょう。
前者であれば完全な脚本ミスです。
後者であっても説明不足と言わざるを得ませんね。
自分勝手にアメリを連れて行ったエリーゼにも不満の声が上がっていますし、第7回は問題のある回となってしまいましたね。