学生はもちろん、大人になってからも何か目的があって勉強をしている人は多いでしょう。
ですが、そのほとんどの人はうまく時間やモチベーションをコントロールできず苦しんでいます。
特に「勉強しなきゃいけないのに眠い。どうしたら...」「いい眠気覚ましがあればもっと勉強時間を取れたらいいのに...」と悩む人が多いようです。
私はこれらの悩みを持っていません。
眠くなったらすぐに寝ます。
「眠い中どう頑張るか」は問題を見誤っている
まず最大の問題は「眠くなるような時間に勉強をしている」ことだと気付いてください。
日中仕事をしていたとしても、帰宅して寝るまでにある程度の時間があるはずです。
あなたは会社を出たその瞬間から眠いのですか?
違うはずです。
だったら、勉強など集中力が必要なことを先にやって、YouTubeを見たりゲームをしたりといった遊びを眠くなる時間に回せばいいんです。
楽しい趣味は眠い目をこすりながらやっても楽しめます。
終わる時間を遅くするのではなくとりかかる準備を早くすること
勉強時間が取れない最大の理由は上述のようにスタートする時間が遅いためです。
我々日本人は、学校の授業も会社の就業時間も「始めるのは開始時刻ぴったりなくせに、終わる時間はずるずると伸ばしがち」です。
ですが、日本では学校でもチャイムと同時に授業が始まるくせに、キリのいいところまで終わらないことが多いです。
社会人になっても同様で、終業開始時間よりも早く仕事をしても残業代がつかないケースが多いです。
そういう世界に慣れ切っているため、勉強についても「夜11時から始める」というマイルールを持っていると11時前に空き時間があっても取り掛かりにくくなります。
時間が空いたなら前倒ししましょう。
睡眠時間を削るのは悪手中の悪手
「勉強を頑張る」というととにかく眠い目をこすって夜ふかししながらノートを開きたがる人が多いですが、これは悪手です。
睡眠時間の確保は生きるために最重要な「健康」に繋がります。
短期的に見ても眠くて集中力が続かないなら勉強の効率は最悪ですし、翌日の仕事に響くなら本末転倒です。
日常的に睡眠時間が足りなければ長期的に問題が出てくるのは今更言うまでもありません。
勉強は何のため?
平成・令和の時代に精神論や根性論は悪とされる風潮が出来上がりました。
「何のために勉強をするか」「目的を意識しろ」なども精神論・根性論扱いされ、バカにされたり蔑ろにされたりします。
ですが、これは絶対に必要です。
目的意識がなければ苦しくなった時に「そこまでしてやりたくない」という逃げにつながりますし、何のために勉強するかを明確にしていなければ目的から逸れてただただ勉強しているような気分になって終わってしまいます。
何のために勉強するのか、どうなりたいのかといったゴールを明確にして、日々の行動の積み重ねがゴールに向かっている状態にすれば、夢は叶います。
あなたの目的・夢は何ですか?
その夢は健康を捨ててでも叶えたいですか?
それとも健康な状態で叶えたいですか?
健康な状態で夢を叶えたいのなら、睡眠時間は削ってはいけません。
最後に
勉強を日々頑張っている方々、もしあなたが「眠い中頑張っている」または「やる気はあるのに眠くて捗らない」のであれば日々のスケジュールを見直してみてください。
眠くなる前の時間帯に後回しにできることはありませんか?
テレビを見たりゲームをしたり、一人でしていることは全て後回しで大丈夫です。
「遊び」は眠くなってからでも楽しめます。
「眠い中頑張っている」というのはすごいことではありません。
絶対に「眠くなる前に同じ時間勉強する」ほうが効率がいいので「すごい」です。
多くの人は、勉強に取り掛かる「開始時間」に無頓着で、そのくせ勉強時間が少ないことに悩んでいます。
「眠い中どう頑張って勉強時間を延ばすか」ではなく、「眠くなる前の時間を後ろに回して勉強時間を確保する」ということをまず考えてください。
睡眠時間を削ることは勉強に対する集中力が激減し、健康にも害があります。
「眠い中頑張っている私」はかっこよく見えて満足度は高いかもしれませんが、それは目的を見失っている状態です。