テレビ朝日ドラマ「アリバイ崩し承ります」では察時美幸管理官(演:安田顕)とジュニアと呼ばれている渡海雄馬(演:成田凌)が毎回いがみあっていますね。
管理官というのは階級で言うと何になるのでしょうか。
階級差があるのは間違いないですよね。
正確な階級を調べてみましたのでご覧ください。
いくら親が偉くても考えられない設定であることがわかりました。
察時美幸管理官の階級は?
那野県警察本部刑事部管理官という肩書きです。
管理官というのは役職であり、階級ではありません。
調べたところ、基本的には警視が管理官に就くことになっているようです。
巡査部長との差
警視はあきらかに偉そうな階級ですね。
一方のジュニアは巡査部長という階級です。
警察の階級は上から並べると
警視総監
警視監
警視長
警視正
警視
警部
警部補
巡査部長
(巡査長)
巡査
となっています。
なお巡査長は正式な階級ではないのでかっこでくくってあります。
ちなみに、いわゆるキャリアと呼ばれる国家公務員の方々はスタートが警部補で、基本的に勤続年数で出世していきます。
一方のノンキャリアは巡査からスタートし、昇給試験にパスしないと出世できません。
試験は簡単なものではないため、引退するまで巡査のままという方も多いようです。
また、ノンキャリアはルール上警視まで出世できますが、実際にそこまで出世している人は滅多にいないようです。
いくらパパが偉くてもあり得ない
警視と巡査部長の間には2つの階級があります。
通常であれば立場には大きな隔たりがあり、口答えは許されません。
ドラマだから仕方がないですが、警視(管理官)を小バカにする巡査部長がいるはずがありません。
設定ではパパが大物国会議員ですが、逆に言えば大物国会議員の力を持ってすら地方のノンキャリとしてねじ込むのが精いっぱいだった程度ということになります。
ジュニアはこれまで何一つ手柄を挙げていませんし、若干哀れですよね。
管理官は左遷されても階級は下がらない
公務員である警察官の階級が下がるのはよほどのことがないかぎりありえません。
懲戒処分のうち、降任と呼ばれる免職の次に重い処分です。
察時美幸管理官は敵対派閥による左遷なので懲戒処分を受けているとは考え辛く、左遷されたからといって那野県警察での管理官という立場や警察としての階級が下がっているわけではありません。
ジュニアは「左遷されたくせにwww」と煽っていますが、子どもの煽り文句レベルです。
最後に
テレビ朝日「アリバイ崩し承ります」での察時美幸管理官の階級は警視、そして管理官につっかかっているジュニアこと渡海雄馬は巡査部長です。
二人の間には埋められないレベルの階級差があります。
ジュニアのパパは大物国家公務員ですが、その力を持ってしても地方のノンキャリ警察官としてねじこむのがやっとという有様です。
周りの警察官は忖度しまくっていますが、何も成し遂げていないお山の大将です。
イケメンなだけに、逆にその中身の無さが哀れに見えてしまいますね。