日テレドラマ「私たちはどうかしている」では、要所要所で七桜を助ける多喜川薫という人物がいますね。
この人物について、原作漫画を基に紹介していきます。
なお、ドラマ版は第一章はほぼ原作に忠実でしたが、原作は完結していないため後半はオリジナルの展開になる可能性があります。
その場合、原作の設定と異なる部分が出てくるかもしれません。
ご注意ください。
多喜川薫とは
地主であり、武六会という由緒正しい家柄の当主しか参加できない茶会にも参加するほどの権力者でもあります。
序盤から七桜の前に現れ、「七桜の母の御菓子のファン」と名乗って手助けをしています。
父親の秘密
故人です。
地主(薫が相続しました)であり、多喜川家の先代当主です。
その一方で、光月庵の女将と不倫の関係にありました。
多喜川薫は父の不倫を許せていないようで、遺影もきちんと飾らずに床に置かれています。
母親の秘密
母親も故人です。
日本舞踊の師範で、多喜川薫に日本舞踊を教えたのも母親です。
箱入り娘のお嬢様で多喜川家に嫁いできました。
夫の不倫を知ったものの、それを咎めることもできず表向きは幸せな家庭を演じ続けていましたが、心が折れて家に閉じこもるようになりました。
その際、薫には夫の不倫相手である光月庵の女将への呪詛を呟き続けています。
多喜川薫と光月庵
多喜川薫は、母が壊れたことで光月庵を恨んでいます。
光月庵の女将に父親をたぶらかされ、母の精神を壊されたことでなんとしても光月庵を潰したいと考えるようになりました。
多喜川薫と七桜
要所要所で七桜を助けてきた多喜川薫ですが、七桜に近づいた本当の理由は「自分と同じ、光月庵の女将に人生を狂わされた人間」だからです。
七桜は高月家の血を継いでいる可能性があったため、光月庵を奪うことすら可能でした。
光月庵の跡取りの立場を椿から奪うことができれば、女将の立場はなくなります。
多喜川薫は七桜を使って光月庵の女将へ復讐をしようとしています。
なお、七桜が冒頭で辞めされられた和菓子屋に送られたメールの差出人は多喜川薫です。
最後に
「私たちはどうかしている」に登場する多喜川薫は、光月庵の女将に家族を壊されたことで恨みを持っています。
そのため、七桜を利用して光月庵を潰そうと考えています。
ただし、七桜に対しては「ただのコマ」としてではなく恋愛感情も持っているようです。
七桜自身も困惑しながらも想いを消せずにいます。
原作は「佳境に入った」とされながらもまだ完結していません。
ドラマ版ではどういう結末になるのでしょうね。