日テレドラマ「私たちはどうかしている」では椿の母・女将こと高月今日子が暗躍していますね。
観月ありさの演技が上手いため、やたらと不穏な空気を醸し出しています。
ところで、この女将は大旦那から女狐と呼ばれ嫌われています。
この女将について秘密を暴露しますのでご覧ください。
なお、当記事は原作漫画を基に記述しています。
ドラマ版の第一章はほぼ原作通りですが、原作が完結しておらず第二章からはオリジナルの展開も予想されます。
その場合、原作と設定が異なる可能性も出てきますのでご注意ください。
女将、箱入り娘だった
女将は光月庵に嫁いでくる前は加賀御三家の一つ、鳳家で育ちました。
つまり女将自身も光月庵に劣らない、由緒正しい立派な家柄の娘でした。
光月庵に嫁ぐことは大旦那が主導で決めました。
当時はまだ今のような野心家ではなく、家柄もよくおしとやかな箱入り娘だったようです。
女将の秘密
女将は、自分の夫(高月樹)が不倫をしていることを知っていました。
高月樹は女将への愛情が全くなく、一度も体に触れようとしませんでした。
自分を蔑ろにし、たいした家柄でないただの菓子職人と不倫をするだけでなく、その菓子職人を自分たちの屋敷に住まわせたことで憎悪の炎を燃え上がらせていました。
椿
女将と高月樹は関係を持たなかったので、当然椿も二人の子どもではありません。
女将は旦那が不倫女に気持ちを向けていることを知り、別の人から子どもを授かります。
このとき、高月樹自身も不倫をしているという負い目から椿を自分の子のように振る舞っていました。
女将が光月庵を追い出されない理由
大旦那はうすうすではありますが、女将が暗躍していることに気付いています。
椿が光月庵の血を引いていないこともなんとなく気付いているため、第5章で「本当に血がつながった孫が現れたらその子に相続させる」という遺言書まで作成しました。
ですが、その「本当の光月庵の子」は見つかっていません。
また、椿が実の子でないということは世間にはバレていません。
大旦那は自分の代で光月庵を終わらせることだけはしたくないため、もし本当の子が見つからなかった場合には椿を跡継ぎにしようとしています。
そのため、その椿の母である女将のことも追い出せずにいるのです。
最後に
日テレドラマ「私たちはどうかしている」の女将、高月今日子について原作漫画を基に紹介しました。
女将がえげつない暗躍をしているのは、旦那である高月樹の愛が自分に向いておらず、七桜とその母親に全てを奪われるかもしれないという恐怖が理由です。
もともとは加賀御三家の鳳家という格式の高い家柄の娘でしたが、嫁いだ以上今は光月庵の娘です。
にもかかわらず光月庵の子を産めなかったために光月庵での価値がない状態になっています。
そのため、どんな方法を使ってでも椿を跡取りにしようと考えています。