「わたどう」こと「私たちはどうかしている」が人気ですね。
主人公・椿役の横浜流星も無事に回復したようで、最後まで安心して(内容的にはハラハラして?)楽しめそうです。
そんな椿は桜を恨んでいます。
その理由は果たして「父の仇」だけでしょうか。
原作漫画を基にネタバレしますのでご覧ください。
なお、当記事ではナオ(七桜)の現在と幼少期を区別するため、幼少期のナオを桜と表記しています。
椿が桜を恨む表向きの理由
序盤で明かされているのは、桜の母親が椿の父を殺したという点です。
しかし桜の母は取り調べ中に突然他界しています。
これにより上げた拳の下ろし所がわからなくなった椿は娘である桜を恨むようになりました。
...というのが序盤に読み取れる内容です。
真相をネタバレ
ここからは原作漫画を基にしたネタバレが含まれます。
ドラマでは第5話以降で明かされる内容となります。
祖父との確執
椿と祖父はとても仲が悪いです。
それは、15年前の事件で椿の父が密会していたことや、椿が目撃したことを正確に語らなかったことなどが原因とされています。
ただ、それだけではありません。
この一件により祖父は椿の血縁を疑い、調査を依頼しました。
それにより、椿は高月家の血を引いていないことが発覚します。
光月庵は過去にレシピを盗まれ業績が悪化したことがあり、血筋を重んじるようになりました。
そのため、高月家の子でない椿を後継者と認めていません。
祖父は現在の女将・今日子のことも「女狐」と呼び嫌悪していますが、これも結婚相手以外の子を産んでいることが原因です。
桜の正体
一方の桜についてですが、母が亡くなったことは明かされていますが父については一切語られていませんね。
桜の父は、高月樹です。
つまり椿の父です。
15年前の事件の日、椿は父が桜の母と密会していたのを目撃しています。
それは衝動的・刹那的なものでなく、なんと樹が学生の頃から続いていた関係でした。
また、桜自身が両親から和菓子作りの才能を受け継いでおり、光月庵の跡取りとして十分な能力を持っています。
椿の祖父は、幼少期の桜が作った和菓子を食べてその事実に気付き、椿を蔑ろにした上で桜を探すように命じています。
最後に
ということで、「私たちはどうかしている」で椿が桜を恨んでいるのは父の仇というだけでなく、自分が光月庵を継ぐための障害になっているからです。
桜は単純に光月庵の血筋であるだけでなく、幼少期の時点で和菓子作りの才能を祖父から認められています。
一方、椿はあの事件の日からドラマ第3話時点まで祖父に和菓子を食べてもらうこともできていませんでした。
椿にとっては、父だけでなく自分のアイデンティティまで奪った相手のように感じているのでしょうね。