アンジャッシュの渡部建が「視聴者を不快にさせるスキャンダル」を起こしたことでテレビ各局に全面自粛を申し入れたことがニュースとなっています。
これにより、マスコミ各社はこの「視聴者を不快にさせるスキャンダル」の真相を突き止めるべく動き出し、「予想」という名の下で真実とは無関係な妄想記事が大量生産されています。
奥さんの佐々木希が杏と同じ事務所というだけで不倫に結び付けてみたり、「事情通による噂」という予防線を張ってDVの可能性まで口にしています。
6月9日時点ではまだ真実はわかっておらず、上述の不倫やDVは完全に記事を書いた人間による妄想です。
そして、yahooニュースのコメント欄やTwitterなどでは一般人による「実は嫌いだった」というカミングアウトや、「実はこういう悪癖がある」「こいつは不倫したに違いない」などのバッシングのオンパレードです。
テラスハウスでのバッシングで木村花さんが亡くなったことはもう誰も覚えていないのでしょうか。
それとも「視聴者を不快にさせるスキャンダル」という大義名分があるなら罵詈雑言は許されるのでしょうか。
【追記】
自粛発表のニュースの翌日6月10日に文春オンラインで不倫であることが発覚、さらに翌日の週刊文春で記事が掲載されるとのことです
目次
まだ何も明らかになっていないのに噂で怒っている人が多すぎる
渡部建は「視聴者を不快にさせるスキャンダル」で自粛を申し入れていますが、そのスキャンダルが何なのかは6月9日時点でまだ明らかになっていません。
不倫と予想している人が大半のようで、「女癖が悪い」だの「佐々木希がいるのに満足できないのか」など言いたい放題です。
まだ木村花さんの事件から1か月経っていないのに...
木村花さんは視聴者からの心ないバッシングにより自ら命を絶ちましたね。
この事件について、テラスハウスという番組の炎上を煽るような構成にも問題はありましたが、一番の問題は木村花さんへのバッシングだったのではないでしょうか。
なのになぜ、それから1か月もたたないうちにここまで渡部建へのバッシングが起きているのでしょうか。
木村花さんの事件で何も学んでいないのでしょうか。
「もともと嫌いだった」という人が大量発生
この手の炎上では、自称事情通の「オレはもともとあいつが嫌いだった」という人が大量発生しますね。
「渡部建を面白いと思ったことがない」と言い出す人も多いですが、それはただの感想でありスキャンダルとは無関係な中傷です。
現時点で不倫だと確定していないにも関わらず「佐々木希に謝れ」と騒いでいる方もいます。
過去の笑い話を中傷のネタにする人々
渡部建はお笑い芸人です。
バラエティ番組への出演も多く、他の芸人との共演も多かったです。
その中で、「変な行動を取った」という笑い話をすることもあります。
もちろんその多くは誇張だったり事実とは異なるネタだったりするわけですが、中にはその笑い話を真に受けて中傷のネタにする人が出てきます。
そういう人たちの決まり文句は「冗談めかして話していたけどあれはマジだった」です。
少なくともバッシングは「まだ早い」
「視聴者を不快にさせるスキャンダル」が何かわかる前からこんなに炎上するのはおかしいですよね。
今の時点で渡部建を許せない人がたくさんいるのが不思議でなりません。
炎上を楽しむ愉快犯が多いのか、本当に苦手だと思っている人が多かったのかはわかりません。
ですが、バッシングするならせめてスキャンダルの内容がわかってからではないでしょうか。
今の時点ではほとんどが誹謗中傷です。
最後に
渡部建が「視聴者を不快にさせるスキャンダル」を理由にテレビ出演を自粛したというニュースで、そのスキャンダルの内容が明かされていないにもかかわらずマスコミ・一般人ともにバッシングを始めています。
木村花さんの事件から1か月も経っていません。
誹謗中傷をしている人たちはあの事件から何も学ばなかったのでしょうか。
まさかあの事件は制作側が悪いだけでバッシングには罪がないと思っているのでしょうか。
それとも男性なら、お笑い芸人なら何を言ってもいいとでも思っているのでしょうか。
不思議です。