こんにちは。
猫の下僕です。
この間のオリンピックでは、日本男子が400メートルリレーで銅メダルという快挙を成し遂げました。
今回は、ちょっと変わったリレーを紹介します。
炎の体育会TVで、一風変わったリレーが行われています。
スウェーデンリレー。
走者によって走る距離が違うこの競技。
大会などで聞いたことはありませんよね。
バラエティ向けのお遊び競技なのでしょうか?
スウェーデンリレー概要
第一走者から順に、
100メートル→200メートル→300メートル→400メートル
を走ります。
合計で1000メートルとなります。
どうやら、オリンピックや世界陸上、日本選手権などの大きな大会では実施されたことはないそうです。
ただし、スーパー陸上・世界ユース陸上競技選手権大会などの国際大会では実施されたことがあるようです。
また、最近実施された大会を調べたところ、実業団・学生対抗陸上競技大会である「オールスターナイト陸上」で、今年2016年7月23日に行われていました。
いわゆる「テレビ番組向け」の「お遊び競技」ではないようです。
オリンピック
1000メートルのこのリレーそのものが実施されたことは、一度もありません。
しかし、1908年に開催された、第4回ロンドン大会では、距離が変更になった「200メートル・200メートル・400メートル・800メートル」の1600メートルメドレーリレーが実施された記録が残っています。
呼称
海外では、メドレーリレーと呼ばれることが多く、日本では「メドレーリレー」の呼称が他競技で多く使われ、マイナーで混同しやすいという理由から、スウェーデンリレーと呼ぶことが多いです。
なお、大会によっては「1000メートルリレー」と呼ばれることもあります。
1910年代に、スウェーデンでよく行われており、その頃は「1000メートルメドレーリレー」と呼ばれていました。
後に、世界各国に広まっていく際、発祥地であるスウェーデンの名を採用しています。
英語ができる方なら「スウェーデン」じゃなく「スウェーディッシュ」ではないかと疑問を持つかもしれませんね。
大丈夫です。
英語圏では、きちんと「スウェーディッシュリレー」と呼ばれています。
実施している都道府県の学校
国際大会でも一部で実施しているこのスウェーデンリレーですが、聞いたことのない人も多いかと思います。
そこで、都道府県によって違いがあるのか、調べてみました。
ちなみに、私は小学校・中学校と陸上部でした。
さらに、父が転勤族だった関係で、3県の学校に通っています。
その全ての小中学校で、スウェーデンリレーなるものは実施されていませんでした。
聞いて回った結果
全国ほとんどの都道府県で、「やったことある」と「知らない」が混じっていました。
同じ県でも、知っている人と知らない人にわかれるなど、地方に差はないように感じました。
少し気になったのは、年配の方のほうが「知っている」と答えることが多かったことでしょうか。
ただし、当然ですが年配の方の中にも知らない方はおり、若い方にも知っている方はおられました。
推測
これらの結果、まず「都道府県」といった括りで実施はしておらず、学校単位で行われていると予想できます。
また、年代によっても違いがあることから、徐々に実施する学校も減っているのでは、と感じます。
まとめ
オリンピックや世界陸上、日本選手権などの最高峰の大会で行われるのであれば、それぞれの団体が力を入れるのでしょうが、そうでないのであれば、どうしても他の種目が優先されることになるでしょう。
どうしても、マイナー競技はサポートが弱くなりがちです。
人気のない種目であれば、優秀な成績をおさめても話題になりにくく、スポンサーとして就く魅力にも欠けてしまいます。
オリンピックか世界陸上。
どちらかで種目として取り上げられ、日本人選手が活躍すれば人気が出ることでしょう。