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両目が上手く描けない人のための練習方法 初心者はなぜ下手くそに見えるのか

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神絵師を目指し始めたみなさんこんにちは。

 

初心者の段階でよく絶望するのが「目の描き方」ですね。

 

 

「目」というのはキャラクターイラストにおいて最重要ポイントですので、ちょっとでもおかしいとイラスト全体に違和感を感じてしまうようになります。

 

なぜ下手くそに見えてしまうのか、どうすれば上手く描けるのかの練習手順を紹介しますのでご覧ください。

 

 

 

前提

 

イラストを描くには「知識」と「技術」が必要です。

 

知識というのは、当記事や書籍・YouTubeなどで得られる「描く方法」のことです。

 

技術というのは、得た知識の通りに筆を動かすことです。

 

 

今の時代、知識を紹介する人が増えすぎたため「〇〇をすればすぐできる!」だとか「〇〇に気を付けるだけで一瞬で神絵師に!」だのと煽りに煽ったタイトルをつけているものがとても多いです。

 

あれ、嘘です。

 

すぐにはできません。

 

一瞬で神絵師になんてなれません。

 

彼ら彼女らが教えてくれるのはあくまで「知識」であり、それを自分で再現できる技術を手に入れるには繰り返し練習する必要があります。

 

初心者は本や動画を見て一度試しただけで(もしくは言われた通りに試すことすらせず)、自分の絵に反映できずに「使えない講座だった」などと呟きます。

 

せめて10回、あなたが(私のように)自分に才能がないと思うのであれば100回は繰り返してください。

 

100回、しかも1回1回を真剣に取り組んだ上で100回です。

 

それだけやれば何かに気付けるはずです。

 

この「100回繰り返す」というのは私の限界値です。

 

おそらくあなたは私より絵を描く才能があるので、100回を待たずしてできるようになります。

 

 

両目が上手く描けない理由

 

目は基本的に2つが同じ形をしています。

 

その上で、顔そのものが球体(に近い形)をしているためちょっと傾くと横幅が変わります。

 

さらに水平方向を見ていることはマレで、魅力的な絵の顔はほぼ確実に傾きを持っています。

 

だから初心者の多くは左右の目がちぐはぐになってしまいます。

 

 

こちらをごらんください。

 

 

一生懸命描きましたが、地味に違和感がありますよね。

 

絵を描ける人や描いた本人は違和感に気付けます。

 

おそらく絵を描いたことのない人が一瞬だけ見たら「まあまあいいんじゃない?」と言ってくれるでしょう。

 

言ってはくれますが、言語化できない深層部分で違和感を持たれてしまいます。

 

その結果、「なんか変な絵だな」もしくは「なんとなくそそらない絵だな」となってしまいます。

 

 

気を付けるべきポイントは?

 

左右の目が「同じ形である」という知識だけではざっくりしすぎていますね。

 

細かくするのなら

・線の長さ

・角度

・曲線のカーブ具合(R/曲線半径)

・線の厚み

などがチェック項目として挙げられます。

 

先ほど紹介した私の絵を再度見てみてください。

 

 

チェック項目を知った上で見ると違和感の正体がわかるのではないでしょうか。

 

上まぶたの厚み、瞳孔のサイズ、眉の角度などなど、直したくなる部分がたくさん見つかりますよね。

 

 

初心者が目を描けるようになる手順

 

チェックするポイントはわかりましたね?

 

では早速練習しましょう。

 

目の練習に限らず、イラストは基礎をしっかりしてから応用に進む必要があります。

 

ですので、いきなり神絵師のような絵にとりかからずに正面絵からスタートしてください。

 

 

正面絵を練習しよう

 

実際のイラストで真正面を見ているものはありませんが、基本中の基本である正面絵が描けないなら応用に手を出してはいけません。

 

まず、左目・右目どちらでもいいので得意な側を描きます。

 

そしてその目の角度や線が交差している位置などを見ながら反対側を描きましょう。

 

正面絵の場合は、コピーして反転させた目が正解になります。

 

 

横向きの絵を練習しよう

 

正面絵が描けるようになったら、キャラクターの見ている高さを水平に保ったまま左右どちらかを向かせましょう。

 

3D的な表現をするのなら「X軸を回転させず、Y軸のみを回転させる」ということです。

 

正面から真横まで、角度をちょっとずつ変えていきます。

 

このときの注意点は、まぶたや目頭・目じりなどの高さは変わらず、幅だけが変わっていくという点です。

 

ちなみにイラストの場合、真横は特殊な描き方をします。

 

個人的には、そもそも完全な真横というのはイラストとして描くことがないので初心者のうちは後回しにしてもいい気がします。

 

 

上向き・下向きの絵を練習しよう

 

正面から上または下を向かせます。

 

3D的な表現をするのなら「Y軸を回転させず、X軸のみを回転させる」ということです。

 

真上・真下はどちらも目が見えない状態なので練習しなくて大丈夫です。

 

横への回転がないため、左右の目の横幅に変化はありません。

 

高さを一致させることを意識してください。

 

 

ナナメの練習をしよう

 

上記2つを同時に行います。

 

3D的な表現をするのなら「X軸Y軸を同時に回転させる」ということです。

 

脳内で明確にイメージできる初心者はいないので、描きたい角度の写真を参考にしましょう。

 

ちょうどいい角度の写真を探すのが大変?

 

いやいやいや、そこにあるスマホで自分の顔を撮ってください。

 

ちなみに三次元と二次元で目のサイズや形は大きく違いますので参考にするのは角度や比率だけです。

 

 

最後に

 

イラストにおいて「目」は最も重要なポイントの一つです。

 

にもかかわらず左右で2つあるため、ちょっとのズレで大きな違和感を産んでしまいます。

 

世の中にはたくさんの「目の描き方講座」がありますが、基本的にどれも片目ずつの細かいテクニックですよね。

 

それを練習するのもいいですが、初心者はその前に左右の目に破綻がない状態を目指しましょう。

 

今回紹介したチェックするべき項目を意識できるようになれば、違和感のない目が描けるようになるはずです。

 

両目を違和感なく描けるようになったら、世の中に溢れている「目の描き方講座」の中で自分の目指す絵柄のものを見つけて参考にしていきましょう。

 

なお、高さや角度などを「目分量」でやりたがる初心者が多いですが、それは悪手です。

 

デジタルで描いているのなら、補助線は絶対に使うべきです。

 

「補助線を引くのは恥ずかしい」というわけのわからないこだわりは捨てましょう。

 

世の中の魅力的な「完成した絵」には補助線がないので忘れがちですが、神絵師も補助線は使っていることが多いですし、使わない神絵師たちも過去に補助線を何度も引き続けたからこそ実際にキャンパスに補助線を描かなくても脳内で再現できるようになっているんです。

 

練習は地味で面倒かもしれませんが、「目が上手に描ける」というのはイラストの世界においてもっとも強力な武器です。

 

練習する価値があります。

 

なによりも、魅力的な目を描けるようになると絵を描いているときのテンションが爆上がりします。

 

ぜひ身につけてください。

 

 

 

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