クリスタことClip Studio。
これさえあれば自分にも超美麗イラストが描ける。
そう思っていた時期が私にもありました。
今回はそんな初心者でもアセットを使って簡単に炎を描く方法を紹介します。
なお、当記事はアセットを公開しているLilyheartさんとは無関係の人間が書いています。
本来の意図した使い方と違う場合や、足りない内容があるかもしれませんのでご注意ください。
目次
アセット使うのズルくない?
最初に言いたいことがあります。
初心者や絵を描いたことのない人の勘違いとして、「アセットやツールを使うのはズルい。自分で描いていないのは評価に値しない」なんて考え方があります。
間違ってます。
アセットを含め、ツールを使いこなすことはイラストの上達に必須です。
そもそも「ツールを使うのはズルい」というのなら、パソコンとタブレットを使うのはズルいですし、紙と鉛筆を使うのもズルいです。
※もちろん「アセットそのものを自作した」はダメです
今回のオススメアセット
今回紹介するのはLilyheartさんの提供している「炎ブラシセット」です。
※50CLIPPY(無料ポイント)がかかります
通常のブラシとはやや使い方が違います。
ブラシの導入
※この項目はご存知の方は飛ばしてもOKです
ペンやマーカーのようなツールボックスに追加してもいいのですが、今回の炎ブラシは通常のブラシと使う状況が違うため、新しいボックスを作ります。
「初期ツールを追加」から、新しくボックスを作ります。
後で名前も変えるのでとりあえず適当に「虫めがね」を追加しましょう。
画面右側に折りたたまれているダウンロード素材の中から炎ブラシセットを選択し、各ブラシをボックスにドラッグアンドドロップで放り込んでいきます。
最初からある「ズームイン2」「ズームアウト2」は削除しておきましょう。
ついでにボックスの名前も「炎ブラシ」に変えます。
使い方
右側の折りたたまれたダウンロード素材の中から「炎フォルダ」をレイヤー表示ペインまたはメイン画面にドラッグアンドドロップします。
レイヤー表示は以下のようになります。
炎フォルダ内の【ここに描画色白のブラシで描く】のレイヤーに、言われた通りに白で炎ブラシで描きましょう。
何も表示されないけど?
炎フォルダはスクリーンモードになっています。
炎フォルダの下に何もレイヤーがない(用紙の白のみ)の場合、何も見えません。
このブラシを試したい場合は炎フォルダの下に適当にレイヤーを足し、黒で塗りつぶして描いてみましょう。
白いけど?
炎フォルダの中に描かず、通常のブラシ同様に描こうとすると炎の色が反映されません。
上述のように、炎フォルダの中の【ここに描画色白のブラシで描く】というレイヤーに描きましょう。
なお、この位置にレイヤーを足せば正しく描画されます。
背景やキャラクターはどこに描く?
炎フォルダの下に描きましょう。
キャラクターに炎をまとわりつかせたい場合は「炎フォルダ」を2つ作って前部分と後ろ部分に分けてもOKです。
適当な絵に炎ブラシを足してみた
超美麗イラストに炎ブラシを足したところで、「神絵師だから描けるんでしょ?」となりますよね。
こういうあきらかに適当に描かれた絵に足してみましょう。
夜っぽくするために乗算の紺色レイヤーを乗せました
そして炎ブラシでさらっと描いた結果、こうなりました。
どうでしょうか。
ちゃんと炎がまとわりついているように見えますよね。
最後に
クリスタのアセット「炎ブラシ」を紹介しました。
炎はイラストでよく使うエフェクトではありますが、初心者にとって描くのがとても難しいものです。
このアセットを使えばその手間が軽減されます。
クリスタのアセットはこれ以外にも便利なものがたくさんあります。
「アセットやツールを使うのはズルい」という勘違いを拭い去り、使える道具はどんどん使っていきましょう。