同期のサクラ

同期のサクラ 第7話 橋の中止は妥当なのか?子会社平社員に決定権を委ねたのはなぜ

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日テレドラマ「同期のサクラ」第7話ではサクラの故郷の橋が当初の予定と一部異なることが発覚し、サクラは島民に橋の建築中止を宣言してしました。

 

土木の役員が元営業部の部長だったこともあり、まるで違法な建設をしているかのように描かれました。

 

でもちょっと待ってください。

 

建設を続行しても大丈夫だったのではないでしょうか。

 

 

 

安全基準はクリアしていたのでは?

 

当初の20メートル必要だと言われた問題点だけでなくその後発覚したコンクリの量についても、あくまで国の基準値は満たしているとされています。

 

それを言ったのが元営業部の部長なので信ぴょう性に疑問は残りますが、本当に国の基準を満たしているのなら当初の予定よりも資材がカットされていても問題ないのではないでしょうか。

 

日本は天災の多い国である一方、建築物の基準値もかなり厳しく設定されています。

 

おそらくは相当大きな災害に見舞われない限り問題ないはずです。

 

 

実際には基準値を満たしていない?

 

私は桑原部長が言っていた「基準値を満たしている」というセリフを「書類上と実際とは違うけれど、実際の工事もきちんと基準値を満たしている」と読み取りました。

 

しかし「書類上は基準値を満たしているからこのまま工事を続けても大丈夫だ」というように捉えている人もいるようです。

 

たしかに後者であれば欠陥建築となるため危険ですね。

 

サクラは自分の夢を諦め、クビを覚悟で中止を宣言しています。

 

そこまでの行動を取ったことを考えると、実際の橋は基準値を満たせていないという可能性も十分に考えられそうですね。

 

 

建築物に100%安全は存在しない

 

私は以前、市役所の建築課で働く友人とこの話をしたことがあります。

 

結論としては、建築物に100%安全は存在しないということでした。

 

建築物の安全とは、災害が発生しても壊れないことを意味しています。

 

しかし自然災害には限度が存在しません。

 

たとえば2011年より前には東日本大震災のような地震が発生するとは考えられていませんでした。

 

今でも、東日本大震災よりはるかに大きな地震が来ると考えている人は少数です。

 

極論を言えば、日本が沈没するような自然現象だって可能性としてはゼロではないわけです。

 

 

それはそれとして、サクラに中止を宣言させるのはおかしい

 

基準値どうこうとは別に、サクラに中止を宣言させたのは理解しがたいですよね。

 

桑原部長は中止させるつもりはなく、サクラに島民の説得をさせようとしていました。

 

理解できないのは同期メンバーと火野すみれです。

 

「告発するもしないもサクラの思うようにすればいい」と言っていますが、国から出資を受けている大事業を子会社に出向している平社員一人にどうこうさせようと言うのは間違っています。

 

工事を続けるかどうかの選択は本来社長が判断すべき事案です。

 

同期メンバーはサクラとともに社長に直訴すべきだったのではないでしょうか。

 

 

最後に

 

日テレ「同期のサクラ」第7話ではサクラの故郷の橋が当初より脆弱であることが発覚し、サクラ自身が建設の中止を宣言しました。

 

そもそも子会社の社員にそんな重大な決定を迫ったということ自体が疑問ではありますが、それはそれとして「国の基準をクリアしている」のなら当初よりも多少甘い作りになっていても問題ないような気がします。

 

ただ、ネット上では「書類上は基準をクリアしているが実際にはクリアできていない」と受け取っている視聴者が多いようです。

 

私には桑原部長は「書類とは違うが国の基準はクリアしている」と言っているように聞こえましたが、もし国の基準をクリアできていないのであれば中止は仕方がないですね。

 

だとしてもサクラではなく社長が自ら説明に行くべき案件のような気がしますが。

 

 

 

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