ウクライナといえば物価が安くビザなしで
長期滞在ができる国ということで有名に
なりつつある国でした。
私も何度かこのブログ上でオススメして
きたのですが、2019年1月に新しい法令が
発布されたことで状況がほんの少し悪化
しています。
これから旅行される方はお気を付けください。
目次
ウクライナの異変 ホテル代の上昇
2019年1月より、宿泊費として外国人は
1泊あたり30~40グリブニャの税金が
課せられるようになりました。
1グリブニャ4円で換算した場合120円
以上の税金となります。
これをたいしたことがないと感じるか
大幅な値上がりと感じるかは判断が
別れるところでしょう。
ウクライナに来たことがない方には
「別にいいのでは」というレベルかも
しれませんね。
BOOKING.COMなどのサイトではこの
税金に対応していない値段表示が多く
宿で突然言われることが多いです。
ちょっとびっくりしますね。
これでも大幅値上がりに相当する
「外こもり」と呼ばれる海外の安宿で
長期滞在をするタイプの人は現地の
最安値のドミトリー(タコ部屋)を
利用することが多いです。
ウクライナの首都・キエフでは日本人にも
好評の中央駅付近のドミトリーがわずか
600円ほどとなっています。
※2019年3月現在
ここに128円上乗せされるということは
20%upということになります。
2割アップです。
割合で表記すると大幅値上がりしている
ことがわかるかと思います。
全体的に物価が上昇中?
私は2018年4月、7月、9月と
2019年3月、9月にウクライナに滞在しました。
このわずか1年の間でも大きく金額が
変わったものは2つです。
交通機関
2017年頃までに書かれた日本人旅行者の
ブログでは4グリブニャ等の情報が
ありましたが、2018年には頻繁に値段が
改正されており、夏には8グリブニャまで
上昇していました。
※2019年11月時点では8グリブニャのままです
2019年に初めてウクライナに来たので
あればどこまで乗っても32円という値段は
異常な安さではありますが、それでも1年で
2倍に上昇しているというのは現地の人に
とっては厳しい状況です。
実際、現地の大学生などに話を聞くと
1駅2駅程度なら歩くという方が多いです。
宿
上記の税金とは別に、宿そのものの値段も
上がっています。
たとえば上記で紹介したVショコラディ
という日本人に人気の宿は2018年以前は
125グリブニャ、つまり500円で泊まれて
いました。
それが現在は150グリブニャで600円と
なっています。
また、この宿以外にも私が長期滞在に
利用している宿は100グリブニャだった
ところが現在170グリブニャに上昇し、
さらに洗濯機が無料だったのが1回40
グリブニャ取られるようになりました。
値段が(あまり)変わっていないもの
ウクライナの伝統料理が食べられる
大衆食堂「プザタ・ハタ」は値段が
ほとんど変わりません。
一皿あたり100円前後でそれなりの量が
あるので500円(5皿)も食べたら残すことに
なります(笑)
また、スーパーの食料品も値段は上がって
いないようです。
季節的な問題から果物の種類が少ないですが
2019年3月現在、リンゴが1kgで32円程度、
マンダリンが1kgで120円前後と激安です。
ケーキも胸焼けする大きさで100円から200円
となっています。
また、街のいたるところで見かける
「シャウルマ」(ケパブ)の値段も
35グリブニャ(120円)と驚きの低価格の
ままとなっています。
ただし、中央駅にある5つの店舗は全て
シャッターがしまっています。
駅の反対側に新しく1店舗できたので
中央駅付近にいる方はそちらを試して
みてください。
それでも行く価値のあるウクライナ
旅行者にとって大きな支出である宿が
値上がり+税金という厳しい状況では
ありますが、それでもウクライナは
まだオススメできる国です。
日本と比べればまだまだ異常ともいえる
安さですし、同じく物価が安いことで
有名な東南アジアと比べると質がとても
高いです。
英語が通じにくいという欠点はありますが
日本人に好意的な方が多く、こちらから
喋りかけると待ってましたと言わんばかりに
フレンドリーな態度で話してくれます。
※ウクライナ人にとって日本人は知り合いたいけど
ちょっと怖いそうです(笑
そして何よりもイケメン・美女揃いの国です。
「世界で一番美しい人種」と言われる
ことも多いウクライナですが、その噂は
誇張ではありません。
また、「ウクライナは美女は多いけど男は
不細工ばかり」というのは誤りのようで
ピーター・アーツやミルコ・クロコップ
のようなたくましいイケメンが多いです。
※アーツはオランダ、ミルコはクロアチアです
ウクライナでは日本料理がブームで
お寿司屋さんやラーメン屋さん(麺屋武蔵!)
などがあるので日本食が恋しくなっても
安心です。
また、クリミア紛争で2018年年末には
戒厳令が出されたというニュースが
日本で話題になりましたが、2019年の
キエフ(首都)ではすでに平穏を取り戻して
います。
最後に
2019年のウクライナは2018年までと
比べて宿が値上がりしています。
ですのでネットにある古い情報を鵜呑みに
して行くとがっかりするかもしれません。
当サイトではできる限り現地の情報を提供
していきたいと考えています。
「この情報を知りたい!」という内容が
ありましたら気兼ねなくコメント欄や
メール等でご連絡ください。
私はウクライナ語・ロシア語が喋れ
ませんができる限り調査していきます。