***2022ウクライナ危機について***

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恐れていたことが現実に起こってしまいました。

ドネツク・ルガンスクを助けるという名目のはずが、なぜかロシア軍はキエフに向かっているそうです。

2月24日時点で100人以上の日本人がウクライナにいるとの情報がありました。

私は「なぜ早く逃げなかったのか」と責めません。

きっとのっぴきならない事情があったのでしょう。

今もまだその事情は続いていますか?

お金が問題なら、近隣諸国にも同程度の物価の国がありますよ。

 

ウクライナ国外で当記事をご覧になっている方へ。

行くのは今ではありません。

当ブログのウクライナに関する記事は過去の情報であり、今現在のウクライナへの渡航を勧めるものではありません。

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***2022ウクライナ危機について・ここまで***

ウクライナ

ウクライナとロシア語 現地に住む人はどのくらい喋れる?方言みたいなもの?

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「ウクライナの首都・キエフのことをキーフと呼ぼう」という動きがあるそうです。

 

キエフはロシア語のКиевに由来しており、ウクライナ語のКиївに近いキーフがいいのではないかということのようです。

 

実際、日本のニュースで「ロシア語を喋るのを辞めようとしているウクライナ人女性」を大々的に取り上げたりしているそうですね。

 

 

日本人はウクライナについてほとんど知らないので「ウクライナ語はロシア語の方言みたいなものでしょ?」と思うかもしれません。

 

実際、キリル文字を知らない人からしたら「同じアルファベットを使っている」とすら勘違いすることでしょう。

 

少なくとも「日本語(標準語)と津軽弁」以上に違います。

 

 

 

ウクライナ人の言語

 

ウクライナの母国語はウクライナ語です。

 

しかし、現地人であってもウクライナ語を喋れずロシア語を第一言語としている人も多いです。

 

キエフでは50%以上がロシア語話者と言われており、ウクライナ語とのバイリンガルを含めたらロシア語を使える人は90%近くにのぼるとも言われています。

 

※正確な統計情報ではなく、現地の大学生に聞いた話です

 

キエフより西の地域、たとえばリヴィヴなどではウクライナ語話者が増えますが、それでもロシア語を理解している人はとても多いです。

 

また、南のオデッサや北東のハリコフではロシア語話者の比率が多いとされています。

 

キエフを含め、各都市の看板にはウクライナ語のものだけでなくロシア語のものも多いです。

 

 

ウクライナ人の話

 

私自身、ウクライナが大好きで新型コロナウイルス発生前は毎年何か月も滞在していました。

 

あの感染症がなければ(そして今回のロシアによる一方的侵略行為がなければ)、私は2020年も2021年もそして2022年もウクライナにいたことでしょう。

 

私がウクライナにいた頃、仲良くなった現地の人に「ウクライナ語とロシア語の違い」について訊ねてまわったことがあります。

 

多くの人が「全く違う」と答えていました。

 

言語の起源は同じなので文法などには似たところがありますし、文字もほぼ同じキリル文字を使っています。

 

ただ、たとえば「1月」「日曜日」などは全く違う単語を使います。

 

少なくとも、我々外国人が「ロシア語を学び終えたらウクライナ語も数か月で習得できる」というレベルではありません。

※当然ですが学習する人の能力に左右されるので数か月で習得できる人もいます

 

 

ウクライナ人はロシア語を喋れる?ロシア人はウクライナ語を喋れる?

 

ウクライナ人の中でもウクライナ語を喋る人とロシア語を喋る人がいます。

 

そして、ウクライナ語を話す人は「ロシア語もなんとなくわかる」とのことです。

 

ただしこれは言語が近いからという意味ではなく、ウクライナ国内にロシア語が溢れているためなんとなく理解できているということのようでした。

 

ですので、ロシア人はウクライナ語を全く理解できません。

 

ロシア国内ではウクライナ語がほとんど使われていないからです。

 

 

言語への愛

 

※これは2019年時点に聞いた話です。今回の件でロシアへの悪感情を持つ人が大幅に増えることが予想されるため、もう一度同じ人に同じ質問をしても返ってくる答えが違う可能性が高いです

 

ウクライナで日本語を勉強しているウクライナ人学生に「私はウクライナ語とロシア語のどちらを勉強したらいいか」と聞いたことがあります。

 

その時の答えは「私自身はウクライナ語を学んでくれるとうれしいけど、ウクライナ国内でもロシア語が通じるし、他の国(旧ソ連圏のロシアから独立した国)でも通じるからロシア語をオススメする」というものでした。

 

ジョージアではカタコトのロシア語で話をすると「ジョージア語はどのくらいできる?」と聞かれますが、ウクライナでカタコトロシア語を使うと「お、喋れるのか」という反応が返ってきます。

 

ウクライナの人たちは(少なくとも2019年時点では)ロシア語に対する嫌悪感はないようでした。

 

また、「ウクライナに来たらウクライナ語を使うべき」という思いもないようでした。

 

ちなみに、当然ですがウクライナ人が母国に愛情がないという意味ではありません。

 

現地では公園の遊具や橋のフェンスなどもウクライナカラー(青と黄色)に塗られており、小さい国旗を掲げている家もありました。

 

日本で日の丸を掲げたら「異様な光景」と言われるそうですが、ウクライナにそのような自虐文化はありません。

 

 

最後に

 

ウクライナは日本から見ると不思議な言語の国です。

 

ウクライナ語という母国語があるものの、実際にはロシア語を話す人が多いです。

 

今回の一件でウクライナ語話者が増えたり、ロシア語を喋る人へネガティブな感情を持つ人が増えるかもしれません。

 

私は「ウクライナ人やジョージア人と意思の疎通をするために」ロシア語を学んでいるので、できれば今後もウクライナでロシア語が使えるままであってほしいです。

 

私は頭が悪いのでロシア語を学びつつウクライナ語も学ぶことはできそうにありません。

 

 

 

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