日テレドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」は主人公の川田レンが催眠術で普段とは真逆の性格になり、ミスパンダとしてグレーゾーンな悪を罰するややコメディ寄りのアクションドラマ(?)です。
ミスパンダの衣装や「白黒つける」という言動がパクリではないかと話題になっていますね。
パクられた元作品とされているのは1作品だけではないようですよ。
洋画のアレに衣装が似ている!?
まず真っ先に話題に上がったのは「キック・アス」のヒット・ガールに衣装が似ていると話題になりました。
「キック・アス」はアメコミが原作の洋画です。
映画作品はこちらです。
たしかに、目元を隠した衣装という点が似ていますし、ミスパンダのポージングもアメコミ風ですよね。
意識しているのかもしれません。
白黒つけるぜ
「白黒つけるぜ」が決め台詞のヒーローも過去に存在しますよね。
あの哀川翔が演じたゼブラーマンです。
男性ヒーローなので「白黒つけるぜ」です。
ミスパンダのセリフは「白黒つけるパンダだよ」ですが、ほぼほぼ同じですよね。
ちなみにゼブラーマンが普段一緒に暮らしている伯父の十文字念二郎は動物園の「飼育係」をしています。
その他
他にもネットの一部で「似ている」と指摘されたフレーズがあります。
パンダだよぉ
ネット上ではこのほか、「パンダだよ」の言い方が「にしおかすみこの女王様ネタ」という指摘もありました。
言われてからもう一度セリフを聞いてみるともうそれにしか聞こえてこなくなります(笑)
私が通ったら誰も来なくなっちゃうかも
最近ブレイクした超ネガティブ漫才の「宮下草薙」に似ているという指摘があります。
序盤では囲碁の対戦相手の息子が目に移り、勝手に「不治の病の息子」だと妄想してわざと負けています。
その後、森島直樹からパンケーキ屋さんに誘われた際には「大丈夫かな・・・。私が通ったらお店の雰囲気暗くなって誰も来なくなっちゃうかも」と超ネガティブな発言をしています。
「宮下草薙」の漫才に似ていますよね。
高須クリニック?
美容整形の院長を高須クリニックのパクリと言っている人がいましたがこちらはさすがに想像力がたくましすぎる気がします(笑)
パクリ?
そもそも、目元を隠すマスクヒーローというのはよくあるパターンです。
あのマスクとアメコミ風のポーズだけでパクリ認定は無理があるような気がしますね。
ゼブラーマンは白黒の生き物をモチーフにしたヒーローなので影響を受けていないと言うのは無理がありそうです。
哀川翔の作品なので「知らなかった」も通りません。
ですが個人的には「パクリ」とは違うと思います。
パロディ
私は「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」は真面目なアクションドラマというより、コメディ色の強い作品だと感じました。
つまり似ているものはパロディなんだと思います。
超ネガティブ発言が「宮下草薙」のパクリかどうかは置いておいて、あそこまで妄想だけで暗い発言をするのはもはやギャグです。
また、パクリやパロディとは無関係に第1話で会社の窓から飛び降りた女性の白線がとても大きくなっており、2メートルから3メートルのサイズになっていました。
あれは完全にギャグですよね。
このドラマはアクションシーンやシリアスな内容もありますが、コメディパートがかなりあるドラマです。
なのでパクリではなくパロディと言えるのではないでしょうか。
最後に
日テレドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」は第1話から何かに似ているシーンが多く「パクリではないか」とネットがざわざわしています。
シリアスなドラマだとしてみるとちょっと薄ら寒いですが、コメディとして肩の力を抜いて見れば面白いと思えてくるかもしれません。
私は前クールの「ニッポン・ノワール」のように「前代未聞のアンストッパブル・サスペンス」だなどと大風呂敷を広げて実は地下組織に強化人間にと後出しでギャグ要素を入れられるのは受け入れにくかったです。
ですが放送前から「催眠術でパンダ」という明らかにふざけている今作はギャグドラマとしてスムーズに入れました。
個人的に横浜流星や清野菜名、佐藤二朗など好きなキャストが多いのもあるため第1話は面白かったです。
アクションシーンはしっかりしていますし、今後も楽しみです。