みかづき

みかづき(NHK)コメディドラマ?原作でシリアスだったシーンが台無しに・・・

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NHKドラマ「みかづき」がスタート

しました。

 

原作は森絵都による同タイトルの小説です。

 

原作はシリアスな内容で、昭和から平成に

かけての公教育と塾との対立や貧困家庭の

学力問題などにも言及されている真面目な

物語でした。

 

しかしドラマ版は第1話が寒いコメディに

なってしまっていましたね。

 

正直がっかりです。

 

 

そもそも「みかづき」はラブストーリーではない

 

「みかづき」というタイトルは、登場人物の

カリスマ講師・吾郎による自伝という形を

とっています。

 

吾郎の用務員時代からを公教育と塾という

観点で描いた物語です。

 

ドラマでは吾郎が執筆途中の「みかづき」を

ラブストーリーと言っていますね。

 

この時点で脚本家がきちんと原作を読んで

いないような気がします。

 

それとも原作も「みかづき」は

ラブストーリーで私の読解力がないだけ

なのでしょうか。

 

 

1話がヒドい 笑えないギャグ・・・

 

第1話ではドン引きするギャグシーンが

ありました。

 

1つずつ見ていきましょう。

 

 

千明が亡くなったシーン

 

人が亡くなるシーンで遺影を映して

甲高い「チーン」の音だけというのは

いかがなものでしょうか。

 

悪ふざけに見えてしまいドン引きしました。

 

 

原作では千明からいつもガミガミ言われて

いた一郎が病院へ寄り付かず、辛うじて

臨終に間に合っています。

 

一郎は祖母・千明の死で就職活動が

できなくなるほどのダメージを受けて

います。

 

もう少し丁寧に描いてほしかったです。

 

 

吾郎の仕事を奪っておいてギャグ扱い

 

吾郎は当初用務員をしていましたが、

千明はその学校の校長に「用務員が

不適切な行為をしている」と密告して

います。

 

そして仕事のなくなった吾郎の前に

現れると、歌舞伎役者のような仕草で

自分がやろうとしている塾へと連れて

いきます。

 

こちらは上記の臨終の場面のような

「ギャグかもしれない」というレベルでは

なく、オモシロ音楽を流していますし

コメディシーンにしようとしているのは

間違いないですよね。

 

ですが千明はその時点では一緒に塾を

やろうとは伝えていません。

 

いきない怪文書を校長に送りつけて

人の職を奪ったのです。

 

 

なお、原作では千明は何度も塾講師の

打診をしており、それでも埒が明かない

ため強硬手段として密告をしています。

 

それはそれでどうかと思いますが、

ドラマではいきなりすぎて人間性を疑って

しまいますね。

 

 

最後に

 

NHKドラマのみかづき。

 

原作小説は教育をメインにした物語で

偏差値教育や貧困層の学力低下問題にも

切り込んでおり、かなり考えさせられる

内容でした。

 

ですがドラマはコメディ色が強すぎて

おかしなことになっています。

 

しかも不謹慎なギャグシーンを入れたり

他人の仕事を奪うシーンをギャグで済まそうと

しています。

 

このタイプのコメディを続けるのでしょうか。

 

面白いコメディならまだいいのですが

寒い上に品性を疑うネタが多いと見て

いられなくなってしまいますね。

 

原作小説が素晴らしいものだっただけに

ドラマがこのまま寒いコメディ路線を

続けるのなら悲しいです。

 

 

 

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