TBSドラマ「恋はつづくよどこまでも」の第2話では、こっぴどくフラれたはずの佐倉七瀬が懲りずに天堂浬に近づいていくという内容でした。
ヒロインの佐倉七瀬は明らかに看護師としての業務よりも天堂浬へのアピールに重きを置いており、仕事中にとんでもないミスを起こしますがドジっ子アピールをしてギャグ扱いで終わらせようとしました。
このことに視聴者から不満の声が上がっています。
ドジっ子ではなく医療事故
第2話で最も不満が大きかったのは使用済み注射針を自分の手の甲に刺してしまったことでしょう。
使用済み医療器具は通常の燃えるゴミ・燃えないゴミで出せるようなものではないですよね。
使い終わった注射針がどれだけ危険なものなのか、医療従事者でなくとも理解できるはずです。
ですが佐倉七瀬は「オウンゴール...」などと呟きギャグシーンのような描かれ方になっていました。
さらにその後、感染をチェックせずに「大丈夫です」と根拠のない自信を見せています。
ライバル看護師からも突っ込まれる
公式サイトで「ライバル」と紹介されている新人看護師・酒井結華から能力の違いについて
私は勉強したい
あなたは好かれたい
その違いじゃない?
と言われています。
視聴者の思っていたことを代弁するようなセリフでしたね。
病院という現場でやる内容ではなかったのでは
このドラマは「ドジっ子で恋愛脳の新人看護師とドSクールな医師の恋愛もの」ですが、人の生死が関わるような現場で恋愛ものをすることに抵抗を感じる人がとても多いです。
特にドラマ版では原作漫画と異なり、ヒロインが仕事中すらも恋愛脳を発揮しています。
原作漫画に人気があったのは、あくまで仕事中は必死に取り組んでいるという前提があった上で見向きもされていない医師に一途な想いを向けていたからではないかと思います。
※原作漫画でも仕事中に浮かれるシーンはあります
ドラマでは病棟の廊下で大声で恋愛話に興じたり、仕事中に「先生のドSハートを盗みに(きゃるん)」などとおちゃらけています。
医師と看護師が恋をしてはならないとは言いませんが、仕事に全力を投じた上でプライベートな時間にやってほしいですよね。
こんな病院に入院したくないという声も
仕事より恋愛が重要な看護師のいる病院に入院したくないという声がネット上にあがっていました。
大丈夫です。
この病院はフィクションであり、現実には存在しないので入院したくてもできません。
知人の医師が言うには、実際に同じ病院に勤務する医師と看護師が恋愛関係になることそのものがレアだそうです。
そして何よりもほとんどの医療従事者は仕事中に恋愛を持ち出したりせず真剣に取り組んでいます。
「人生を預かる」ということを重く受け止めている方がほとんどです。
このドラマは少女漫画が原作であり、少女漫画はヒロインの都合の良い世界という虚構の世界です。
最後に
TBSドラマ「恋はつづくよどこまでも」の第2話が放送されました。
第1話の視聴率の高さとは裏腹にネガティブな感想がネット上にあふれていますね。
少女漫画は実写化するのは難しいですよね。
特にこの作品は漫画だからこそできる表現や漫画だからこそ受け入れられる設定が多い気がします。
今期は他のドラマでも医療モノが多く、それらの多くは真剣に医療に取り組んでいるだけに異質な感じが受け入れられにくいようです。
当初のネガティブな感情は終盤に逆転するのでしょうか。
実はこのドラマの脚本家はあの「中学聖日記」の脚本家です。
中学聖日記も序盤は最悪な評価でしたが終盤には大きく盛り上がりましたよね。
このドラマも同様に大ヒットとなるのでしょうか。