TBSドラマ「キワドい二人」の神崎隆一は幼い頃に事件に巻き込まれています。
その場には黒木もおり、さらに刑事として二人の父が犯人と対峙していました。
原作ではどうだったのでしょうか。
当記事は原作小説での過去の事件について紹介します。
原作とドラマは大きく違う
ドラマ版では神崎と黒木は異母兄弟ですが、原作ではその設定はありません。
他にも、ドラマ版第一話に相当する原作のエピソードでは狂言誘拐など複雑な設定ではありませんでした。
同様に、過去の事件についても似たようなエピソードはあるものの同様の出来事ではなさそうです。
それを踏まえた上で、原作とドラマの比較のために原作での事件を紹介します。
因縁の事件
ドラマ版ではカフェでの事件のようですが、原作では病院に強盗に入っています。
その過去の事件では、少年だった黒木が人質に含まれていました。
黒木少年は一緒に人質となっていた幼い女の子を助けようと奮闘します。
ですが黒木少年の行動によって、女の子は犯人から階段を突き飛ばされてしまいます。
その結果、女の子は耳が聞こえなくなってしまいます。
黒木はこの事をずっと後悔しています。
助けられなかった女の子
黒木少年が助けようとしていた女の子は、なんと犯人の娘でした。
犯人は自分の娘を従順な人質として連れてきていたのです。
※日頃から虐待していたのか、犯人は娘が言いなりになると考えていました
この女の子は上述の通り、事件の後に耳が聞こえなくなっており、さらには父が犯罪者ということもありとても辛い人生を歩んでいます。
黒木少年は成長し刑事になってからも、助けられなかったこの女の子を影から見守り続けています。
黒木と神崎
この事件には神崎少年は登場しません。
登場するのは神崎隆造、つまり神崎隆一の父です。
※ドラマ版では父親の名前は隆造ではなく賢造
神崎の父親は当時現職の警察官で、この事件で犯人を検挙しています。
黒木少年は神崎・父への恩返しのために刑事を目指しました。
黒木が刑事になったときにはすでに神崎・父は引退していたため、恩返しのために息子の神崎隆一に手柄を立てさせようと行動します。
最後に
原作での黒木・神崎の因縁の事件について紹介しました。
ドラマ版では黒木は神崎・父(正確には黒木の父でもある)に尊敬どころか「絶対に許さない」と語っています。
幼少期の事件では神崎隆一が頭を打って記憶を失っているようです。
原作での助けられなかった女の子のポジションなのでしょうか。
ドラマ版ではどうなるのか楽しみですね。