伝説のロックバンド、クリエイションを
ご存知でしょうか。
日本三大ギタリストに数えられることも
ある、竹田和夫のロックバンドです。
クリエイションでは何度かメンバーの
刷新が行われ、ドラムの樋口晶之も
何度かメンバーから外れたことがあり
ますが、それでもクリエイションの
中心メンバーの一人でした。
目次
天才・樋口晶之
15歳でプロデビューした樋口晶之。
1971年には前述のクリエイションで
活動しており、ときおりメンバーから
外れることがあったものの、再結成後
現在に至るまでメンバーとして活躍
してきました。
海外では、フェリックス・パパラルディ
というアメリカのロッカーとともに
ワールドツアーなども行っています。
後続の育成
アン・ミュージック・スクールでは
講師を務めていた樋口晶之。
担当は当然ドラム科。
あの伝説のバンドの樋口晶之に直接
教わることができたなんて、なんて
贅沢な時代だったのでしょう。
ザ・ゴールデン・カップス
1966年に結成されたグループ・サウンズ。
樋口晶之はこのバンドにもサポートと
して参加することが多くありました。
1972年に解散したものの、その後2003年
から活動を再開、ドラムを担当して
いるマモル・マヌーがボーカルに専念
することが多く、ドラムの穴を埋める
形で樋口晶之がよく参戦していました。
クリエイション・樋口晶之最高の曲は?
多くのすばらしい曲があり、思い出の
あるクリエション。
一つに曲を絞るのは難しいですし、
人それぞれ思い入れのある曲は違い
ます。
それでも一曲挙げるのだとしたら、
私なら「スピニング・トゥ・ホールド」
です。
プロレス技でもあるこのタイトル。
実際にプロレスラーの入場曲としても
使われていたので、ロックのファン
だけでなく、プロレスファンにも知られ
ている名曲です。
スピニング・トゥ・ホールド誕生秘話
クリエイションの曲名にはプロレス技が
多く、この曲もプロレスラーの入場曲と
して使われてはいるものの、依頼曲とい
うわけではありませんでした。
発表された曲を気に入ったレスラーが
自身の入場曲として使うようになり、
それが元でプロレスファンの間で有名に
なっていったのです。
ネプチューンとクリエイション
実は、このスピニング・トゥ・ホールド、
ネプチューンの出演したコント番組
「笑う犬」内のコントで、原田泰造と
堀内健が替え歌で歌っています。
笑う犬はこの曲が発表されてから何年も
後の番組ですが、それだけ色あせない
名曲だということでしょうね。
現在の樋口晶之
2017年7月3日。
闘病を続けていましたが、残念な
ことになってしまいました。
7月29日には、日本最大級のロックフェス
「FUJI ROCK FESTIVAL」に、上述の
ザ・ゴールデン・カップスのサポート
として出演予定でした。
さらに、9月26日には、クリエイション
として大阪でBillboard Liveにも
出演が決まっていました。
最後の最後までバンド活動を続けよう
としていた樋口晶之さん。
本当にロックな生き方でしたね。
ご冥福をお祈りいたします。