山梨学院大学といえば、留学生を2区に置いて圧倒的な走りを見せる駅伝をすることで有名な大学ですよね。
しかし2020年の箱根には山梨学院大学の選手たちの姿がありません。
どうしたことでしょうか。
2019年の箱根駅伝
2019年では留学生のニャイロが出場しませんでした。
その影響もあり、序盤から苦しい展開となった山梨学院大学は往路でこそ繰り上げスタートは回避したものの、復路のラストである9区→10区の鶴見中継所で繰り上げスタートとなりました。
過去には優勝経験もある大学ですが、留学生頼りの戦略ということもありニャイロがいなくなると崩れてしまう脆さを露呈してしまいました。
そしてそのニャイロはすでに卒業してしまいました。
2020年箱根駅伝・予選会での屈辱
前回の箱根駅伝でシード権が得られなかったため、予選会へ出場しています。
実は山梨学院大学はシード落ちそのものは何度も経験している大学です。
ですので多くの駅伝ファンは山梨学院は当然本戦に駒を進めてくるものと思っていました。
しかし、ふたを開けてみると新しくやってきた留学生のムルアが総合10位でしたが他の選手が伸びずに全体の順位は17位となってしまいました。
予選会から本戦に進めるのは上位10チームです。
そして予選会の結果は15位までしかアナウンスされません。
つまり、山梨学院大学は今シーズンの予選会で名前すら呼ばれなかったことになります。
ニャイロの後継者は?
昨年まで山梨学院大学を引っ張っていたニャイロは卒業してしまいました。
今年からは留学生としてボニフェス・ムルアが入学しています。
ケニアの留学生で身長は180.8cmです。
まだ1年生ですが予選会では10位と好成績を残しています。
今後日本に馴染み、さらに成長していけば山梨学院大学を引っ張るエースになってくれることでしょう。
今後の山梨学院大学
これまでも指摘されていたように、「留学生頼り」の戦略には限界があります。
監督も選手もそれは重々承知しており、今までもチーム全体の底上げをしてきました。
しかし優勝候補になるような強豪校であれば黙っていても選手が集まりますが、山梨学院大学はそうではありません。
抜本的な改革が必要なのかもしれませんね。
最後に
2020年の箱根駅伝に山梨学院大学はいません。
1987年に初めて出場して以来、2019年大会まで毎年出場してきました。
平成時代は毎年出場していましたが、令和は1年目から躓いてしまいました。
絶対的エースのニャイロが卒業した影響も大きいのでしょう。
今年はケニアから新たにムルアを留学生として迎えていますが、今後は留学生だけに頼らないチームに成長して欲しいですね。