13年ぶりに復活した「ハケンの品格」ですが、第1話から飛ばし過ぎており大爆死するのではと予想している人が増えています。
特に実際に派遣で働いている人は非現実すぎてついていけないと感じてしまいそうです。
もちろんドラマはフィクションなので現実とは異なっていてもいいのですが、「いくらなんでも...」というファンタジーレベルのことをされるとさすがに困りますね。
第1話からありえない
派遣社員がセクハラを受け、それを別の派遣社員が派遣元(派遣会社)に訴えたら「本人が言ってこないから様子を見て」と有耶無耶にし、会社内の匿名意見箱に投書したら逆につるし上げを喰らうという展開でした。
さらに大前春子は大事な商談のクルーズ船の運転を放り投げてチェーンソーで入り口を破壊、その後船に戻って七輪でヒモノを与えたらロシア人が大喜びして商談も大成功でした。
セクハラそのものは今でもたびたびニュースになるなど問題ではありますが、人事部が派遣社員を監禁してつるし上げするなど法的に問題があるレベルです。
これが現実だったら連日ワイドショーで叩かれる内容です。
個人的にはロシア人が干物で大喜びしたことにもかなりの違和感を覚えます。
干物は日本でしか食べられないものではなく、ロシアでも保存食として干物や燻製を食べる地域が存在します。
そのため、干物を食べただけで態度が反転するようなことは考えにくいです。
そもそも大前春子が人として間違っている
これは2020年版に限らないのですが、大前春子にはヒューマンスキルが足りなさすぎます。
「面談で挨拶をしない」というのは仕事ができるできない以前の問題です。
また、以前仕事で一緒になった里中課長に対して「どなたでしたっけ」は単純に失礼です。
覚えていないことは仕方がないとして、喧嘩腰なのが理解不能です。
私だったらこういう人とは絶対に仕事をしたくありません。
前作では「虐げられている派遣社員に希望の光を与えるスーパーヒーロー」でしたが、今作でも同様なのでしょうか。
大爆死の予感?
13年ぶりの続編ということでファンが心待ちにしていた作品ではありますが、その分期待値も高くなっています。
実際、楽しみにしていた人の中には第1話に不安と混乱の声を上げている人も多いです。
ご存知の方も多いと思いますが、新型コロナウイルスの影響で撮影を自粛していた時期に第1シリーズの特別編が放送されました。
その平均視聴率はなんと10.0%です。
13年前は平均視聴率20.2%でした。
特別版は13年前の作品の再編集版とはいえ、視聴率が半分になったというのは驚きですよね。
テレビ離れが進んでいるので単純比較はできませんが、第1シリーズほどの盛り上がりは期待できないかもしれません。
あくまでフィクションとして楽しむべき
大前春子自身もエピソードも現実には存在しません。
なので実際に派遣社員として働いている人が視聴しても、導入部分くらいは「あるある」と感じるかもしれませんが、問題そのものも誇張されている上に解決策が突拍子もない内容なので共感はできません。
あくまでフィクションとして、「ねーよwww」とか言いながら楽しむべきドラマです。
最後に
日テレ「ハケンの品格2020」の第1話が放送されましたが、期待値が高すぎたのか内容が非現実的すぎたのか、「思ってたのと違う」という声が上がっています。
前作の視聴率は20%超でしたが、今回は大爆死の可能性があると感じている人は多そうです。
テレビ離れが進んだとはいえ、新型コロナウイルスでまだまだ外出を警戒して自宅にいる人は多いです。
そういった人たちを取り込んで盛り上がるといいですね。