エジプトは「世界三大客引きがウザい国」として有名です。
当然のようにボッタクリが横行し、さらには「外国人価格」が存在します。
私はエジプトを1か月旅行しましたが散々な思いをしました。
正直、一人でまた行こうとは思いません。
ただし、ピラミッドや王家の谷、紅海など素晴らしい観光資源がたくさんある国でもあります。
特にピラミッドは本やネットで知っているのと現地で見るのでは全く違います。
行くのなら日本人添乗員がいるフルパッケージツアーがオススメです。
※当記事はツアーの紹介ではないので安心して(?)読み進めてください
目次
行った街
カイロから入国し、ルクソール、紅海に面したダハブ、その南のリゾート地シャルムエルシェイクに滞在し、シャルムエルシェイク国際空港から出国しました。
観光としては王道のピラミッド(カイロ)、王家の谷(ルクソール)、紅海でのシュノーケリング(ダハブ・シャルムエルシェイク)がメインでした。
エジプト旅行の目的
エジプトは物価が安いというイメージがあったため、外こもりの候補地になるかどうかの調査という側面がありました。
私は普段ウクライナ・ジョージアを外こもりのメインとしています。
実はこの2か国からエジプトのカイロまで安い時は片道1万円台で行くことができます。
物価が安く暖かいのであれば、冬はこちらに避難するのもアリかもしれないと思っていました。
...そう、実際にエジプトに行くまでは。
カイロ国際空港からもうウザい
エジプトはノービザでは滞在できず、アライバルビザを取得する必要があります。
しかしそのビザを取得するための窓口はとても混雑しており、自己主張が激しい人が並んでいるとなかなか列が進みません。
やっとの思いでビザを獲得しイミグレ(入国管理)に行くと、驚くべきことに管理官は熟睡していました。
声をかけると不機嫌そうな顔で「ああん?」と言いながらスタンプを押しパスポートを投げつけてきます。
この「ああん?」は意訳ではなく本当にそう言いました。
この時点でエジプトへの不快感はマックスです。
街中のボッタクリドライバー
カイロではタクシードライバーがボッタクリします。
ルクソールでは馬車のドライバーがボッタクリをします。
カイロではUberが使えるのですが、車が来るのを待っているとボッタクリドライバーが客引きに来ます。
「ここにはUberは来ないよ」と平気で嘘をつきます。
ルクソールはもっと最悪です。
「タダでいいから乗ってってくれ」といって強引にマーケットに連れて行こうとします。
断ってもしつこく、進路をふさいで腕をがっちりつかんできます。
適当に「じゃあ夕方に」と適当な時間と場所を指定しても、ホテルまでくっついてくる上にその場で何時間でも待機しています。
いったいいくらボッタクる気なのかわかりません。
※ホテルのスタッフに頼むと撃退してくれます
外国人価格
カイロではナイル川クルーズなどが現地人と外国人で10倍近い値段の差があることは有名です。
それだけでなく、屋台や商店のほとんどは商品に値札をつけておらず、相手の身なりを見てふっかけてきます。
極々まれに相場通りの値段の商店がありますが、外見の違いがないので見極めるのは難しいです。
うるさい
エジプトの車はマナーが最悪です。
信号はあってないようなものですし、2車線道路では3列になって走ります。
当然横断歩道は止まりません。
そして意味もなくとりあえずクラクションを鳴らします。
私はクラクションがこの世で一番嫌いなものの一つなので、この一点だけででエジプト(特にカイロ)が嫌いになりました。
なお、エジプトのタクシーは客引きをするときもクラクションを鳴らして注目を集めようとします。
後ろから近づいてきて全力でクラクションを鳴らされ、「エジプシャン・プライスだよ」と満面の笑みを見せられて腹を立てない人はいるのでしょうか。
なお、バックパッカーの間では有名ですが「車の進行方向と逆に歩く(つまり車が左側通行の国では道の右側を歩く)」という方法を取るとタクシーが追いかけて来ることが少ないです。
行くならフルパッケージツアー
エジプトにはピラミッドや王家の谷などの遺跡があります。
教科書で散々見たので今更見ても...と思っていましたが、実際見るとやはりすごいです。
ただ、個人旅行だとそこに辿り着くまで(だけでなく辿り着いてからも)ウザすぎる思いをします。
行くなら日本からのフルパッケージ(日本の旅行会社による日本人の添乗員付きツアー)がオススメです。
インドなどのクレイジーな国でもなんとも思わないツワモノなら大丈夫かもしれませんが、エジプトは普通の旅行者にはストレスが大きすぎます。
ちなみに、私はピラミッドは現地で知り合った日本人と二人で、王家の谷はホテルで手配してもらったツアーで行きました。
どちらも厄介な出来事がありました。
私はもう行かない
私はもう生涯エジプトに行くことはないでしょう。
それぐらい嫌な思いをしました。
外こもりの候補地として重要なのは普段の生活で不快な思いをしないことです。
エジプトはその基準を全くクリアできていません。
ちなみに治安という意味では危険な思いはしませんでした。
ラマダン明けは危ないという話も聞きましたが、結果的に何事もなく過ごせました。
「そんなんじゃアフリカ旅行なんて絶対無理っすよwww」
「エジプトにはもう行かない」と口にすると、「自称・旅の達人」さんが「そんなんじゃエジプトの先のアフリカなんて絶対無理っすよwww」と煽ってきます。
ええ、行きませんとも。
というか私は一度もアフリカに興味があると言っていません。
行く気がない場所に「そんなんじゃ行けないっすよ」と言われても困ります。
自称・旅の達人先生様は自分が行った国に全ての旅行者が行きたがっているという勘違いをしますよね。
私も油断すると「すべての日本人がウクライナに行きたいに違いない」というありえない勘違いをするので気を付けたいと思います。
最後に
エジプトがウザかったというお話でした。
なお、当然ですがこれは私個人の感想であり、入国時点で不快な思いをした(それが理由で最初からエジプトをネガティブに見てしまっていた)という運が悪かった部分もあります。
毎年のように訪れているバックパッカーもいますし、特にダハブで沈没している日本人は多いです。
私個人としても、ダハブやシャルムエルシェイクだけであればまた行ってもいいかなと思います。
あくまで一個人の感想なので、「そういう意見もある」程度に参考にしてください。