TBSの心霊番組で使用した心霊写真が
合成写真、つまり偽物だったとして
ヤラセ疑惑で大炎上していますね。
でも、そもそも霊なんてこの世に存在
するのでしょうか?
個人的には、マンションの内見に行った
際に部屋中「手のあと」だらけの部屋に
遭遇したりしたことがあるため、完全に
否定しきれないものがありますが、
人によっては「おばけなんてないさ」と
言っている人もいます。
もし霊というものがこの世に一切存在
しないのであれば、TBSの番組だけが
ヤラセというわけではなくなりますね。
目次
問題になっているTBSの番組は?
TBSで年2回の特番として放送されている
「世界の怖い夜」という心霊番組です。
問題は2点
今回の問題は、2つの焦点があります。
それぞれの問題点を解説します。
1点目・心霊写真そのものが存在しない
まず1点目は、心霊写真が合成だったと
いう点。
つまり、写真はただの記念写真であり、
霊は合成で後から付け足されたものだと
いうことです。
今は写真のほとんどがデジタルであり、
合成のためのソフトも高性能なものが
たくさんあるため、簡単に合成心霊写真
が作れてしまいます。
フィクションとして楽しむのであれば
合成心霊写真というジャンルがあっても
いいかもしれませんが、フィクションで
あることを伝えずに、リアルなものかの
ように紹介してしまうのはフェアでは
ありませんよね。
個人的には心霊写真はストロボの反射や
プラズマ(若い人には伝わらないかも)
など、人工的に作られたものだと思って
います。
ですので、あくまで個人的な見解とし
ては、合成したことについてはそれほど
悪いことだとは思いません。
フェアではないですが、「どうせこの世
に心霊写真なんて存在しない」という
前提に立てば、気にならないレベルです。
写真が合成だったということは、当然
その場所に霊は存在しません。
心霊研究家のI氏が神妙な顔つきで
「事故死した女性の霊で強い未練を
感じている」と言っていたのが今になっ
てじわじわと面白くなってきますね。
2点目・写真の無断使用
上述の、霊の合成はいつものことなので
どうでもいいのですが、もう1点の問題は
そうはいきません。
なんと、この合成に使った元の写真は
所有者に無断で使用されたものだった
ということが、写真の持ち主によって
暴露されてしまったのです。
テレビ業界のコンプライアンスが厳しく
叫ばれる中、写真を無断使用してしまう
というのは問題がありますね。
ポジティブな内容に使うのであれば、
100歩譲って所有者が大目に見てくれる
かもしれません。
ですが、今回は霊が後ろに憑いている
という内容です。
心霊を信じていない人にとってはくだ
らない戯言ですし、信じている人に
とっても、気持ち悪い話ですよね。
しかも、今回は本来の写真には一切
霊は映っていないにもかかわらず、
勝手に合成で霊を付け加えているわけ
です。
所有者の怒りも最もですよね。
「世界の怖い夜」はやらせばかり?
実は、「世界の怖い夜」がやらせだと
うわさされるのは今回が初めてでは
ありません。
心霊スポットとして紹介された場所に
そもそも心霊のうわさが一切なかったり、
実際の撮影場所と放送での紹介した地名が
違っていたり。
「世界の怖い夜」は年2回の人気番組では
ありますが、放送のたびにやらせ疑惑が
ついて回っています。
個人的には、ホラー映画と同様の感覚で
視聴しているため、やらせであっても
問題ないのですが、リアルを求めている
方にとっては切実な問題ですよね。
いっそのこと、フィクションであることを
認めて、「信じるかどうかはあなた次第」
と濁してしまうのはどうでしょうか。
心霊番組が昔より減っている?
昔と比べ、最近は心霊番組はかなり少な
くなっていますよね。
その最大の理由は、「ネタ切れ」です。
昔ほど霊が映らなくなった
昔の使い捨てカメラのような質のよく
ないものであれば、光の反射など様々な
要因で「この世にないもの」が映る
ことがありました。
今のデジタルカメラは非常に高性能で
はっきりと映るためにぼんやりとした
得体の知れない部分というのが少ないの
です。
そのため、「霊にみえる」ような何か
わからないものというのが映りこまなく
なっています。
また、昔のカメラは現像してみないと
何が映っているかわかりませんでした。
今は、デジタルカメラで撮った瞬間に
確認ができてしまい、ちょっとでも
ぼやけていたり光の反射が悪かったら
削除して撮り直してしまいます。
その結果、仮に変なものが映ったと
しても、気がつかずに削除してしまう
ことが多いのです。
そのようにして、写真データとして
霊が映りこんだものが残ることが減って
いき、心霊写真が少なくなっていった
わけです。
心霊スポットが減った
スポットそのものが老朽化などを原因に
取り壊されていることも多いですが、
それとは別に、心霊スポットとされて
いる場所が、私有地であることも問題
です。
昔は、私有地だろうと関係なく、視聴率
のために強引に撮影していることが多
かったようですが、最近はさすがに
そのような無茶はできなくなっています。
そのため、心霊スポットに撮影に行く
にしても、その場所の所有者から許可が
取れないといったことが増えている
ようです。
同じ心霊スポットばかり放送するわけ
にもいかないため、心霊スポット巡りの
ネタはどんどん減ってきています。
そもそも、霊は実在するの?
一部に「視える」人がおり、それを
生業にしている方もいるために全てを
否定してしまうのは問題があるかも
しれませんが、視えない人にとっては
もともと霊は存在しないものです。
個人的にも、霊は存在しないと思って
います。
その理由としては、無念な思いが強く
残り続けてしまうのであれば、この世は
霊だらけになるからです。
未練を残さず旅立てる人は極めて少数
です。
ほとんどの人は、たくさんやり残しを
感じていたはずです。
となれば、この世には強い未練を残した
霊が溢れているはずです。
それなのに、合成が必要なほど霊が
少ないというのはなぜなのでしょうか。
霊にも消費期限のようなものがあるので
しょうか。
と、いいつつ霊に遭遇した話
私は上述のように、霊の存在に否定的です。
しかし、実は1度だけ、霊の痕跡を
目撃したことがあります。
それは、引越しのためにマンションを
内見して回っていたときのことです。
ある部屋に入った際、壁という壁一面に
手のひらの跡がべったりとついていた
のです。
赤ではなく、黒っぽい手垢のような汚れ
だったのですが、ロフトつきで天井が
2メートル以上あったにもかかわらず、
壁の一番上、そして天井までベタベタと
跡がついていました。
一部は手を引きずったような汚れに
なっており、かなりの気持ち悪さを感じ
ました。
なお、不動産屋さんには視えていなかっ
たらしく、私が「壁がヒドい」というと
「壁紙は大家さんに言って取り替えて
もらいますね」と、ちょっと汚れている
程度にしか認識していませんでした。
結局そのマンションには引っ越さず、
近くの別のマンションに決めたのですが
その部屋は借り手がつくようですが
すぐに引っ越してしまっているようで
した。
あの手のひらのあとは一体なんだった
のか。
今でもその部屋の前を通るたびに気に
なっています。
最後に
個人的には、1度だけ霊的な現象に
遭遇しているものの、それでもやはり
霊は存在しないと思っています。
ホラー番組はホラー映画と同じで、
あくまでフィクションだと思って見て
います。
ですので、心霊番組が合成写真やヤラセ
などで嘘の霊を持ち出すことはそれほど
問題だとは思いません。
ですが、やはりフィクションならば
フィクションであると伝えないのは
フェアではないですよね。
さらに、今回の「世界の怖い夜」では
無断で写真を使用した疑惑が持ち上がっ
ています。
写真の無断使用は、合成心霊写真よりも
問題があります。
事実関係をしっかりと確認し、この問題
については正しい決着をつけてほしい
ですよね。
できれば、次回からは、よりクリーンな
心霊番組として復活してほしいと思い
ます。
次回が冬に放送されることを楽しみに
待ちましょう。