ウディタというのはWolf editorというゲーム制作ツールです。
無料なので「お金をかけたくない」という人は重宝しますね。
ただ、このウディタには恐ろしいバグがあります。
それは「突如エディタが起動すらしなくなる」というものです。
ゲームを制作する際はGame.exeではなくEditor.exeをダブルクリックするのですが、一瞬画面が立ち上がるもののすぐに消えてしまいます。
※Game.exeのほうも立ち上がると同時に落ちます
ネットで検索しても答えが書かれておらず、途方に暮れた人は多いのではないでしょうか。
特に初めてゲームを作ろうとしている人がこれに遭遇すると一発で心が折れますね。
発生タイミングと原因
何等かの問題でパソコンやウディタがフリーズした際に通常と異なる終了方法を取ると極まれに発生します。
全ての状況に当てはまるかどうかはわかりませんが、私の場合はコモンイベントが問題だったようです。
といっても私の作ったものに問題があるというより、想定外の強制終了によってファイルが破損しているのだと思われます。
解決方法
まずは落ち着きましょう。
そして、ウディタのフォルダをコピーして「ゲーム名_バックアップ」と名付けておきます。
その後、ウディタのフォルダの「Data」→「BasicData」→「AutoBackup1」へと進みます。
この「AutoBackup1」フォルダ内にある「CommonEvent.dat」をコピーし、一つ前のフォルダ「BasicData」にある同じ名前のファイルを上書きします。
AutoBackupはウディタを起動する際に自動でバックアップしているファイル群です。
私はウディタもPCも常に起動しっぱなしなので、気付いたら1週間前のものしか残っていないという悲しみを味わったりします。
また、この方法ではマップだけは復旧できませんので、そこだけは改めて作り直しましょう。
バックアップは大切に
プログラマなら当たり前ですが、常にバックアップは取りましょう。
(と1時間前の私に言ってあげたい・・・)
ウディタは動画ファイルなどを使わなければファイルそのものが非常に小さいので、定期的にフォルダを丸ごとコピーしてバックアップしておくことをオススメします。
バックアップ名は「ゲーム名_日付」がオススメです。
心折れる前に
ウディタは無料で使えるため、初心者が一人で制作することが多いツールですね。
今回のようなバグなどに遭遇した際、心が折れてしまいそうになります。
バックアップがあったとしても、バックアップからデータが吹き飛ぶ直前までの作業を失うのは心に深いダメージを負うことでしょう。
とりあえずPCの前から離れて外で太陽か月でも見て来ましょう。
失ったものを取り戻そうと焦ると、さらに余計なミスをして取り返しのつかないことになりかねません。
最後に
ということで、ウディタで私が遭遇した厄介なバグの解決方法をメモしておきました。
ネットで検索しても出てこなかったので他の人は遭遇していない「私のPC環境でのみ発生するバグ」かもしれませんね。
マップが壊れたりバックアップまで巻き戻ったりするのでバグが発生していないのならなによりです。
みなさんも無事にゲームが完成するよう祈っています。